聖山にブナ林を!

ブナの森

ブナの森は緑のダムと呼ばれています。それは、広葉樹の中でもブナの落ち葉が腐りにくく、厚い落ち葉の層を作るからです。落ち葉の層にたまった水がゆっくり土の中に浸み込み、やがて泉となって田畑を潤すからです。

私たちは、長野環境パートナーシップ会議の1プロジェクトとして、聖山パノラマスキー場跡地の自然再生に取り組んでいます。草原の生物多様性と、母なる森「ブナ林」の再生に一緒に取り組みませんか?

活動は5月から10月までの毎月第2土曜日です。

集合時間 午前9時
集合場所 「慶師入口」バス停留所
持ち物  弁当、飲み物、雨具
参加費  無料

※スキー場跡地までは車での移動が必要です。ご参加の方は予め農楽里ファーム(026-266-3034)にご連絡ください。

  • 5 月11 日:聖山登山と草原の植物調査
  • 6 月8 日:ニセアカシアの再生確認と侵入樹木の伐除
  • 7 月13 日:草原の植物調査と侵入樹木の伐除
  • 8 月10 日:シードトラップの設置と草原の植物調査
  • 9 月14 日:森林の植生調査と樹木種子の収集
  • 10 月12 日:苗木の植替えと樹木種子の播種

※  服装:いずれも山の斜面での活動になります。登山に準じた装備、雨天(聖山は霧が出やすい)時の雨具の用意が必要です。

  • 大岡へは篠ノ井駅東口から長野市の市営バス「樺内行き」が1 日4 往復運行されています。
  • バスの時刻は篠ノ井駅前8 時10 分発で、帰りは慶師入口発13 時56 分です。乗車時間は50 分程になります。
  • 可能であれば、乗用車の乗り合いでご参加ください。

<聖山のブナ林について>

昔の地図(大正初期)を見てみると、聖山の半分は草原に覆われていたようです(地図)。大岡の各集落では、昭和30年代後半まで牛や馬が飼われていたようですが、入り会いの秣場は牛馬の飼料を調達するためにも、また炭俵の材料を得るためにも必要不可欠な場所でした。

しかし、大岡村の財政運営の必要性から明治40年、村の基本財産の形成を目的に山ブナの売却が行われました。この基本財産の積立で分教場などの建設が行われたとのことです(大岡村史466p)。

ブナの木の生長は緩やかです。ブナを伐採した後にカラマツやヒノキが植林されましたがまともな用材となる前に木材の値段は下がり、利用されずに放置されています。

聖山パノラマスキー場の跡地には、スズランやコウリンカ・ヤナギランなど草原に特有な草花の生育が確認されています。スキー場跡地には草原として残して行く価値のある場所と、ブナ林を復元していく必要のある場所が入り組んでいます。多くの生き物がこの聖山で生命を謳歌し、多様性を育むためにも草原の維持とブナ林の復活が欠かせません。