Archive for 10月, 2011
昨日からお泊りのお客様と一緒に、麻績村「横屋の地玉子」の岩永さんのところへ、ケイフンを頂きに行って参りました。
岩さんは、ちょうどニワトリたちのご飯を作っているところでした。
岩永さんのニワトリたちは幸せです。
近場から集められた玄米、白米、小麦、オカラ、そして、カキガラ、トウモロコシなどを手で混ぜ合わせた、なんとも手のかかったご飯を頂けるのですから・・。
素材を素手で混ぜ合わせる岩永さんです。
養鶏場には、最近居付いたという新たな猫がおりました・・。
「たま」と命名されました!
アメリカンショートヘアー+ペルシャ ・・・で、しょうか?
シルバーの長い毛並みが美しい猫です。
こちらは、岩永さんの赤ちゃん。まだ生後一カ月です。
「康介」くんと命名されました!
康介君を見つめるお母さん、幸せいっぱいです。。
そして午後には、京美人のみきさんのおうちにおじゃまさせて頂き、京都の見どころなどを教えて頂きました。
みきさんとたいちくんです。
赤ちゃんの持ついのちの輝き、そして、赤ちゃんに愛情を注ぐお母さんの輝き!
赤ちゃんのいる空間は本当に幸せに満ちています。。
午後から雨になりました。
今日は、お忙しくてしばらく農楽里へお越しになれないでいるお客さまから、久しぶりのお便りが届きました。
以下、お手紙の内容です。。
「自分は足る事を知れば幸せになると思いますが
未だ満たされない思いがあり、幸せと体が認識していません
今の状況は充分幸せじゃん多くを望むな
という気持ちと
一番大事なとこが、ぽっかり欠けている限りは周りがいくら埋まっても幸せではない
という気持ちが
ずっと交錯してます
悟っていない自分はキライではないですが、
心底幸せを感じたいです。
いずれにせよ自分次第+αで
自分次第の部分を頑張るしかないんですが、
アンコントロールな部分を呪う気持ちはなかなかはがれませんね…
人間が自然に対してもアンコントロールなものとして畏れる事ができて。
普通に頑張っていけばいいこときっとあるって信じてます
大事なのはこの世界に対する認識です
その上での、「普通に頑張れば」です。
…とまあ相変わらず屁理屈屋ですが、
こんな自分も言葉を失いただ安らぎを感じる場所
寂しさや幸せや そういった個人の感情がちっぽけになる場所
農楽里に行きたいです 」
Aさん、素直なお気持ちを届けてくださって、どうもありがとう。
いつでもまた農楽里へ遊びにいらして下さいね・・。
北アルプスに雪が積もりました。爺が岳から北の峰々に・・・
10月3日は「登山の日」なそうです。 この日生まれの方は、山がお好きな方が多いのでしょうか・・!?
今日は、もち米「フクシマモチ」の稲刈りをスタートさせました。
「フクシマモチ」は、昭和の初期に福島県で育種された品種なそうです。
昔、大岡で栽培されていたのが、昭和10年代から30年代頃のようです。
化学肥料が広まる以前の品種ですので、無肥料でもこんなによく育ってくれました。
背丈が高い品種ですので、化学肥料が使われるようになると育ちすぎて倒れやすくなったために、栽培されなくなったのだそうです。
夕日が降り注ぐこちらの稲は、デフさんのもう一枚の田んぼのコシヒカリ。
このコシヒカリも、よく育っています。
午後には、児童クラブの運営についてのご相談があり、地域のご長老池内朝雄先生のお宅を訪ねました。
いつもの4畳半の茶の間にて・・・。
農楽母さんは、この小さくても暖かな茶の間に入るといつも感じます。
「もう少し年を取ったら、これくらいの小さな部屋があれば十分だなあ。。大きなスペースはいらないなあ。。」と。
先生と奥様のまさこ子様(笑)です。
とても仲睦ましいご夫妻で、先生は「生まれ変わってもこの人と一緒になりたいと僕は思っています。」とおっしゃるのです!(笑)
これは、三浦綾子氏が言うところの「人格の結合」たる結婚ですね!
先生、どうもご馳走様でした!(笑)
そのように言えるようなパートナーに巡り合えるというのは、人生最高の幸せですね!!
稲刈り間近のアトリエデフさんの田んぼに、イノシシが入りました!
電気柵を張り巡らせてあるというのに・・です。
よくよく見てみますと、、モリモリとした置き土産が残されていました・・。
さらによく見てみますと、、置き土産の中にはもみ殻や稲わらが混じっています。。。
お米をご馳走になったお礼、というわけですね・・。(涙)
来週には、デフさんの稲刈りイベントをする予定だったのですが、被害が広がらないうちに急遽、稲刈りをスタートさせることになりました・・。
はざ架けされた稲です。今年、デフさんのコシヒカリは豊作です。
さて、、
今日は、福島県双葉郡浪江町から長年有機農業を続けてこられたご夫妻が移住先を探しに大岡を訪ねて来られました・・。
お話しをお伺いし、簡単なご案内をさせて頂きました。。
3.11以降、ご家族はバラバラとなり、現在も大変なご苦労をされて移住先を探していらっしゃいます。
すでに北海道や青森にも移住先を求めて探しに行かれてきたそうです・・・。
この、移住先探しに対しては、今の段階で、国からも県からも何の支援もないのだそうです・・・。
本当に、体力的にも精神的にも経済的にも、とても大変なことで、お話を伺っていて胸が痛みました・・。
どうか、ご希望に添う移住先と農地が見つかりますように・・。