Archive for 3月, 2012

3月 31, 2012

昨日はいよいよ春到!、と信じたのに、、、またまたじらされてしまいました・・。

今日は、朝から冷たい雨で、そして午後には雪になってしまったのです。。

何なのでしょう、今年の春のこの寒さは・・。

この悪天候の中ですが、今日は東京からお客様がお見えになります。

お一人は、「福興ファーム 点」メンバーの田村さん。

薪ストーブとお炬燵、そして農楽子猫たちと一緒にくつろぎの時間を過ごしています!



3月 30, 2012

今日は、アトリエDEFさん(http://www.a-def.com/index.php)のお味噌の仕込みの日でした。

仕上がり約100キロの味噌をDEFの皆さん、農事通信員の笠井さんと一緒に仕込みます。

まずは、、大窯で大豆の「さとういらず」を柔らかくなるまで煮上げます。

大豆が柔らかくなるまでには数時間かかりますので、その間は縁側でのんびりと日向ぼっこ。

笠井さんは、フキノトウを採りました! もうこのところ、春爛漫の笠井さんのおかげで、農楽里の雪解けも一気に進んだようです!(笑)

さて、、大豆がふっくらと煮上がりまして、、、

次には、大豆と塩切り麹を混ぜ合わせます。

良く良く混ぜ合わせた後で、丸い玉にして、、

ペッタンペッタンと、味噌樽の中にたたきつけて詰めていきます。

そうして仕上げには、クマザサの葉を敷き詰めて完成です!

今年も、どうか美味しいお味噌になりますように!

今日は、郡山から遊びに来ていたみやびちゃんも、伸び伸びと遊ぶことが出来てとても楽しかったようです!

みやびちゃん、郡山では原発事故以降、野外で遊ぶことがほとんど出来ませんでした。草花に触ることも出来ませんでした。。。

久しぶりに子供らしく遊ぶことが出来て、本当に良かったです!

これからもいつでも遊びに来て下さいね!

最後に、お疲れ様の珈琲ブレイク。 笠井さんのお土産の納豆ドーナッツを皆さんで頂きました!

アトリエDEFの皆さん、笠井さん、みやびちゃん、準備から片付けまで丸一日どうもお疲れ様でした!!



3月 30, 2012

春を感じさせる、暖かな陽気の一日でした。

そこかしこにまだ雪は残っているのですが、、

雪の合間からは、、ほら! フクジュソウの花が元気に顔をのぞかせています!!

そして、フキノトウや、、

アサツキも背を伸ばし始めました。

梅の木の周りは雪解けが早く、フクジュソウも満開です。

春かな、と思うとまた雪が降って冬に逆戻り・・・が繰り返された3月でしたが、今度こそ春到来でしょうか・・!?

もう、、、これ以上じらさないで下さいね!(笑)



3月 28, 2012

もう、あと数日で4月に入るというのに、、今朝からずっと雪が降り続いています。

少しべたっとした重い雪に覆われて、咲き始めたスミレの花もフクジュソウの花も姿を隠してしまいました。。

乗用車も軽トラも寒そうです。。

今年の春はまだ遠いのでしょうか・・。



3月 26, 2012

3月24日は、埼玉県飯能市にて、京大原子炉実験所助教、小出裕章さんの講演会が開催されました。

農楽母さんと、農事通信員の笠井さんは小出さん講演会in飯能実行委員会の長野支部!?として、密かにお手伝いをさせて頂いておりました・・。

実行委員長のあかねさんを中心に、最終的には90人を超える実行委員が集い、昨年の6月から準備を進めてきたこの講演会。

昨年末2万枚のチラシが配布される以前に口コミだけでチケット1000枚が販売完了となったそうで、飯能市には意識の高い市民が大勢いることにまずは驚きました!

あかねさんを中心に当日の段取りを確認中です。。

こちらは、若いお母さんたちの手刺繍で作られました横断幕です。。大切ないのちを守ろうとする暖かい気持ちが伝わってきます。

書籍販売コーナーでは、長野のオフィスエムさんの本や『たぁくらたあ』も販売させて頂きました。

準備中の笠井さんとゆいちゃんです。

震災・原発特集の「たぁくらたあ」3部作。

坂田静子さんの「聞いてください」や、酪農家の長谷川さんの講演録、そして、「女たちの3,11」と題された渡辺一枝さん、坂田雅子さん、纐纈あやさんの対談集。オフィスエムさんの本は、どれも内容の濃い深く考えさせられる内容のものばかりです。

こちらは、郡山市のお母さんグループが手作りで制作しているコサージュです。

コサージュの裏には、「わすれない ふくしま」と、メッセージが書かれています。「今もまだ不安を抱えながら福島で暮らしている私たちがいることをどうか忘れないで下さい」との気持ちをこめながらひとつひとつ丁寧に作られているコサージュです。 一つ500円で、全額が郡山の子供たちの活動の支援として届けられます。

皆さんからも、ぜひご支援をよろしくお願いします!

詳しいお問い合わせ先は、村田みかさん ℡090-8644―1638 までお願い致します。

会場となった飯能市市民会館大ホール、全席がほぼ埋め尽くされました。

小出さん、殆どお休みを取る暇もないままに研究と講演活動、その他取材や執筆等を続けていらっしゃいますのでいつもお体のことが心配になるのですが、さすがに少しお疲れの様子ではありましたがとてもお元気そうで一安心。。

今回会場との質疑応答の中で一番印象に残ったのは、以下の質問でした。

この問いに対する小出さんのお考えは、

1つには、「カネさえあれば豊かになれる、という考え方で政治や経済が動いてきたこと」

もう1つは、「日本では、核と原子力を巧みに使い分けてきているが、原子力というのはもともと核兵器を持つために開発されたもの。核兵器を作りたい、と考えている限り、原子力施設はなくならないだろう」

講演会終了後の交流会会場で。

お疲れにもかかわらず、交流会に参加された皆さんの質問に対し、いつもの通りの笑顔で、そして1人1人の目をきちんと見ながらに本当に丁寧にお話しをして下さいました。

交流会には、赤ちゃん連れの若いお母さんたちも何人か参加されていました。

赤ちゃんは、純真無垢で本当に可愛い生き物です!

この子たちが暮らす社会が、少しでも明るい未来を感じられる社会でありますように・・・

そして、人として生まれたことに少しでも幸せを感じられるような社会でありますように・・・

小出さんは語ります。

「本当に大切なものは何なのか? それを自分の頭で考えて、自分の意思で決めて、そして発言し、行動する人になってください」

と。。

子どもたちの未来のために、、、農楽母さんもまた、自分の置かれた場所で出来ることを続けていきたいと思います。

小出さん、どうもお疲れ様でした、そしてありがとうございました。

あかねさんはじめ、飯能実行委員会の皆さん、本当にどうもお疲れ様でした!!



3月 22, 2012

春一番が吹きました。

昨日までの冷え込みとは打って変わって、気温も温みました。。

こういう日には、すぐ体が反応してしまいます。。

つい、睡魔が襲ってくるのです。

そして、それは農楽子猫たちも一緒。

お炬燵でうとうととしている農楽母さんの横へ来て、コテン、です。

寝顔があまりに可愛いので、、、アップの一枚を!

猫好きにはたまらない、くつろぎのひと時です!



3月 21, 2012

今朝も雪が降っていました。。。

春を感じさせるような暖かい雪ではなくて、真冬のような粉雪が・・・

このところ毎日のように、今年は春が来るのが遅いなあ、と感じています。

野菜の種まきを遅らせることが出来る分、少しのんびりとは出来るのですが、、この先春からどんな陽気になるのか不安も感じています。。

今日は、夕方になってから北アルプスがくっきりと姿を現しました!

大岡村は、聖山という独立峰の西北斜面に面していますので、北アルプスの山並みを屏風のように望むことが出来ます。。

日の出を拝むことは出来ませんが、アルプスに沈む夕日もまた、美しいものです。



3月 20, 2012

昨日のことです。。

農楽娘が小学生のころからお世話になって来た、古代茜染作家の田中ゆきひとさん&シンガーソングライターの野田純子さんに、長野を出て東京の学校へ行くことについてのご報告とご挨拶に伺ってきました。。

信州中野市の工房翔天地にて、紀州犬のアカネと一緒に・・・。アカネは農楽娘が大好きで、すぐお腹を見せてしまいます。。(笑)

ゆきひとさんが、はなむけのとても厳しい言葉を授けて下さいました。

「アーティストとして生きていくということは魔界に生きる、ということ。世間的な「そういうもんだよ」とか、「みんなこんなもんだよ」なんて言う、平均化された尺度に惑わされては駄目だ。一般的な枠に収まってはいけない」

「学校へ行っても、先生の影響を受けることはない。技術は学んだとしても、感性は学ぶものではないし、教えられるものではない」

「自分のワールドを大切にし、自分の表現の中で、思いっきり暴れろ。決して小さく収まるな」

「人間は死ねば物質的には灰になるだけ。一回きりの人生、やりたいように思いっきり生きてみろ」

「大切なのは、「人として」という立ち位置に立ってどう判断し、何を表現するか、ということ。人に生まれて人として何を伝えたいのか、メッセージが何なのか、それをしっかりと持て」

etc、etc・・・

傍で聞いていて、背筋がぞくぞくとするような重みのある言葉でした・・。

農楽娘は、これから東京へ出て辛い体験をたくさんするごとに、ゆきひとさんの言葉の意味をもっと深く理解できるようになるのかもしれません。。

ゆきひとさん、純子さん、アーティストの大先輩として、これからもどうぞよろしくお願いします!!

そして今日は、農事通信員の笠井さんが、ケーキを持って遊びに来てくれました!

ケーキはちょっと崩れていますが、、、これは仕方がありません、、なにしろ長時間、つづら折りの山道を走って来なければならないのですから・・。

農楽娘のためにケーキを作ってくれ、こんな山奥に来て下さることだけでとても嬉しいのです!!

いつもお姉さんのように本音で話をしてくれる笠井さん、きっとこれからは東京でお会いする機会も多くなりますね!

これまで通り、どうぞよろしくお願いしますね!!



3月 20, 2012

今日は、3月20日、春分の日。

この日集落では、デードーボーという、魔除けのわら人形を作り、昔集落の入口であった場所に立てる行事を行いました。

昔は子供たちで行う伝統行事であったこのデードーボー、子どもがいなくなった今では、お年寄りだけで細々と続けられています。

久しぶりに、集落のじいちゃんばあちゃんたちと一緒におしゃべりをしながらわら人形を作ります。

場所は、集落の集会場、昭和30年ころに建てられた慶師クラブです。

稲刈や脱穀以来、久しぶりにわらに触れたのですが、触れる瞬間にわらからふっと神聖な感じを受けました。

わらを跨ごうとしたじいちゃんは、ばあちゃんに「神様を跨いじゃいかんよ!」とたしなめられていました。

自分の感覚、そしてこのばあちゃんの言葉に、一木一草にも神が宿るというアニミズム的な感覚が生きているのを感じ、嬉しくなりました!

農楽母さんの作ったわら人形のお顔は、ちょっとマリリンモンロー風!?

参加した皆さんで作った個性的なデードーボーたち!

少し歩いたところまで運びまして、土に竹を差し込んで一本一本丁寧に立てていきます。

あれ?集落で暮らす猫たちのための、猫のデードーボーもありましたよ!(^^)

この一年も、集落の皆さんが健康で無事に過ごすことが出来ますように・・・!

デードーボーさん、お守りくださいね!



3月 20, 2012

今年も、もうすぐ味噌を仕込みます。

そこで、みそを仕込むときに使用する米麹を3日間かけて作りました。

まずは、お米をセイロで蒸します。

そのお米を清潔なシーツの上に広げて、、温度を見ながら種麹を全体にまぶします。

種麹を良く良くまぶして、、お米を一つの大きな塊にまとめます。

目には見えない小さな麹菌たちが、良く働きますように・・・と、手を合わせて祈った後で、、

最後に、新聞紙や毛布をかけて約24時間そっとしておきます。。

あくる日、毛布を除けてみますと・・・

ほんの少しですが、甘酒の香りが漂い、白い菌糸が伸び始めているのがわかります。。

お米の山を半分位の高さに崩して、、さらに半日そっとしておきます。

夜になって毛布を開いてみますと、、、

白い菌糸がさらに増えているのがわかります!醸されて行っていますね~!!

最後に、お米を薄く波のように広げて、毛布の量を半分量に減らして、3日目の朝を待ちました。

菌糸が全体に回り、麹が完成しました! パチパチ!!

仕上げは、海の塩をよく混ぜ込み、塩麹にして味噌を仕込む日を待ちます。

今年の味噌の仕込みは、3月30日(金)です。

アトリエDEF さんのお味噌、仕上がり200キロ分を仕込みます。

朝早くから大きな竈で豆を煮ています。

豆が煮上がるのはお昼頃でしょうか、、、豆を潰して塩麹と混ぜ、細長い樽にペッタンペッタンと味噌玉を叩きつけて仕込んでいきます。

体験されたい方は、どうぞお気軽にご参加くださいね!!

お問い合わせは、norari@grn.janis.or.jpまでどうぞ!