Archive for 9月, 2019

9月 30, 2019

フィレンツェからバスで約1時間半、途中、Poggibonsi(ポッジボンシ)というう街で一度乗り換えをして、San Jimignano(サン ジミニャーノ)に向かいました。

サンジミニャーノは、塔で有名な観光地。ユネスコの世界文化遺産にも指定されています。中世の最盛期には、72もの塔がそびえていたのだそう。現在残されているのは14棟。城壁に囲まれて、中世の街並みにお土産屋さんやカフェ、レストランが立ち並んでいます。

緩やかな丘陵地の中に、サンジミニャーノの街が遠く見えます。

少しアップに、、

街の中の様子です。

井戸のある広場。

この広場が、夜はこういう光景になります。この日は満月!丸い月が、建物間から上っていくのが見えました!

夜には、街のお土産屋さんは閉まってしまうのですが、カフェは遅くまで開いているようでした。

サン・ジミニャーノの街を後にして、月明かりの下、てくてくと宿まで歩いて帰りました。。農村部は交通の便が良くないので、車が無いとひたすら歩くしかないのですが、これが、満福続きのお腹にはとても良い運動になりました!

帰る道すがら、遠くに臨んだサン・ジミニャーノの夜景です。都会の高層ビル群に見えなくもない!?

この日の宿は、Agriturismo il Monekino(アグリツーリズモ モンキーノ)。

写真は、明るい時に撮影したものです。

お庭には、子猫もいて、、

宿の奥さんも、笑顔の可愛い気さくな方でした!

モンキーノさんではB&Bにしたので、ステイ時間が短く、あまりお話をすることが出来なかったのが残念でした。。



9月 27, 2019

長野県立大学健康発達学部の皆さん、いよいよ明日は稲刈りですね!

夏の間、結局草取りを十分にできず、草の中に稲が生えている感じなのですが、棚田は金色に染まっていますよ!

大豆の方は、ナカセンナリなど、ちょうど枝豆としての食べごろになってきました。

明日のお昼は、採れ立ての枝豆もいただきましょうね!



9月 25, 2019

フィレンツェから電車で40分ほど、Penna Alta(ペンナ・アルタ)町のMontevaruchi(モンテヴァルキ)駅から、車で約10分くらいのところに、Il Canto del Maggio(イル・カント・デルマッジョ)があります。

駅には、宿のオーナーのシモーナさんが迎えに来てくれました。

シモーナさんも、とても気さくで親切な方でした!

郊外の町並みを車で走り、急勾配の坂道を上っていた先に、急な坂道に石造りのレンガ色の家が並ぶ、小さな集落があり、その中ほどに、レストランと、宿泊棟が並んでいます。

レストランの前で、シモーネさん、シェフのお父さんと!

写真ではわかりにくいかもしれませんが、慶師集落の棚田よりも急な坂道かも!!??

坂道を上り詰めた丘の頂には、オリーブ畑と、菜園、プールがあります。

お野菜は、どれも美味しそう!

プールサイドには、ブドウ棚があり、適度な木陰を作ってくれています。

宿泊した部屋(家!)は、こちらでした。シモーネさん一家は、空き家になっていく古い家を少しずつ買い取り、手直しをして宿泊できるようにしています。現在は9棟あるそうです。

1階には小さなキッチンもあります。

2階のベッドルーム。

バスルームは、天窓から差し込む陽射しでとても明るい!

一件のおうちに、ゆったりと、住まうように泊まる感じです。

お父さんと、ワンちゃん。そして、仲良しのドロボウカササギ!

毎朝、ご飯をねだりに来るのだそう!可愛い!

1泊目の夕飯です。

お料理もワインも美味しくて、お腹いっぱいになってしまいました!

2日目は、午前中から、お父さんの料理教室です!

教室は、ランチまでですべて終わらなかったので、続きは夕方からディナーまで!

おしゃべり上手のお父さん、お話がとても楽しくて、お料理ももちろん最高に美味しかったです=!

いろいろな、クロスティーニ。

この白いんげんは、希少種なそう!

イワシのマリネ、リキュール漬け。

ポルチィーニ茸のラビオリ。

Piti(ピチ)という、うどんのような生パスタも美味しかった!

ナスのトマト煮と、セロリボール。

途中、おやつには、手作りのビスコッティ!(^^)

モーニングは、ビュッフェ形式で、シモーネさんの手作りの美味しいお菓子がたくさん並んでいて、2日間とも朝からとても華やかでしたよ!

夕飯でお腹いっぱいになりすぎて、モーニングのお菓子を全部食べられなかったのは、本当に残念!

「イル・カント・デル・マッジョ」は、「5月の囀り」という素敵な意味なのですって!

本当に素敵な宿とお料理で、また行きたいと思います==!!

シモーネさん、お父さん、楽しいひと時をありがとうございました!!



9月 23, 2019

フィレンツェの郊外、南西に10キロほど行くと、Scandicci(スカンディッチ)という町があります。サンタ・マリア・ノヴェッラ駅からトラムで15分~20分くらい。

目指すは、スカンディッチ駅から車で5分くらいのところにある、Podere Val di botte(ポデーレ・ヴァルディボッテ)というアグリツーリズモの宿。

駅までは、送迎してくださるので安心です!

緩やかな丘陵地帯にオリーブ畑が広がり、糸杉がアクセントを添える景観を、宿のお庭から望めました!うっとりする美しさでした!!

母屋の外観です。

お部屋も、アンティークでとても可愛らしい!

母屋に続くでこぼこ道の左には、馬小屋もあって、お馬さんが2頭いました!

ワラをあげているのは、ご主人のジャンカルロ。馬小屋が傾いているのは、少し前に強風が吹いて傾いてしまったのだそう。。

ヴァルディボッテは、オリーブ畑もワイン用のブドウ畑もお野菜の畑も果樹も、

すべてオーガニック。女主人のヘレン曰く「ヴェリーヴェリーオガニック!」笑

その、畑から、今夜の夕飯に使うフルーツやお野菜を採って歩きました。

プルーンを採るヘレン。

カボチャに、青いネットがかけてあるのは、イノシシの被害があるからなそう!

畑には雑草たちもたくさん生えていて、その中からお野菜を採る感じは農楽里と一緒!(^^)ただ、雨量の違いでしょうか、雨が少ないせいか雑草たちも草丈が低くておとなしい感じ。大岡では、背丈を超えるほど雑草が伸びてしまいますのでこれは羨ましいです!

草ぼうぼうでも、ここはちゃんとした畑なのです!(^^)

ヘレンとワンちゃん、絵になっていますね!

収穫したフルーツやお野菜たち、、不揃いだけど味が濃くて美味しい!今夜はこれで料理教室もお願いしてあります!

お庭では、小さなお嬢ちゃんが裸足で駆け回って遊んでいたり、、

トリュフ犬のワンちゃんが、なつっこく寄ってきては遊ぼうとせがんだり、、

隣のワンちゃんは、ぬいぐるみではなくて、立派なトリュフ犬!

絵にかいたような、幸せな田舎の農家の光景なのでした。。

さて、夕飯の料理教室です。

メニューは、クロスティーニ、トリュフのオムレツ、鶏肉・プロシュート、セージのソテー、アマトリチャーナ、プルーンのタルト、、

先生は、ヘレンと、お婿さんのマルコ。

時々、畑仕事で汗を流したジャンカルロがつまみ食いに来たりして、、笑!とにかくアトホームで和やかな料理教室で最高でした!

とにかく、採れ立ての原材料をふんだんに使います!

このすり下ろしているのは、実はトリュフ!お皿に山盛りのトリュフを、ひたすらすり下ろし、ごく低温のオリーブオイルで温めて、オムレツにかけて頂くというぜいたくさ!この日一日で、一生分のトリュフを頂いた気がいたします。。

プルーンのタルトも、プルーンがこんなに沢山入ります!ヘレン曰く、「フルーツはとにかくたっぷりと!」

夕飯は、母屋に隣り合わせた、たわわに実るぶどう棚の下のテーブルで、ご家族の皆さんと一緒に頂きました!ブドウを食べに来るハクビシンがいないというのも羨ましいですね!

ヘレンの娘さんは、昔、日本の表参道のイタリアンレストランで働いたことがあったそう!ご家族そろって日本びいきの皆さんです!

これが、トリュフのオムレツです。トリュフ山盛りかけ放題!

お野菜の付け合わせに、鶏肉・プロシュート・セージのソテー、、

プルーンのタルト。

どのお料理も、そしてワインも、とても美味しかったです~!でもやはり強く印象に残っているのは、トリュフのオムレツでした!

明けての日のモーニングです。チーズに生ハムに、トマトに、パンに、手作りジャムにヨーグルトにフルーツジュースにエスプレッソ等々。。

ヘレンの手作りジャムたち!甘さがちょうどよい感じでどれも美味しかったです!

そして、このイチジク!今まで食べたイチジクの中で一番美味しかった~!

景色が美しくて、畑のお野菜たちもフルーツも元気で美味しくて、もちろんお料理も最高で、、もてなしてくださる皆さんが気さくで明るくて優しくて、、

お土産で購入させていただいたオリーブオイルも美味しい~!

ヘレン、そして皆さん、本当に本当にありがとうございました!!

Podere Val di botte(ポデーレ・ヴァルディボッテ)さん、また行きたいです~!!



9月 22, 2019

昨日に続きまして、またフィレンツェ市内の観光から、、

こちらは、Palazzo Vecchio(ヴェッキオ宮殿)で、この塔の上まで上がることが出来、フィレンツエ市内を一望できます。

塔の上から見た、フィレンツェ市内です。本当にまあ美しい、、

宮殿の中も内覧できるのですが、先きに塔に上ったのは正解でした。塔の帰り道、階段はこれから上ろうとする観光客の長い行列になっていましたので、、

こちらは、大広間。ピサとフィレンツェの戦いが、大きな壁一面に描かれています。

こちらは、Antico Vinaio(アンティコ・ヴィナーイオ)というフィレンツェで一番人気のパニーノ屋さん。若者言葉でいうところの、コスパが良くて美味しい!のだそう。5€で、特大のパニーノが頂けます!(日本人の女子では、2人で一つで十分でしょう!)この時にサンドされていたペコリーノチーズ(羊のチーズ)が、他あちこちで頂いたペコリーノの中で一番美味しかったかも!?

次に、Santa Maria Novella(サンタ・マリア・ノヴェッラ教会)。歩いて数分のところに、世界最古といわれる薬局のショップもあります。(フィレンツェには、サンタ・マリア・ノヴェッラよりもさらに50年ほど古いと言われている薬局のショップもあるようですが、今回は行けませんでした。。)

広場の回りには、カフェも並んでいます。一休みをして軽くランチ。


サラダを頼むと、パンが付いてきます。ドレッシングというもはなく、オリーブオイルとバルサミコ酢が添えられて、各自好きに味をつける、という感じでした。

そしてこちらは、学生さんに人気のブックカフェ。

2日目の夕飯は、上山田のイタリアンda・Qui(ダ・クイ)のシェフさんに教えて頂いたレストラン、Trattoria 13 Gobbi(トラットリア・トレディチ・ゴッビ)にて。開店早々満席で、外にも行列ができるほどの大人気のお店でした!

こちらは、フィレンツェからトラム(都電のような電車)で、2つ目の駅Cascine(カッシーネ)で降り、地元の人が利用している毎週火曜日に立つ市場、Mercato(メルカト)です。約1キロの長さとか。

生鮮品や、ハチミツ、下着に古着、日用品が何でもそろう市場でした!

地元っ子に人気のジェラート屋さんも2件ほど行ったのですが、写真撮り忘れ、、当然ながら、とても美味しかったです!!

さてさて、、明日から、いよいよアグリのレポートを始めますね!!



9月 21, 2019

イタリアの小旅行から無事山に戻りました。。

まだ時差ボケがひどく、朝の早起きが出来ず、、頭も少しぼーっとしたままです。帰って来るやいなや、ニンジン畑へのシカの侵入があったり、玉ねぎの苗床の草取りに追われたり、、ぼけた頭のままで、畑にも出ています。

不思議なことに、畑で作業をしている間は頭がすっきりとしているので、土に触れることで元気になるというのは本当なのだと、再認識。

これから少しずつ、イタリア小旅行のレポートを記していこうと思います。

アグリ(イタリアでは、「アグリツーリズモ」という言葉が広く浸透していて、省略して「アグリ」、と言われていました。「アグリに行くの?まあ、それはいいわね!」という風な具合。)に出かける前に、まずは休憩でフィレンツェに2泊。

フィレンツェ留学中の農楽娘の友人宅にホームステイをさせて頂いて、フィレンツェ市内を散策しました。

到着した日は、あいにくの空模様で小雨も降っていたのですが、その友人の車でまずはFiesole(フィエゾーレ)の丘へ。そして、フィレンツェ市内を一望。霧雨に煙るフィレンツェです。

中世から今に続く街並み。屋根の色が茶色に統一されていて、美しいですね、、

次に、Piazza Michelangelo(ミケランジェロ広場)まで下り、やはり市内を一望。アルノ川が眼前でした。

Duomo(ドゥオーモ)が真正面に、向って右側の塔が、Basilica di Santa Croce(サンタ・クローチェ教会)、向って左側の塔が、Palazzo Vecchio(ヴェッキオ宮殿)です。

市内の中心部に歩みを進めまして、、こちらは、Palazzo Pitti(ピッティ宮殿)の中庭です。

市中央を流れるArno(アルノ川)にかかる、Ponte Vecchio(ヴェッキオ橋)。

ピッティ宮殿からヴェッキオ宮殿までの秘密の廊下としても使われていたそうです。

そして、通称Duomo(ドゥオーモ)と呼ばれる、Santa Maria del Fiore(サンタ・マリア・デル・フィオーレ)です。

内覧希望の観光客の長い長い行列が、建物を取り囲んでいました。。

駆け足で、ウフィッツイ美術館にも入り、主だった絵画も鑑賞したのですが、驚いたのは、写真撮影が許可されていること!フラッシュを使わなければ自由に撮影をして良いのだそう!(今回は、目に焼き付けようと撮影はしませんでしたが、、)

初日の最後は、ホームステイ先での美味しい手料理と、この可愛いにゃんこちゃん!(^^)

飛行機から降りてすぐ、フィレンツェの街なかを、よく歩いた初日でした。。。

続く。



9月 07, 2019

9月21日(土)に予定をしておりました、ヨガ&オーガニックランチの会ですが、都合により、お休みとさせて頂きます。

次回は、10月12日(土)に開催予定となりますので、どうぞお楽しみに!

ウッドデッキから望む、朝焼けに染まる戸隠連峰。昨日の朝の撮影です。


9月 06, 2019

今日は、残暑が急にぶり返し、猛烈に暑くなりましたね、、農作業では、汗だくになってしまいました。。

稲の様子です。

今日は、気温が上がり、強い陽射しが戻ったのですが、これまでずっと雨模様でしたので、前回のレポートからあまり変化をしていない様子です。

大豆の方は、品種によって、さやの成長にばらつきが出ています。

写真の品種「オオスズ」は、全体の中ではよく育っている方です。

集落のばあちゃんたちも、「今年の大豆は良くねえな、、葉ばかり茂ってさやが大きくならねえ、」と話していますので、これから先が少し心配ですね、

強い陽射しも日中の暑さも苦手ですが、作物たちにとっては、まだまだ必要です=!



9月 04, 2019

今日は、一日中、雨が降ったりやんだりで、落ち付かない陽気の一日でした。

その、雨の合間を見計らっては畑へ出て、秋野菜の種をまいたり、草取りをしたり、、

最後は、雷が鳴って「ああ、今日はもうおしまいにしよう、、」とあきらめがつきました。。


こんな日は、チャイもチビ太も、外へ出る気にはなりませんよね、、



9月 03, 2019

今、県立大学のインターンシップの学生さんが、研修に訪れています。

グローバル・マネジメント学部の学生さんで、将来は海外へ、、という希望も持っているそうです。

大学の留学制度でスウェーデンに行った際に、航空機の中で、機内食を出されたお客様が、「私はビーガンなので、、」とお断りしている様子を見て、「あ、世界には当たり前にビーガンの人っているんだな」と気が付いたのだそう。

そして、農楽里のホームページを見て、オーガニックにビーガンに、、ということで、「すごい、ちゃんと世界対応しているんだ!」ということで、関心を持ってくださったとのこと。

とっても嬉しいです=!(^^)

とはいえ、日々の野良仕事は、結構ハードでキツイ肉体労働です。

でも、Rさんは、ど根性の持ち主!?のようで、一生懸命、農作業にいそしんでくれています。

これだけ頑張れる子は、どんな世界に行っても、大丈夫!

って、農楽母さんは思います=!!

ということで、Rさんと一緒に、大根の間引きをしたり、ニンジン畑の草取りをしたり、、いろいろなおしゃべりをしながら、楽しい野良仕事の毎日です。

Rさん、残り2日、頑張りましょうね~!