Archive for 4月, 2012
農楽里ファームでは、梅の花が咲き、、
農楽里ファームのある慶師集落では、樹齢200年以上のしだれ桜の花が咲き始めました!!
集落は、連休中に一気に桃源郷のような花盛りとなります!
戸隠連峰を背景にして、、
もう一枚は、白馬三山を背景にして、、青空には、二本線の飛行機雲が描かれています!
今日は、長野市内から、お母さんとおチビちゃんたちが農作業体験にお越しになりました。
一緒に長ネギの苗を取り、畑へ移植する作業を行いました。
お疲れ様、のその後で、美味しい湧水とお母さん手作りのドーナツを頂きま~す!
農楽猫チャイも、ドーナツに興味津津!でした(笑)
今日は小雨交じりの肌寒い一日でした。
少し疲れがありましたので、家の中で静かに過ごしました。
机に向かい本を読んだり書きものをしたり、、、
チビ太は机の横の本棚の上に陣取り、農楽母さんを見降ろします。。
チャイは机の上にドテッと居座り、、窓の外を眺めます。。
農楽猫たちに囲まれて、心と体を休めた一日でした・・。
小雨交じりの一日でした。。
ヤナギの木でしょうか、、、山にも少し芽吹きが感じられるようになってきました。
今日もハウスの中で、野菜の苗の移植作業を続けました。
サニーレタスに、、
ミニトマトです。
ハウスの外では、珍しい白いクローバーを見つけました!
こちらは、クリーム色が可愛らしいスゲの花です。
母屋の前の坂道では、農楽猫たちが仲良くくつろいでいました。。
本当にこの子たちは仲が良い。。
集落のばあちゃんが、「みんなオスなのに、よくだよ~!(よくやってるよ~)」というほどです。。
夜には下界へ降りて、佐賀県武雄市長、樋渡さんの講演会に参加してきました。
「趣味は武雄市」と言い切る樋渡さん、斬新なアイデアでどんどん町を変えようと奮闘していらっしゃる様子が伝わってきました。
フェイスブックを使って「共感」を発信していくことに成功されているということです!
懇親会の席でもとても楽しい方でした!
4月22日(日)、東京の青山学院大学講堂にて、クレヨンハウスの落合恵子さんと京大原子炉実験所の小出裕章さんの講演会が開催されました。
農楽母さんと東京在住となった農楽娘、農事通信員の笠井さん、永田町黒澤の佐藤さんの4人で待ち合わせ、この講演会に参加をしてきました。
会場となった講堂は、開演1時間前にはすでにすごい人混みでした。
会場は、1500~1600人ほどでしょうか、、大勢の人の熱気でで埋尽くされました。
開演までの時間、スクリーンには何人かの識者の言葉が映し出されていました。
これは、写真家であり映画監督でもある本橋成一さんの言葉です。
本橋成一さんもチェルノブイリ以降、何度も現地へ足を運び写真や映画を撮り続けています。
この日のテーマは、「優しく生きることと原子力」。
小出さんは、レイモンド・チャンドラーの「プレイバック」という小説から次の言葉を引用します。
「強くなければ生きられない。優しくなれないなら、生きる価値がない」
では、優しさとは何か?
小出さんは若いころからずっと考え続けたそうです。そして出された結論が、、
「優しいということは、自分以上に生きることに困難を抱えている生き物に対してどんな眼差しを向けることができるのか?」
家畜でも、子どもでも、社会的に困難を抱えている人たちに対してでもどういう目を向けることができるのか、で優しさというものが決まるのではないか、と考えました。
そして、優しさをテーマとした一冊の絵本「花さき山」もご紹介して下さいました。
質疑応答の時間。
小学生の子どもからメールで来た、とてもシンプルで、でもとても辛い答えることが重い問いです。
「小出さんは原発が本当に無くなると思いますか?」
小出さんのお答です。
「難しい問いですね。私は、かれこれ42年間原子力発電を何とか止めたいと思いながら生きて来ました。いつか事故が起きるだろうと警告もしてきましたし、事故が起きる前に何とか止めたいと願い続けて私の人生を生きてきたつもりですけど、とうとう私の力は何の役にも立たないまま事故になってしまいました。
私の人生って一体なんだったのかな、と、思わないでもありません。だから本当に止められるかと聞かれると、良くわからないと答えるしかありません。
ただし、今日私は原子力というものと優しく生きるということの話を皆さんに聞いて頂いたわけで、もし、多くの人が優しく生きようということを大切に思ってくれるようになるのなら、原子力なんて簡単に無くなるはずだと、私は思います。
これまで何度も私は絶望しかけました。ずっと負け続けてきたわけで、絶望も何度もしかけたのですが、でも、もし絶望したら最後の負けになる。何とか希望を失わずにいきたいと思います。
質問をして下さった小学生の子も、これから自分がどうやって生きるか、ということで原子力を止めさせることが出来るという希望を失わないで生きていってほしいと願います。」
このお答の後で、小出さんを励まし続けた想い出の曲、沢田研二の「朝焼けへの道」が会場に流されました。。
http://www.youtube.com/watch?v=bQYIhxAI4CY
曲の間、小出さんは上を向き、少し涙をこらえているように見えました・・。
その表情に、小出さんのこの42年間を思い、また、何もしてこなかった自分自身を振り返り、農楽母さんも涙がこみ上げて来たのでした。。
最後に、落合恵子さんの言葉です。
「私は同じことを何度も繰り返します。小出裕章さんに頑張ってください、なんて言いません。今度は私たち一人一人みんながそれぞれに頑張る番です。これからも、私たちと一緒になって、でも、専門家として歩いて下さい。」
小出裕章さん、落合恵子さん、クレヨンハウススタッフの皆さん、素晴らしい講演会を、どうもありがとうございました!!
最後に控室にお邪魔させて頂き、「たぁくらたあ」最新号をお渡しし、10月7日の長野市での講演会についてのご挨拶をして、会場を後にしました。。
10月7日の長野市の講演会では、小出さん何の生の言葉を、将来世代を作る子どもたちや若い人たち中心にお届けしたいと考えています!!
今日も穏やかな一日でした。。
春霞の白馬三山です。
今日は、空の青色よりも畑のオオイヌノフグリの青のほうが目に鮮やかでした。
午前中は、シジュウカラのさえずりを聞きながら、種まきをしました。
このシジュウカラさんは、ここ数年の中で一番さえずりがお上手です!
音量、抑揚、さまざまに変化する鳴き方、、もしかしてもう、雛は生まれているのかもしれません・・。 一生懸命に巣を守ろうとしてる様子が伝わってきます。。
ふと気がつくと、タラノキの芽も動き始めていました! もう少しで美味しいタラノメの天ぷらが頂けますね!
足元には、アスパラも顔をのぞかせていました。
でも、すでに頭が曲がっています。。これはきっと、アスパラにとっての害虫「ジュウシホシアスパラハムシ」の仕業ですね、、美味しいアスパラを頂くために毎年毎年このハムシとの競争が続いています。。
それから、サヤエンドウの支柱を立てる作業も行いました。
午後は、小さな小屋の片付けの続きです。。
少し腰が疲れたので、無垢の杉の床に寝っ転がりました。
寝っ転がって天井を見上げます。 先日アトリエDEFさんに付けて頂いたシンプルな照明。毎日6時間使うとして、30年間は持つのだそうです。
ぶつけて割らなければ! ですが・・。
東側の小さい窓からは母屋の裏側と、大きな栗の木が見えます。 窓枠が額縁となって、一枚の絵を見ているような感じがしました。
この額縁からは、四季折々の絵が楽しめますね!
夕方にはまた、地域の児童クラブへと顔を出しました。
館長の仁さん、今日は、6月3日の農楽ウエディングで弾く曲の練習です。 「入場の際には、結婚行進曲?でいこうか・・?」
スタッフの居る場所は、山の中から長野市街、そして東京と離れ離れなのですが、お料理担当の人、司会担当の人、会場担当の人、、と、皆さん一人ひとりが、それぞれにウエディングを楽しく盛り上げようと頭をひねっているのです!
仁さん、ギターの練習、頑張ってくださいね~!
そしてまた農楽里へ戻り、日暮れまで野菜の苗の移植作業です。
今日も一日、どうもお疲れ様でした!
午前中は、6月3日の農楽ウエディングに向けて、お部屋のお掃除と片付けです。
あっという間にクモの巣があちこちに張られてしまうので、それも少し丁寧に払います。
農家にとって虫を食べてくれるクモは大切な生き物ので、いつもは残しておくのですが、、今しばらくはいつもよりもほんの少し綺麗を心がけます。。
お二階では、昨年大発生し、越冬したカメムシがあっちにもこっちにも・・・。
カメムシ臭さをこらえ、、カメさんたちを外に放ります。。
これをやっていると、農楽母さんがカメムシ臭くなるのですが、致し方ありません。。
カメムシ臭をまといながら、午後は地域の児童クラブへ。
今日は、子どもたちの小さな成長の嬉しい瞬間を2つ、目にすることが出来ました!
一つは、、3年生の男の子。一生懸命に一輪車の練習をしています。
そうして、、ほら! パッと手を離して、数メートルは進むことが出来ました! パチパチ!!
もう一つは、お姉ちゃんのお迎えに来た2歳のうみちゃん。1人でクックをはけるようになりました!
クックをはいて、農楽母さんの手を取って走り出します。
足のもつれる農楽母さんの手から離れ、、、
一散に駆けていく先には、、、
だあい好きな、お父さんが手を広げて待っていました!!
うみちゃん、得意満面です!
愛されていることに安心していられる子は、精神的にとても安定しています。
これは、大人になっても一緒ですね! うみちゃん、今日も幸せな笑顔をどうもありがとう!
夕方、集落へ戻りますと、、ばあちゃんたちが日向ぼっこをしていました。
農楽猫たちもやってきました・・。
「ジャガイモはそろそろ植えたほうがいいよ」、「長ネギはもうちょっとだな・・」、色々なことを教えてくれる大先輩のばあちゃんたちです。
少し一緒に一休みをした後で、、野菜の苗の移植作業へと向かいます。
日暮れ近くになったので、最後に畑に今夜の夕飯を取りに出かけます。
今夜の夕飯は、、菜の花炒め、、
フキも炒めましょうか、、トウが立ったフキノトウの茎の部分は、葉っぱを取れば柔らかくて美味しいフキになるのです。。
それから、アサツキも少し掘って、、アサツキは細かく刻んで黒ゴマ油とお味噌で和えものにして頂きましょう。
あーー、、書きながら、、お腹がすいてきた農楽母さんです。。
今日は、初ものの山菜をいく種類か採りました。
まずは、ヨモギ、、
カンゾウに、、
花ワサビ、、
そして、セリ、、、
そして、、野生の山ウド!! です!
みーんな、どれもとても良い香りです!! いよいよ本格的に、「春」を感じます!
そして、お昼には、京美人のみきさんが、農楽ウエディングのケーキの試作品を持ってお越しくださいました。
柔らかくてふわふわで優しい味のシフォンケーキと、他では味わうことのできないミルクプリン、最高に美味しかったです。
ウエディングにご参加の皆さんは、とっても美味しいケーキとプリンを頂くことが出来ますよ!!
そして午後には、新郎新婦のお二人と、農事通信員の笠井さん、箱山ふとん店の箱ちゃん、そば打ちの仁さんがそろいまして、農楽ウエディングの打ち合わせです!
仁さんは、そば打ち実演のほか生ギター演奏と、大変大忙しの一日となりそうです!
そして、皆さん何と一緒に慶師集落をひとめぐり。
美しい棚田を眺めながら新郎新婦と一緒にどういうコースを歩くのか、検討しました。
途中、どうしても美味しそうな山菜に目が行きますね!!
山菜を採りつつ、、、楽しい歓談をしながら、、、6月3日に手作りの暖かい結婚式が出来るよう、みんなの気持ちを一つにしていきます!
皆さん、今日はどうもありがとうございました!
どうもお疲れ様でした!!
少しトウが立ち、花も開いてきたフキノトウですが、たくさん採ってきてふき味噌を作ることにしました!
少し荒く刻んで油でいため、、
福来本みりんとキビ砂糖、そして自家製味噌を入れまして、さらに良く良く炒め合わせます。
そうして、ようやく完成です!
たくさん出来上がった春の恵み、保存のために冷凍庫へも小分けして仕舞っておくことにしました!
穏やかで温かな一日でした・・・。
農楽里ファーム母屋の前から見える北アルプスです。
鳥のエサ台に置いてあるリンゴを食べに、ヒヨドリが毎日来てくれています。 このところは、ヒヨドリの姿しか見ていませんね。。
リンゴを嘴でついばみ、上を向いて、ゴクン、です。
今日の畑作業は、小さな畑の野焼きから始めました。
乾いた枯れ草は、勢いよく燃えてくれました。 少し顔を出していたニラは、焼きニラになってしまったのですが・・・
別の畑では、サヤエンドウの芽が顔を出し始めていました。今年も甘くておいしい実がなりますように!
畝の中にポツンと一つ残されていたのは、小さな白菜の玉でした。
パリパリに枯れ、茶色くなった葉を丁寧にめくってあげますと、、、
冬の間外葉に守られていた青い葉が顔を出し、さらにその中心からは、新しい芽が伸び出してきていました。
可愛い菜の花のつぼみです!
こちらは、小松菜の菜の花です。
柔らかくて美味しそうでしたので、何本か採らせて頂き、、、お昼ご飯のおかずとなりました。
さっと油で炒めてお塩だけの味付けで。。
これが、柔らかくって、少しほろ苦くて、でも、茎は甘くて、、、口の中でいろいろな春の味が広がりました! とても美味しかったです。
午後には、小さな小屋の2階に届けて頂きましたスギの木で作られたテーブルに、蜜ろうのワックスを塗る作業をしました。
この机は、アトリエDEFさんの制作です。
一台が、天板80センチ×80センチの正方形の座卓なのですが、4台合わせると大きな正方形のテーブルになったり、2台では長方形のテーブルになったり、組み合わせ方でいろいろと変化させることが出来ます!
ワックスがけでも少し汗をかきました。。
日暮れが近くなったところで、地域の児童クラブへ出勤です。
お姉ちゃんを迎えに来た2歳のうみちゃんです。 腹巻とお姉ちゃんのブカブカの運動靴があまりにも可愛いのでパチリ!です。
うみちゃん、キメポーズをどうもありがとう!
児童クラブでは、通信の原稿を書きました。
そして夜には、大岡地域のGT(グリーンツーリズム)の会議に出席です。
今年は、集落旅行の中学生など14校を受け入れます。
農楽里へも、合計100人以上が体験宿泊に来ることになりそうです。。今年の子供たちはどんな子供たちかな?
会議終了後、お腹が空いた~と母屋に戻り障子を開けた農楽母さんを迎えてくれたものは、、、
チュウ・・・お亡くなりになった、チュウ・・・でした。。
嗚呼チビ太、、そうか、うん、、でかした!、、でも、今夜の猫相は極悪だにゃあ。。
今日は、ウリ科の芽が動き出しました。これは、キュウリの芽です。
苗の確認をした後で畑へ種まきへと出たのですが、、お昼前から急に雨が落ちて来ました。
急に大粒の冷たい雨が落ちてきたので、ミコ太もびっくり!です。
慌てて母屋に戻りました。
農楽娘が巣立ったために、これまで二人で共用していた部屋を、今はゆうゆうと一人で使って使っている農楽母さんです。
が、、、いつも何故か農楽猫たちが集まってくるのです。。
あっちに一匹、こちらに一匹、膝の上にも一匹、、と。。
今日の午後は、チビ太とミコ太が仲良くペロペロカプリ、を見せてくれました。
ペロペロッ・・・
カプリ!
ペロペロッ
カプリッ!
そして、、そのままスヤスヤと・・・
今日も幸せな農楽子猫たちでした。。
雨が上がり、夕方には徳永リンゴ園のトクナガさんがリンゴの苗木を植えに来て下さいました。
数年前に植えて頂いたリンゴの木の根が傷み強風の日に倒れてしまったので、代りの一本を持ってきてくださったのです。
一見、ガサツな!??トクナガさんですが、さすが「リンゴ名人」と言われるだけあって、植え方はとても繊細で、リンゴの苗木に細やかな心配りをしてあげるのでした・・。
「なんでもはじめが肝心!」と、苗木にかける土は、草の根や木の根が入り込まないようにと細かく土を砕き、最後には根元を踏みつけたりせずに水を静かに静かに注ぎ、「この水の重さだけで土が沈むのを待つ」のだそうです。。
トクナガさん、今日はどうもありがとうございました!
リンゴの苗木さん、、今度はどうかすくすくと育ってくれますように!
ふと見回しますと、リンゴの苗木の周りには、、アサツキがこんなに長く伸びてきて、、
葉ワサビも落葉の下から顔を出してきました!
そして、カンゾウも背を伸ばし始めているではありませんか!
食べることのできる青いものたちがどんどん育ち始めると、「あ~、これで生きられる!」と、何だか不思議な深い喜びが体の奥から湧いてきます。
これはきっと、狩猟採集生活時代から続く生き物としての本能なのだと、農楽母さんは思います!