Archive for 3月, 2011
今日もよいお天気の一日でした。。
農楽里ファームの周囲は、フクジュソウの花が満開です。
先日種蒔きをしましたサニーレタスの双葉です。ほんのり、芯と葉のふちが薄紫色をしています。。
そして今日は、キャベツの種を蒔きました。キャベツの種はこんな種です。
作業中、農楽猫チャイときたら種まき用の土の上にどっかりと座りこんでいました!
今日は、アトリエデフの皆さんが、切り倒されて放置されてしまった間伐材を運びだし、薪にする作業に来て下さいました。
写真は、切り倒され、放置された木々です。野生動物被害を少しでも食い止める方策としての緩衝帯整備という名目で切り倒されたのですが、運び出す予算が無いために、放置されていたのでした。
デフスタッフの皆さんが、山の整備と、自分たちとお客様の薪ストーブに利用するために、ボランティアでお手伝いをしてくださいました。
デフの皆さん、いつも本当にありがとうございます!
さて、、麹作りのほうですが、今年の麹の出来は、、、70点くらいでしょうか・・
湿度が充分に保たれなかったことと、発酵熱が高温になってしまったようで、菌糸の廻りがもう一つでした。。
出来上がりました麹に、塩(海の精)を切り混ぜまして、、塩切り麹が出来上がりました。
大きな竈で大豆を煮て、この塩切り麹と混ぜる味噌仕込み作業は、4月2日(土)の、午前9時半ころから行います!
今日も青空が広がりました。
昨日仕込んだ米麹は、少しお米に白くてもわっとした菌糸が回り、ほのかにお酒のような香りが漂ってきています・・。
昨晩のこと、ユーチューブにアップされているあるテレビ番組の映像がメールで送られてきました・・。
原発推進論者たちの会談の様子でした・・・。
テレビの無い生活が7年目の農楽母さんは、見なければ良いのにそれを見てしまいました。。
そして、、、頭と肩がドーーンと重くなり、体の力が抜けとても落ち込んでしまいました。。
あまりにも波長の違うものをまともに受けてしまった、、そんな感じでしょうか・・・。
こういう状態を「エア被災」と呼ぶそうです。。
・・・そんな中、夕方、少し心がほぐれるものを見つけました。
チューリップの芽とスイセンの芽が伸び始めていたのです。。
もっと強くたくましくならねば、、と思いつつ、、それがなかなか難しい。。
どうしても、、ささやかなもの、小さいもの、弱いものに心を寄せてしまいます・・。
昨晩の吹雪が一転、青空が広がりました。
ハウスの中では、先日蒔いたレタス類の芽が少し出はじめていました!
今日は、アトリエデフさんの味噌作りのために、米麹を作る作業を始めました・・。
まずは、一晩水に漬けておいた米を竈で蒸して、、しゃもじで切りほぐし、50度くらいまで温度を下げます。
これは、麹菌の種、いわゆる「種麹」です。
農楽里ファームが使う種麹は、いつも福岡の麹作り名人の小松さんから送っていただいています。小松さんは、麹のために麹のおうちを新たに作ったというくらい、麹作りが大好きな素敵な女性です。。
現在、一般的に麹を作るときには電熱器を使って作りますが、小松さんの麹の作り方は、一切電気を使わずに発酵を促す方法です。。農楽母さんは、毎年失敗を重ねながらも、この方法が上手くできるようになりたいと挑戦しています。。そして困った時にはいつも福岡に電話をし、いろいろとご指導をしていただいております。。
今年の種麹代金は、被災地への義捐金にお使い下さい、とのお志も頂きました。。小松さん、本当にいつもどうもありがとうございます。
さて、、蒸したお米に麹菌をまぶして、、これで一つの大きなお山にして、24時間保温します。。
午後には、長野県議会議員選挙に立候補される江口さんがお寄りくださいました。。
江口さんは「サンタの創庫」というリサイクル会社の社長さんでもあります。
合言葉は「もったいない!」
江口さん、頑張ってください!
朝目を覚ますと、、、外は一面の雪景色に戻っていました。。
そして、夜になって、今も外は吹雪いています。。
東北の被災地でも冷たい雨か雪になっているようです。。
この寒さの中、避難されている方達のことを思うと胸が痛みます。。。
今、外は大雪です。。
ホワイトクリスマスを口ずさみたくなるほどの・・・。
日中は陽がさしていましたので、ジャガイモをお陽様にあてる作業を行いました・・。
陽が当ることで、濃い色で頑丈な芽が少しずつ伸びてくるのです。
そして、この丈夫な芽から新しいジャガイモが元気に成長していく、と言われています・・。
曇り空の一日でした。
気温は低く、朝は一面に霜が降りていました。。
今日は、いつお会いしても懐かしく、そしていつお会いしても新鮮な京美人のみきさんのおうちへ寄らせていただきました。。
赤ちゃんのたいちくん、少し大きくなっていました。
たいちくんの健やかな寝顔・・。ほとけさま。
赤ちゃんは、その純粋無垢さで、無限に、無償の愛を周りに与え続けています。。
大人たちは、赤ちゃんから多くのことを学びます。
でも、、赤ちゃんも14年もすると、、、
このように大きくなり、、、その成長は成長でとてもうれしいのですが、、大人に対する要求も多くなっていき、、無償の愛とはいかなくなるようでありますが。。(苦笑)
今起きている原発による放射能被害、現大人たちが、自分たちの豊かさ、快適さだけを追求してきた結果とも考えられます。私たち大人は、もっと、今の子供たち、そして赤ちゃんたち、そしてそのまた次の世代のことを考えていかなければ・・・。そして、人類だけではなく自然界、生きとし生けるものすべてに意識を開いていけるような、そういう生物に戻らなければなりません。
大岡は、粉雪が舞っています。。
北海道屈斜路湖畔「ガイドステーションわっか」の、木名瀬さなえさんからメールが届きました!
カンパをお寄せくださった皆様へのお礼と、今日の石巻の現状です。。
「食べ物が足りない、水が足りない、
ともに石巻市で活動している仲間たちの声も届きます。
震災から12日が経とうというのに、未だに食料と水という
生きるための最低限が行き届いていない現状が、あります。
留守を守ることが私の仕事、と昨日まではそう思って
いたけれど、それだけじゃなくてもっと出来ることがあるんじゃないか、
そんな風に今は考えています。
ガッテンから今朝かかってきた電話では、
今日の作業は明日の朝までかかるかもしれない、レポートが
送れないかもしれないと言っていました。
2000人分の炊き出し、薪ストーブの設置と薪切り、
被災者の皆さんが、今日一日を生きていくためのさまざまに
追われていました。」
農楽母さんは、現場に駆けつけることが今はできない。
でも、今、この場に居て出来ることとして、アースデイマネーというところが窓口になって受付を始めている被災者のホームステイに、登録をしました。
確かに大岡は便が悪い、買い物も交通も。。
でも、まだ放射能汚染の影響を受けておらず、自然豊かな静かな環境があります・・。
ここで、少しでもゆったりとして頂けたら・・・・
特に、アトピー、アレルギーのお子さんをお持ちのご家族の方、被災地でとてもご苦労されているのではないかと思います。。農楽里では、アレルギー対応の食事が出来ますので、、お役に立てたら・・と思ったのです。
引き続き、ガッテン達へのカンパの振込先は、、、
郵便局 記号19290 番号8952041 キナセサナエ
です。
どうぞよろしくお願いします!
おはようございます。
今朝の大岡は一面の雪景色へ戻っています。寒い朝です。
3月18日のブログでご紹介しましたが、北海道屈斜路湖畔「ガイドステーションわっか」のメンバーが、3月14日に北海道を発ち、いち早く個人のボランティアとして被災地へ飛び込みました。もちろん、阪神大震災での経験を生かした十分力のあるメンバーです。
「わっか」の代表である木名瀬(ガッテン)は農楽母さんの20年来の友人です。。
被災地から毎日のようにレポートを届けてくださっていますが、木名瀬(ガッテン)の凄惨な現場からの昨日のレポートの言葉が胸に響きましたので一部ご紹介いたします。。。
http://www.wakka.biz/wakka/shinsai.html
「私は今までに経験したことのない事実に向き合っているように思います。
今まで世の中で常識と思っていた事は通用せず、
感じるまま、思うまま、信じるまま、自分の感覚だけが頼りです。
損とはなんですか
得とはなんですか
都合とはなんですか
忙しい事とは誰のためですか
無関心となんですか
私たちは今、手を差し伸べる事が出来るはずです。
感じるままに信じるままに。」
そして、「のらりっ記」をご覧になってくださった何人かの方々から、「彼らへカンパを送りたいがどうすればよいか」、との問い合わせのメールが届きました。
そこで、「わっか」へのカンパの受付先をお知らせいたします。。
郵便局 記号19290 番号8952041 キナセサナエ
以下は、木名瀬のパートナーのさなえさんからの言葉です。
「ご支援、本当に心強い限りです。
まだこれからの見通しは全然立っていませんが、
出来る限りのことをやっていきますので、
どうぞよろしくお願い致します。」
農楽母さんも今、この場を離れることができません。。
今、この体を動かすことはできませんが、でも、第一線の現場で活動している彼らへ気持ちを届けています。
皆さまも、どうぞどうぞよろしくお願いいたします!!
大岡は、夜になって雪が降り続いています。。
今日は、小粒黒大豆の選別作業をしました。
大豆の選別は、ハンドピックです。
さやが混じっていたり、痛んでいたりする大豆を一粒一粒より分けていきます。
選別後は、、こうなります。
午後は、用事がありまして下界へと山を降りました。。
ちょっとした時間の隙間をどこで過ごすか、、、最近農楽母さんは穴場を見つけました!
某所にあるドトールコーヒーです。
長野市には、喫茶文化というものが無いそうで、なかなか1人で落ち着くことのできる喫茶店がみつかりません。。
その点、ここのドトールコーヒーは、広くて静かで、農楽母さんの行く時間帯はいつも空いていてゆったりと過ごすことが出来るのでした・・。1人で本を読んだり考え事をしたりできるのです。。
そして、今日の最後は、長野名物産直泥つきマガジン「たあくらたあ」の編集会議でした。
写真は、オフィスエムの編集長、村石さん。どこか・・・アニマル!
今日は春分の日。お彼岸です。
農楽里ファームのある慶師集落では、デイドーボーという魔除けのわら人形を昔の集落の入口に立てる風習があります。
集落の集会場に何人かが集まってデイドーボーを作りました。今日は、長野市郷土資料館の方が記録撮影にお見えになっていました。
集会場には、稲の花が飾ってありました。稲の花とは、お餅を小さくちぎって柳の枝や竹の枝などにさして飾る、豊作祈願の風習です。
わら人形の作り方です。。竹の棒にわら束を結び付け、人形を作って行きます。
人形の手は三つ編みで作ります。
右側の人形は、農楽母さんが作ったもの。ちょっとほそっこいです。。
そして次に、顔の絵を描きます。
農楽娘のわら人形は、、、、チャイとなりました・・。猫ですので、、ひっくり返しますと、ちゃんと尻尾が生えているのです。
そして、お隣の外花見(そとげみ)集落との境に立てました・・・。
家族の幸せとか集落の安泰とか、、、小さなところの祈りももちろん大切ですが、この震災と原発事故による苦難が早く払われていきますように・・・農楽母さんは祈りました。。