Archive for 2月, 2011

2月 28, 2011

昨日は、第8回永田町黒澤朝採れ野菜市の日でした。

大岡を出発するのは午前3時半。夜空の三日月を追いかけながら車を走らせます。

大沢農園の大沢さん、たんぽぽyou農の清水さんと合流して一路永田町へ!

永田町黒澤は、国会議事堂や首相官邸のすぐ近くにあります。

お隣は、衆議院第一議員会館という大きな建物。

今回も朝早くから大勢のお客様でにぎわいました。9時開店なのですが、9時前かお客様がたくさんお越しになり、私たち生産者との対話や買い物を楽まれていかれました!

農楽里ファームへは、農楽娘のホテルウーマンさんと百くんがお手伝いに駆けつけてくださいました!いつもいつもありがとうございます!!

外では、大沢農園の大沢さんとお美しい奥様が真田地鶏の焼き鳥を実演販売中!

温暖な房総からお越しのほんまる農園さん、栗本ファームさんは、冬の間も青い葉物がたくさん採れます。ちょっとうらやましい!(笑)

街路樹に、春の木漏れ日が差し込みます。

まさに、都会のオアシスです!

そして、、朝市終了後は、スタッフの皆さんで力を合わせてお片付け。床一面に敷き詰めた稲わらの片付けが一番大変です。料理長の佐藤さん、全身汗だくになって黙々と働きます!!

いつもいつも本当にどうもありがとうございます!!

本日最後のショットは、農楽娘のモンペ後ろ姿也(笑)

来月の永田町黒澤朝採れ野菜市は、3月27日(日)朝9時からです!!

農楽母さんもモンペ姿復活しますよ!(笑)



2月 26, 2011

明日は、第8回永田町黒澤朝採れ野菜市の日です。

農楽里ファームからは、干しリンゴ、干し柿、農楽福餅、そして、、、雑穀の「キビ入り小粒黒大豆納豆」!!が、初のお目見えとなります。まめぱんさんのくるみブドウパン、そして古代米パンも持っていきますよ!

この新商品は、農事通信員の笠井さんが農楽里のキビと小粒黒大豆を原材料として、長野市の村田屋納豆さんと共同開発して下さったものなのです!!

経木で包んで発酵させた、昔ながらの製法の納豆!

小粒黒大豆の旨みと、キビの甘みが美味しい!納豆となっております。

黒澤の朝市ブランチにも登場しますので、皆様ぜひお試しください!

さてさて、、そして、まだほんの少しですが、フキノトウも持っていきます。

雪融けの泥の中から採ってきたフキノトウ。

これを湧水でていねいに洗います。水はとても冷た~い!!

大岡では、フキノトウのことをフキッタマと呼びますが、本当に珠のよう!(笑)



2月 25, 2011

今日は、曇り空のちょっと寒い一日です。

お散歩の途中、農楽里ファーム母屋の裏で春の兆しを発見しました!

フクジュソウの花です!

フクジュソウは北斜面にしか咲かない花です。

そして、、雪融けとともに、可憐な姿を現します。

春の花、オオイヌノフグリは大地に広がる満天の星空!

そして、フクジュソウは、大地に輝く太陽です!

本当に太陽の輝きのような花ですね!

3月中頃、農楽里ファームの周辺は、大地に輝くフクジュソウで一面覆われます!!

その光景は、、金色のじゅうたんのように美しいのです!!



2月 24, 2011

午後は、地域の児童クラブ「わらわらくらぶ」へ顔を出しました。

今、男の子たちは卓球に夢中。女の子たちは刺繍などの手芸に夢中です。

大岡の子供たちは、小学校が山村留学の子供を入れても全校で50人もいません。

中学校が山村留学を入れても26人。

小さな学校なので、同じ敷地の中に校舎が向かい合わせで立っています。

ですので、中学生のお兄さん、お姉さんもみんな知り合い。わらわらくらぶにも時々暇つぶしに?遊びに来ます。

今日は漫画とヒソヒソばなしかな?(笑)

小さな建物の中で子供たちがそろうと、頭が痛くなるほどのうるささ!(笑)

でも、この群れながら喧嘩しながらのうるささ、子供たちにとっては大事なのだなあ、と思います。

このくらぶが出来る前は、スクールバスで一斉下校。家に帰れば近くに友達はおらず、一人家でテレビかゲームの世界。

子供たちは、学校でも家でもない、この空間で思いっきりの自分を表現しているのです。

この僻地での暮らし、このくらぶで過ごしたことの結果が出るのは20年後、30年後かもしれない。

でも、何か人としての大切なものが培われているかもしれない、と農楽母さんは思うのでした。。

そして、嬉しかったこと。

農楽母さんは時々しか「わらの家」に顔を出さないのですが、パソコンに向かっているときにAくんがニコニコしながら近づいてきて「今日はどうして来ているの?どうしてたまにしか来ないの?」と聞くのでした。

「私は、時々来てみんなのお話を聞く係なんだよ。」と答えると、「だったらもうずっと来なければいいのに!」と言うので、「ェ、そんなこと言われたら悲しいなあ。」と、答えたところ、「来るなら毎日来てほしいんだ!」と、照れくさそうに言ってくれたのです。

農楽母さん、頭を撫でて抱きしめてあげました!

気持ちを素直に表現できる、素晴らしい成長を感じたできごとでした!!



2月 24, 2011

このところ、3月下旬のような、ポカポカとした陽気の日が続いています。

農楽里ファームのある慶師集落は北斜面なのでまだ雪が残っているのですが、お向かいの米田和集落は南斜面なので、もうほとんど雪が残っていません。

そこで、農楽猫チャイと一緒に春を探しにお散歩にでかけました。。

もうすっかり雪が融けた道もあれば、、

まだまだ雪が深く残っている道もあり・・・

雪融けで草や落ち葉が広がっている丘もありました。。

そして、、まだほんの小さな小さな春でしたが、見つけましたよ!

まずは、、フキノトウの赤ちゃん。

次に、オオイヌノフグリの花。

そして、去年の秋に植えたビオラの花。雪の中でじっと耐えて、、そしてまた花を咲かせてくれたのですね・・。

春の足音が、、確かに聞こえてくるような、そんなお散歩でした!!



2月 19, 2011

快晴の一日でした!

北アルプスも美しい姿を現しました。

夜には、大きな大きな満月が見られました!

満月を眺めながら車を走らせて家に戻ると、一通の手紙が届いていました。

隣の集落の池内朝雄先生からでした。

池内先生には、地域の児童クラブの運営委員長さんをお願いしているのですが、来年度の継続についてのお願いに対しての、お返事でした。

やる気、気力、意欲、この動きがなけりゃもう終わりだ。

小生82歳だが、としはいくつだっていい。そんなことはいい。

やる気がなけりゃ、生きているとはいえない。ただ、息しているだけじゃあ…。

児童クラブの運営委員長も出来ないことはない。

理念追求も意欲、気力から始まる。

平成23年2月15日午後7時30分、この手紙を書いている。

手紙を書く相手の人がいるってことは嬉しいことだ。

有難いことである。

遠藤さん、ありがとう。

共感できる人がこの世にいるってことは、うれしい。

望岳 朝雄

池内先生、こちらこそ本当にどうもありがとうございます!!



2月 11, 2011

またまた一夜明けまして、、、

この日も朝から雲ひとつない青空が広がりました。

遠く、流氷ウオークの人影が見えます。

車は、さらに知床半島の先端近くまで走ります。

まずは、知床自然センターへ。レンジャーの皆さん、笑顔がとても素敵な方たちでした!

「かわら版農楽里」を持って頂きまして・・・パチリ!

シカの食べ物の消化の仕組みについてもとても丁寧に解説してくださいました。

こちら、農楽母さんと高須嬢。 みょうちきりんであります・・(笑)

さて、、知床自然センターの外に出まして、林の中の雪道をてくてくと歩き続けます。

後ろを振り返ると、、知床三山が見えました。雪原にはエゾシカの姿も!

歩き続けること約30分で私たちを待っていたものは、、、オホーツクの海と流氷、そして、「フレペの滝」でした。

フレペの滝の意味は、アイヌ語で「乙女の涙」。

普通水は、長い長い旅を経て海へと流れていきますが、、フレペの滝から流れ落ちる水は、生まれてすぐに海に注がれます。

滝の水が流れ落ちるこの小さな入り江には、秋になると、産卵のために川を遡上するサケが集まってきます。

それは、海水から淡水に移動する前に、この汽水域で淡水に慣れる練習をするためなそうです。ガッテンは、昔この海に潜り、海中でサケの大群が頭の上を旋回する光景にも出会ったそう。

大自然の中、体一つでいくつもいくつも挑戦し続けて体感してきたこと、そうする中で、ガッテンは自然と交信する力を身につけたのですね・・・。

わっかの想いは、「自然のリズムと人の暮らしをつなげること」。農楽里の想い「農と人、人と人、人と自然の出会いの場」と、想いは重なります。

そして今、ガッテンの頭の中で描かれている遠い未来の子供たちのための自らの使命。それは、「物質的なものが満たされた後で、最終的に人が何を求めるのか、そしてそれをどうすれば身につけられるのか。」それがまたとても素晴らしいお話でした。

ガッテン、本当にどうもありがとう!!

帰り道では、こんな遊びもしましたよ!(笑)

「ぶつかってから、痛いと思え! それですべてはうまく行く。なあんにも焦ることはない!」」これも、ガッテン流!!(笑)

知床自然センターに戻ってからはこんな遊びもしましたよ!

これで、気になるシミ・そばかすが取れるのだそうです(笑)

確かに雪形にはシミそばかすが・・・無い(笑)

ん~~やっぱり幸せハッピー!

そして、道東の旅、最後には網走から砕氷船おーろら号に乗船。

2泊3日の道東の旅、最高でした!!

20年ぶりの再会で嬉しかったこと。

それは、同じものを見て同じように美しいと思える感性や感覚を、お互いに持ち続けていたこと。

「20年なんて、あっという間。何もなかったね」、そうお互いに確認できたこと。

この出会いが、また次の人の輪を広げていく。水の輪(和)が、広がって行くように・・・。

ガッテン、わっかの皆さん、本当にどうもありがとうございました!!

必ずまた行きます!!



2月 11, 2011

一夜明けまして・・朝食は、さなえさんの手作りパン!

ミチトくんは裸足です! 小学校にはスクールバスで通っているそうです。

そしてこちらは、さなえさんデザインのわっかオリジナル手ぬぐいです。

外は、昨晩の吹雪から一転、雲ひとつない澄みきった青空。この透明感も、北海道ならではです。

赤い屋根の建物は、カヌーなどがしまってある倉庫です。もともとこの「わっか」周辺は、小型飛行機の飛行場だったそうで、この建物も飛行機の格納庫でした。

中には、道東では一家に一台必需品の!?大きなショベルカーもありました。

トシさんがちょっと変わったソリを運んできましたよ。これは、北欧のキックスレッドというソリなそうです。

キックスレッドで雪原を駆け抜けます!

最後に皆さんと記念撮影。さなえさん、トシさん、ナオミさん、ミチトくん、シュウシュウ、本当にお世話になりました。どうもありがとうございました!!

さて、水の和・農楽里組はガッテンと知床に向かいます。途中、いろいろな遊びを考えていてくれているのですが、聞いても「ノリで!」としか答えてくれません。(笑) この「ノリで!」は、ガッテンのキーワード!

でも、実際そうなのです。刻々と変わる自然条件、予測できないことの連続のフィールドでは、瞬間瞬間の見極めがとても大事。裏を返せば、どんな状況でもお客様を満足させるだけのたくさんのカードをちゃんと持っているということになります。それを、お客様の様子、それは体調だけではなくて精神状態までも見極めて最適なコースをご案内するのがガッテン流。

この日まずは、屈斜路湖の御神渡り(おみわたり)へ。

御神渡りの解説をしてくれるガッテン。「これはまだ小さいからコミワタリ(笑)。3日前に氷の上に立っていたら、ちょうど股の間からひびが入って轟音とともに御身渡って行った」そうです!!屈斜路湖は大きなカルデラで、それはそのまま大きなスピーカー装置のようなもの。氷が割れて盛り上がる音が、クリスタルボールのような響きの大音響に包まれることもあるそうです。

この日は氷が地上から少し離れていたので、残念ながら上がることはできませんでしたが、美しい景色と自然の神秘にとても幸せな気持ちになりました。

さて、屈斜路湖を後にしまして向かうは知床です。

途中、お昼ごはんを CAFE PATH さんでとりました。大きな窓からオホーツク海を眺めることが出来る、おしゃれでとても素敵なカフェです。 → www.cafepath.jp

カフェから見えるオホーツクの海。遠くに流氷が見えています。

タラコパスタ、シカ肉のカレーなど、とても美味しかったです!!

さてさて、さらに車を走らせまして、、やって来ましたウトロ町。

ウトロでは流氷が水平線までびっしりと続いていましたよ!

この流氷の上を歩く流氷ウオークに挑戦です!

この流氷ウオークの参加者の皆さんの中には、毎年通いつめて6年目で初めて流氷を見ることが出来た方もいらっしゃいました。その年その年で、また、風の影響で一日として同じ様相はないのだそうです。夜間に強い風が吹き続ければ、今目の前にある流氷たちも翌日にはすべて遠くの沖に流されていることもあるくらい変化が激しいのです。

まずは、ウエットスーツを装着します。

そして、いざ出陣!

途中、氷を割って流氷の海に入りました!これで、海中で足をバタバタさせていると、クリオネがふわーっと浮いてくることもあるのですって!

幸せハッピー絶好調の高須嬢、もうじっとしていられません。日芸根性を発揮します。(笑)

農楽娘は流氷の上で流氷を頭に乗せるというギネスに挑戦中!

そして、皆さんと流氷の上で見た日没の夕日。

・・・最高でした!!

流氷ウオークのガイドは、NPO法人 SHINRA(シンラ)の、松井愛さん。

とても楽しいガイドでした。どうもありがとうございました!!

そして、、夜の宿泊は知床第一ホテル。

ホテルの方の感じが暖かくてとても良かったです。朝晩の食事はバイキングですが、その品数は日本一とか!



2月 11, 2011

2月7日、水の和と農楽里は北海道は道東、屈斜路湖畔まで旅に出たのでした・・。

北の地にある、「ガイドステーションわっか」を訪ねての旅です。。

→ http://www.wakka.biz/

「わっか」の代表、木名瀬裕さん(愛称ガッテン)は、農楽母さんの20年来のお友達です。

「わっか」とは、アイヌ語で「水」の意味。「水の和」の高須嬢がぜひ訪ねてみたい、ということで先月中旬頃、急きょ決まった旅でした。

メールで2月にガイドが可能かどうかやり取りをしている最中、ガッテンが書いてくれた言葉

「何を言ってるんですかぁ!
可能ですよ。
僕に不可能は昔から無いですよ(笑)
日程等の調整が可能であればドカ~ンと行きましょう。」
この言葉で、もう胸がワクワクいっぱいになりました。ガッテンと農楽母さんはなんとなんと20年ぶりの再会です!

今年は北海道も暖かく、例年よりも雪が70~80センチも少ないのだそうです・・・。

女満別空港からまずは、美幌峠を目指します。

背景が屈斜路湖。中島という小さな島は聖域なそうで、人が入ることは許されない島。ピキピキとひびが入っているように見えるのが「御神渡り(おみわたり)」。氷の膨張と収縮によって起きる自然現象なそうです。

続きまして、和琴(わこと)半島へ。

白鳥が飛来していました。屈斜路湖畔では、そこかしこで温泉が湧き出ています。自由に入れる湖畔の露天風呂もありました。

そして、これは、、、、白鳥さんの足跡です。

川湯温泉に向かう途中、とても可愛い駅舎を発見!まるで幼稚園バスのようです。子供たちが絵を描いたのですね!

写真はないのですが、川湯温泉の公衆浴場のお湯の酸度はかなり強いそうで、別名「ピリピリ温泉」と呼ばれているそうです。確かに始めに悲鳴が上がりました(笑)。 でも、とてもよく暖まりましたよ。

温泉の次には川湯エコミュージアムセンターへ。

受付にあるかぶりものをかぶりまして職員の方と記念撮影です! 水の和の高須嬢も!

外はだんだん曇ってきました。

小雪舞う中、ガイドステーションわっかに到着です。

拠点となる建物は、ストローベイルハウス。手作りの「わらの家」です。

とても素敵な内装もすべて手作りです。

こちら、ガッテンのパートナーのさなえさん。お料理が大得意! 「食いしん坊だからかな!」とのこと。(笑)

夕飯の準備、農楽母さんも少しお手伝いをしました。

さなえさんのお料理の数々です。沖縄の海ブドウカナッペ、美味しかった~~!!

外は、雪が真横に吹き付けるほどの猛吹雪になってきました。猛吹雪にもかかわらず、水の和と農楽里のお話会に近くにお住まいのトシさんとナオミさんが駆けつけてくださいました。どうもありがとうございました!!当然帰ることが出来ず、、一緒にお泊りでした。

わっかの皆さんと囲む夕食とお話会の様子です。

和やかなひと時に、、、わっかの次男坊シュウシュウが、抱腹絶倒の余興を披露してくれましたよ!

変装の仕掛け人は、お兄ちゃんのミチトくん。。最高の名演出でした!

わっかでは、これくらいの余興は当たり前なそうです(笑)

楽しく夜は更けていきまして・・・深夜22時ころでしょうか、吹雪がピタッと止んで満天の星空に!!

ドアを開けたとたんに広がる星空には、思わず声を上げました。地平線から広がる星空!!そして大岡で見る星よりもとても大きく輝いているのでした!!

これは、北海道ならではの感動の星空です!!



2月 05, 2011

2月3日。アルプスの雪が、ピンク色の朝日に染まっていました。

早朝、新潟へ向かいました。

絵屋さんというギャラリーで、アンティエ・グメルスさんの個展「3000Prayers 光の宮殿 アンティエ・グメルス展」が開催されています。 → http://niigata-eya.jp/

アーティストのアンティエさん、蓮池ももさん、井田さん、(旧)松代町会沢集落のみなさんと、久しぶりに集いました。

一昨年の「大地の芸術祭」でご縁が出来たみなさんです。同窓会のように楽しいひと時を過ごしました!

アンティエさん、みなさん、どうもありがとうございました!!