Archive for 9月, 2012

9月 03, 2012

日中の陽射しも少し弱まり、農作業をすることが楽になって来ています。。

今日は午前中、大根や小松菜、水菜などの種まきをしました。

それからまだまだ頑張って育ってくれています夏野菜たちの収穫です。

中玉トマト、ミニトマト、ナス、丸ナス、キュウリ、ピーマンなどなど、、、

まだまだ収穫できそうです!

そして一昨日からは急にミョウガが顔を出して来ています!

秋の虫の声を聞きながら、、秋の訪れを少しずつ感じています。



9月 03, 2012

昨日は、軽井沢でCu-Calマルシェというマルシェに初めて参加をしてきました。

農楽里ファームと納豆の村田商店さんのコラボでの出店です!

軽井沢は午前中からあいにくの雨でした。。

農楽里ファームからは、古代米、古代米入りのパン、古代米のお餅「農楽福餅」、朝採りのミョウガ、丸ナス、バジル、ブラックペパーミント、トクナガさんの無農薬りんご、そして初登場の「あられのもと」!

この「あられのもと」は、農楽福餅の切れ端を細かく切り、冬の間に寒干ししたものです。

これを油で素揚げして、お塩を振りかけますと、、

写真の左側のような、可愛くて美味しいあられになるのです。

村田商店さんからは、キビ入り小粒黒大豆納豆(大人気でした!)、ドライ納豆など・・・。

他のブースには、しばらくぶりにお会いする生産者の方たちが何人かいて、同窓会のように楽しい雰囲気に包まれました。

軽井沢ガーデンファームの依田さん、小布施町の小林さん、長野市やさいづくしのいずみ君と美絵ちゃん、、、軽井沢高原いちごジャムの土井さん、、

 

須坂市からはブルーベリー農園さんのジャムが、、天竜村からは地域品種の「ていざなす」などが並べられていました。。

雨降だったことと、マルシェの配置場所があまり良くなかったこと、インフォメーションが不足していたことなどから、お客様が少なかったことはとても残念なことでした。。

ところが、お隣の軽井沢のレストランのシェフが腕をふるってランチメニューを提供するコーナーはものすごい人混みでした、、、

作ってもらってすぐに頂ける美味しいものには簡単に人が集まりますが、美味しい原材料を仕入れて自分で調理して作る、という少し手間暇かける「お料理」ということをあまりしなくなってきているのでしょうか・・???

 

 

 



9月 01, 2012

今日も赤い色に囲まれた一日でした。。

ますは、トマトたちの赤。

中玉トマトには、先日のゲリラ豪雨による割れが少し入っています。。

そして、ミニトマトの赤。

今日も今日とて、トマトソースの瓶詰作りにいそしみました。。

そして夕方、、、リンゴのトクナガさんが、無農薬の「さんさ」を届けに来て下さいました!!

とても貴重なこの「さんさ」、明日の軽井沢でのCu-Calマルシェにも少し持っていきましょう!

トクナガさん、どうもありがとうございました!!

そして、今日はもう一つ特別なプレゼントが届きました。。

お馴染の仁さんが爪弾くこのギター、実は仁さんの手作り品!!

「マーチン」というメーカーの部材をアメリカから輸入して作ってくれたのです。

農楽母さんが自分へのプレゼントでお願いしていた作品が、今日完成し、届けに来てくれたというわけです!!

12月頃になるかな、、というお話でしたので、自分への誕生日プレゼントにしようと考えてお願いしていたものなのですが、こんなに早く出来るとは!!

予想外の嬉しさでした!!

それにしても、、仁さんって何をやっても(そばを打ってもギター作っても、スキーやっても、山登りやっても、一輪車も・・・)本当に器用!!

どうもありがとうございましたっ!!!



9月 01, 2012

8月29日は東京へ日帰りで、フランスのグリンツーリズムの最新事情についての講演会に参加をしてきました。

正確なタイトルは、

「フランスの都市農山漁村交流ビジネス最新事情」

ー農村民宿、農家レストラン、教育ファーム、農家直売、都市住民と農村・農業との親密な関係についてー

講師は、(有)アールシーエス研究所 取締役の大島順子さん。

一年の大半をフランスのブルゴーニュ地方で暮らしていらっしゃる方でした。

いろいろと面白いお話をお聞きしたのですが、、日本人との違いとして一番感心したことは、フランス人は「自分のルーツが農民である」という意識を強く持ち、そのことに誇りも持っているということでした。

そして、パリ(都市部)の人は、「農村の空気を吸っていないと生きていけない」と、心のよりどころ、安らぎの場として農村を大切に想い、その傾向は、社会の上層階級の人ほどその割合が多く、農業者とのコンタクトも頻繁に取っている、ということでした。

「田舎の方が良いのが当たり前!」、むしろ、「農業者がうらやましい」という願望も強く、都市住民のやっかみもあるくらいなそうです。

大島さんは20年以上フランスに暮らし、フランス人の中で「パリに住みたい」と考えている人はたった2人だけだったそうで「花の都パリ」は、実は住みたくないところのトップだとか!

そして次に日本との大きな違いを感じたことは、親から子へ、当たり前のように「農や食の大切さ」が家庭の中で伝えられている、ということでした。

小さな子どもたち向けの絵本や雑誌には、タイトルに「農家」と書かれている本が日本に比べるととても多いのだそうです。

そして、子どもが小さな時は、「田舎で育てたほうが健康的」ということで、田舎にホームステイをさせる傾向も多い、ということでした。

この、農村志向、田舎志向は歴史的にみるとフランス革命以前からあったそうです。

19世紀までは、農村を余暇の場としていたのは特権階級だけですが、フランス革命以降、庶民も農村でのレジャーを楽しみ始め、1936年のヴァカンス法の制定(現在では最低5週間以上の長期休暇)により一気に広がりを見せたそうです。

そして戦後、国の経済計画の中で安く長期休暇を過ごせるように、農村滞在を可能にする体制が整備されて行ったということです。

1970年後半からは、「安いから行く、ではなくて、良いから農村へ行く」という意識の高まりを見せ、産業革命以来進んでいた農村から都市への人口流失もストップしたそうです。

逆に、都市から農村への移住が加速しているということで、通える場所を探して農村に移り住む人が増えているのだそうです。

また、最寄りの駅まで300キロという田舎もあるそうなのですが、それだけ不便でも何とかなるように対策が取られているということで日本のように「過疎」とか「高齢化」が問題になっているという話は聞いたことが無いのだそうです!!

日本のように「限界集落」と呼ばれるような悲壮なムードが無い!! これはすごいことですね・・!

(このお話はもっと詳しくお聞きしたかったです・・・)

さて、、農家民宿の形態ですが、ジット・ド・フランスという民宿連盟による分類では、

貸別荘型民宿、B&B民宿、団体用民宿、子ども民宿、コテージ民宿、キャンプ場があるそうです。

最近は、ユニークな農家民宿が増えているそうで、トレーラーハウス、ツリーハウス、、、一番ブームなのが、究極の贅沢を味わう農家民宿として「草原にベッド」と呼ばれる厚手のテントの中に居間や台所、寝室が供えられた宿泊施設があり、このテントのリース会社が農家と契約を交わし、経営を成功させているとのことでした。

また、生産者と消費者が提携して小規模農家を助ける仕組みAMAP(日本では提携、アメリカではCSA)もブームになっているということです。

そしてまた、ペイザン(百姓)という言葉が、魅力的で好ましい農業を示すキーワードとなっているのだそうです!

ペイザン(paysan)=百姓、農民

アグリキュルテゥール(agriculteur)=農業者

この場合の農業者とは、大規模経営をしている農家のことですね。

加工品にも「ペイザンポテトチップス」とか、「ペイザンバター」というように「ペイザン」という言葉が入ると、すべて美味しく感じるのだそうです。

90分のお話の中で、印象に残った部分だけレポートしましたが、、

日本は意識の上でも制度の上でも、30年くらい遅れているのだなあ、、と改めて感じた90分でした。。

普通の農村風景で、この美しさですものね、、、

 

フランスの農村、いつかぜひ訪ねてみたくなりました!!