昨日のこと、7~8年間土蔵の中に眠っていた味噌玉で仕込んだ味噌の樽を開封しました。
この味噌は、確か7、8年前、集落のばあちゃんから昔ながらの味噌玉で作る味噌のやり方を教えて頂いて、仕込んでおいたものなのです。ばあちゃんも、何十年も前の記憶をたどりながらの手探りの仕込み作業でした。。
でも、味噌玉についたカビが赤、青、黄色、黒、白とあまりにも多彩で、ばあちゃんは「こんなんじゃなかったよなあ、、」と驚き、これで本当に味噌になるのかどうか半信半疑だったのです。
そして時は流れ、その話を味噌大好きおじさんのIさんにしたところ、「ぜひ開封に立ち会わせてください!」とのこと。
忘れかけていた味噌樽を土蔵の中から引っ張り出して、イザ開封。。
覆いの新聞紙は破れ、木の樽の周囲はカビだらけで漂うにおいはクサヤ並みの強烈なにおい!!
新聞紙をはがしてみますと、、笹の葉の蓋が見えてきました。
この中に手を入れるのは、かなりの勇気が要ります!
でも、Iさんは平気のへいさ!
「大丈夫だから、中は!」と、果敢に笹の葉と痛んだ味噌を取り除いていきました。
途中経過です。
色鮮やかなカビさんたちがたくさんお住まいのようで、、、
その見た目と臭いに半べそ状態の農楽母さんを横目に、Iさんはどんどん味噌を掘り起こしていきます。
そしてしばらく後、、
確かにとてもきれいな色の味噌が顔を出してきたのでした!!
味噌を愛おしそうに見るIさんです!
きれいな味噌だけ甕に移しました。
コクがあってとても美味しいお味噌です。
新しい笹の葉を敷いて重しをして、またしばらく寝かせてみることになりました。
名付けて『縄文みそ』の誕生です!
チャイも、このお味噌は美味しいと言っていましたよ!
7,8年越しに封印を解かれた味噌樽開封の一日でした!!
最後の写真は、昨日の夕日です。
ちょうど蓮華岳の山頂に沈みました。
味噌開封に立ち会ってくださいましたIさん、リエさん、ヒロさん、どうもありがとうございました!