上田市の鈴木さんと一緒に、大阪府泉南郡熊取町にあります、京都大学原子炉実験所を訪ねてきました。

11月6日に長野大学を会場として開催される小出裕章さんの講演会の打ち合わせのためです。

緑豊かな構内に、実験施設と研究棟等が並んでいました。

小出さんの研究棟です。

資料の山に囲まれた研究室は、電気をつけないために薄暗いのです。でも、これも小出さんの生き方の現れ。

そしてそれは何も大げさなことではなく、大きな窓から差し込む陽光と、パソコンのデスクトップの明りで充分仕事は出来るのです。

私たちが当たり前だと感じている「常日頃の明るさ」、それは、昼も夜も、建物の中も外も・・・その異常さにハッと気が付きます。

小出さんは暑い夏でもエアコンも使いません。小さな扇風機が備え付けてあるだけです。

お土産でお持ちしました野田純子さんのCDをBGMとしてかけて下さる中、打ち合わせをさせて頂きました。。

とてもご多忙なので、10分位で・・と思っていたのですが、あっという間に1時間も時間が経ってしまいました。。

農楽母さんは、反骨の士である小出さんの信念の強さはどこからくるのだろうと、ずっと想い続けています。。

やはり人生の分岐点は、大学生時代に参加した女川原発の反対住民の集会だったそうです。

ことは原発問題に限りません。地球上の至る所で繰り広げられている差別、搾取の問題についても、深く捉えるほどに「それでよいわけがない」と義憤に駆られて戦ってこられたのだと思います。

でも、小出さんの強さは怒り(それはやり切れなさを伴うだけに辛い・・)から生まれたものだけではない、むしろ、生まれ持っての「魂の純粋さ」からくるものなのではないか?ふと、そう気が付きました。

純粋であること、それは今の時代では弱さにつながることのように思いかけていましたが、それは思い違いでした。

そうなのです。純粋であるが故の強さというものが間違いなくある!! 

だからこそ、気が付いてしまった「誤り」に、蓋をして見て見ぬ振りが出来なかったのです。

真正面から見据え続けてこられたのです。

一つ一つの電話にも丁寧に応対をされる小出さんです。

誠実な人はどこまでも誠実で、そして優しい。。

損とか得とか、そういう打算計算が、まだ一切頭に浮かばない若い世代の人たちならば、きっと、この純粋な魂に共振できる。

農楽母さんはそうも想いました・・・。

小出さん、お忙しい中、本当にありがとうございました!

鈴木さん、どうもお疲れ様でした。ご一緒させて頂きましてどうもありがとうございました!

小出裕章さんの講演会は、11月6日(日)午前10時から 長野大学を会場にして開催される予定です。

これから実行委員会を立ち上げて準備を進めて行きます。

皆さま、どうぞよろしくお願いします!

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