今日は本当に清々しい青空が広がりました。

戸隠山もくっきり!です。

農楽里の稲刈りは、古代米からスタートです。

今年の古代米はとてもきれいです。電気柵を張り巡らせたので、イノシシやシカの被害も今のところありません。

今日は、信州大学教育学部教授の土井進先生と、土井先生がご指導をされている「遊you世間」(ゆうゆうワールド)というボランティア活動団体の学生さんがお手伝いに来て下さいました。

「遊you世間」では、キャンパスを飛び出し、地域に入って地域の人や子供たち、お母さんたちと一緒に農作業や通学合宿などの活動をしています。

みんなで唐法師という古代米を手刈りしまして、、

足踏み式脱穀機で脱穀をします。

土井先生です。

先生は、語ります。

「次の22世紀の100年を見据え、今こそ人づくりのための土づくりをしなければならないのです。土づくりは人づくり。人づくりは土作りなのです。大地に根ざしたものしか生きられないのです。」

「人間は、人間ばかりが良くなろうとしてもダメなのです。周りの環境、大地を忘れた人づくりは意味がないのです。」

「私は、50歳になった時、このまま教室の中で学生たちを机に向かわせて、講義だけしていても学生が育たない、と気が付きました。そこで自らが百姓になり、生産のためではなくて、人づくりのための農業をやりたいと思いました。」

「大地は逃げて行きません。いつでも故郷になってくれます。」

「大地に汗を流した分、そこに愛着がわき、故郷となるのです。」

「大地にかかわる仕事をすると、そこが故郷になります。」

「私は、人には3つの故郷があると考えています。一つはお母さん。二つ目は生まれ育った郷土。三つ目は母国。」

「学生たちは、汗水たらして地域の人々と一緒に作業をすることで故郷に支えられている学校というものを感じ取れるようになります。教室の中の授業だけではだめなのです。」

「今の先生たちは、研究授業や参観等、外の人から見られることを嫌がる人が多い。それは、どう見られるのか、失敗したら恥ずかしいなどと、自分のことを思うからです。自分のことばかり考えているから勇気が出てこないのです。地域に、子供に貢献するという、外に力を出していくという姿勢があれば、見られることは何も怖くないのです。」

etc・・・

次の100年を見据えて具体的な活動を実践されていらっしゃる土井先生、熱いお話しをどうもありがとうございました!!

学生の皆さんも、お疲れ様でした!

最後に、アルプスに沈む今日の夕日です。

空気がとても澄んでいて、夜には満天の星空がひろがりました・・。

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