昨日は、小雨降る中紅葉の大鹿村まで足をのばしました。

長野県有機農業研究会大会の講演会の打ち合わせのためです。

大鹿村を訪ねるのは初めてです。

途中紅葉がとてもきれいでした。

分杭峠で休憩をとります。中央構造線の断層の谷です。

分杭峠は、パワースポット?として有名なそうで、確かに入れ替わり立ち替わり人が訪ねていました。

峠を過ぎ、壁のように急峻な山に挟まれた谷沿いの道を走ります。

山道を登り、雲よりも高いところに、知る人ぞ知る小さなチーズ屋さんがありました。

「アルプ・カーゼ」というチーズ屋さんです。「アルプ・カーゼ」とは、ドイツ語で山のチーズという意味です。

ご主人の小林さんは、スイスでチーズ作りを学んでこられ、大鹿村でジャージー種の牛とヤギを飼育し、手作りでチーズを作っています。

ナチュラルチーズは、ブラックコーヒーとも相性がいいのですね!

小林さん、チーズと珈琲をどうもご馳走様でした!

さて、、目指す目的地は「大鹿村中央構造線博物館」です。

地質の専門家、学芸員の河本和朗(カズ)さんです。

カズさんは、70年代の数年間をネイティブインディアンとともに過ごし、その伝統的な価値観にもとても造詣が深い方です。

ネイティブインディアンの価値観に出会い、そして、岩だらけの砂漠のような環境の中でカズさんは

「地球の本体は岩だ。」と感じ取ったそうです。と同時に、千年、万年単位での時間というものを感じたのだそうです。

そして、その中での一瞬の存在。

日本に戻り、地球の本体である岩を科学の目で捉えてみたい、学びたいと思い、それから地質の世界を学んでいったのだそうです。

カズさんは、日本列島のキーワードは「変動帯」である、と語ります。

変動帯であるがゆえに形造られた変化に富んだ豊かな地形。

そしてその地形によってもたらされる豊かな水の恵み。(本来であれば日本列島の緯度は砂漠になる緯度なそうです。それが、日本海があることと高い山がたくさんあることにより、降雨がもたらされるのだそうです。)

カズさん、地球の成り立ち、地殻変動による大陸、日本列島の成り立ち、、時間軸空間軸のスケールの大きなお話しの続きは、来年2月4日~5日に開催されます長野県有機農業研究会の大会でどうぞよろしくお願いします!

最後に、、、大鹿村には塩水が湧き出るポイントがあるそうです。

山でとれるお塩もあるのですね!

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