2月4日、5日は、第32回長野県有機農業研究会大会が開催されました。

長野県有機農業研究会は、全くのボランティアで32年間も続いている任意団体で現在長野県内で約250人が会員となっています。

有機農業や有機的な生き方に関心を持つ仲間がそろっているのですが、とても個性的な方が多く、年に一度の大会には全県から筋金入りの猛者!??が集います。

ことしは、北信地区が当番地区ということで、北信地区の皆さんが中心となって企画、運営を行いました。

会場は、小川村公民館、宿泊は、「星と緑のロマン館」です。

開場前、実行委員の皆さんが打ち合わせ中です。

今年の大会のテーマは、「 ~農業から原発まで大地からその存在を考える~ 農業を支える母なる大地のことを知ろう!! 」でした。

ちょうど寒波が訪れている最中で、参加者の方がどれだけ集まってくださるのか不安でしたが、90人の方がお越しになってくださいました。

講演会の講師は、大鹿村中央構造線博物館学芸員の河本和朗さんです。

演題は、「地球の時間から見た原子力と私たちを載せている大地の営み」。

宇宙時間、地球時間から見た地球の地殻変動のお話から、いかに地球が生きていて動いているのか、実感することが出来ました。

河本さんは、日本の教育の中に現在欠けていて、これから必要なこととして、「変動のイメージ」を挙げました。

確かに、たまたま今目に見えている自然環境の中で私たちは生きているのですが、地球規模の地殻変動と共に自然は変化し続けており、その中で人の暮らしのありようも変化していくものなのでしょう。。

河本さんは、30年ほど前に、ネイティブインディアンの方たちと共に生活した経験もお持ちです。

ネイティブインディアンの思想の中にある、時間的空間的なスケールの大きさ、そして、自分たちを辛い目に合わせたものたち(白人・アメリカ政府)の幸せのためにまず祈りをささげる、というその祈りの深さに「これは本物だ」、と衝撃を受けたそうです。

この祈りのあり方は、各地に残されているネイティブの祈り、また、ガンジーの思想にも通じるものがありますね。。

さて夜は、年に一度、お楽しみの懇親会です!

この、若きおのこら3人は、北信地区のニューフェイス、そして有望株!? 皆さんまだ20代から30代の若さで、真剣に有機農業で生きて行こうと頑張っているのです。

アトリエデフの小島さんも新人御あいさつ。

そして一番うれしかったニューフェイスは、弱冠15歳!のNくん。有機農業を学びたくて、三重県の高校に入学を決めたそうです。

今年の大会は、若い方も数多く参加するとても楽しい会でした。将来が楽しみな若い方が育って行くって、とても嬉しいことですね!!

この日一番の猛者は、飯山からお越しのYさん。6メートルの豪雪の中、そして寒波で雪が降る中、なんと飯山から原付バイクで小川村まで走ってきたという・・・さらに、宿泊場所まで山を登る途中でバイクが動かなくなり、そこに乗り捨てて雪の中を歩いてきたという・・・何とも豪快な方でした。。

そして、この日一番の驚きは、望月のゆい自然農園の由井さんの大きな手!昔、大鵬というお相撲さんがいたそうですが、そのお相撲さんと同じ大きさなのだそうです! 由井さん、心も大きい方なのですが、手も本当に大きかったのです。。

農楽母さんは早々にダウンしましたが、宴会は深夜遅くまで続いたようです。

皆さん、どうもお疲れ様でした!



Comments:
kojima on 2月 9th, 2012 at 10:05 PM #

あれ、おれ写ってましたね!


norari on 2月 13th, 2012 at 1:53 PM #

はい、写っていました!(笑)


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