小雨交じりの一日でした。
畑の作物にとっても、農楽母さんにとっても、本当に久しぶりの休息の雨。
今日は、上田まで車を走らせまして、オールドローズ専門のバラの苗木を栽培し販売されている「Rose Antique」さんへお邪魔をさせて頂きました。
農楽母さん、実はバラ好き。。
バラ、と言いましても、「バーラが咲いた~バーラが咲いた、真っ赤なバーラーが~~」に歌われるような、いわゆるバラの花らしい大輪のバラの花ではなくて、、、ハマナス系などの一重のバラの花や、八重でも花弁の薄くて繊細な、楚々とした小ぶりのバラの花が好きなのです。。
そのようなバラであれば、農楽カフェ(仮称)の手前の小さなお庭にも合のかな、と、バラの苗木を探していたのですが、あまりにも素人のために本を読んでも難しくて、困っていたのでした。。
そんなときにたまたまインターネットで出会いました「Rose Antique」さん。
メールでの問い合わせにもとても丁寧にお答えくださいまして、さっそく、お邪魔をさせて頂いたのでした!
スピーシーズというバラのヒップ(バラの実)がたわわに茂る東屋にて、、、
ご主人の山崎昌廣さんです。
小さな頃から植物がお好きで、ハーブを研究したこともあったそうです。
そして、庭の女王と言われるバラの世界に足を踏み入れたものの、一般受けするハイブリッド・ティー系のバラには違和感を覚え、ターシャ・デューダの庭に憧れを持ちオールドローズに出会い、イギリスから個人輸入でオールドローズのコレクションを始めたのだそうです。
「ナチュラルなバラが好き。女性に例えると、竹久夢二の絵画に出てくるようなか弱い感じのバラ。か弱いバラほど美しい。そういう日本的な情緒が感じられるバラは、オールドローズの中でもティーローズ系にある。花がうなだれて咲くような、、、西洋人にとっては欠点なんだが、日本人の美意識には合うんだよ。アンナ・オリビエのような、、」
と、語る山崎さん。
オールドローズの話になると、もう止まりません!
「昔の女性のようにエレガントなんだよ、、」と、愛する女性を語るかのように、愛するバラを語るのでした・・!
農楽里ファームのHPもご覧になって下さっていて、「全てが効率化ばかり追い求められ人間を慈しむことが無くなっている中、おたくは貴重だよ。感動したよ!」とおっしゃってくださり、農楽母さんも感激!
そして、農楽里ファーム母屋周辺の景観の写真をご覧になって、「あの雰囲気に合うものならこれかな、、」、とお勧めの花を、雨の中いくつも切って持ってきて来て下さいました。。
どれも、ため息が出るほど美しいのです!
この、手に持ったちょっと大ぶりの花は、「ラ・フランス」と言います。
この一輪は、お勉強!?のために切って下さいました。
1867年にフランスで発表されたハイブリッド・ティーローズの第一号です。
そして、この「ラ・フランス」以前を、オールドローズ、以降をモダンローズと呼ぶのだそうです。
そして、この淡いオレンジ色の花は、、、あれ???なんでしたっけ??山崎さん??教えてくださーーい!
花芯のグリーンが特徴です。
(山崎さんからお答が届きました。このバラの名前は、「マドモワゼル・フランチェスカ・クリューガー」でした!)
山崎さんお勧めの、農楽里ファームに合うバラの花のいろいろ、、、
プロスペリティ、レナエ、ガーディナル・ヒューム、ザファウン、ウィリアムリチャードソン、ロサ・キンナモメア・・・・
うーーん、どれも素敵です。。。
山崎さん、これからオールドローズのこと、もっといろいろと教えてください!
どうぞよろしくお願いします!!