埼玉県日高市に、平成22年4月に開園したばかりの「日高どろんこ保育園」があります。
農楽母さんのお友達の娘さんがここで保育士さんをすることになったご縁で、先日、見学をさせて頂きました。。
http://www.doronko.biz/(HPは、「社会福祉法人どろんこ会」の営む朝霞市の「朝霞どろんこ保育園」の紹介が中心になっています。)
保育の目標は、「にんげん力。育てます。」
「にんげん力」を身につけるために必要な遊び・野外体験を提案実践し、”自分で考え、挑戦する勇気”を育みます。
建物は古い日本の民家風で、広い縁側があります。
朝の日課は、小さな子どもたちも一緒に裸足で雑巾がけをすることから始まります。この縁側でご飯を食べたり遊んだりもします。
園庭には遊具はなく、でもその代わりに大きなお山やくぼ地があります。
ハイハイが出来るようになった0歳児の赤ちゃんは、どろんこになりながら、このお山のてっぺんを目指して一生懸命這うのだそうです。。
年齢ごとの教室の名前がまたユニーク!「ひえ」「こめ」「だいず」など、穀物の名前が付いているのです。
玄関脇にはヤギ小屋もありました。お天気の良い日は園庭で放し飼いです。子どもたちは、ヤギのお産、誕生の瞬間にも立ち会えたそうです!
ダイナミックないのちの営みを自然に受け止められる、そして同時にいのちを大切にする優しさも備える、間違いなくそんな子供たちが育っていくことと思います!
こちらは、笑顔がとても素敵な鎌田園長先生です。先生自ら、もちろん裸足です!
鎌田園長先生も、理事長の安永さんも、自分自身の子育てを通じて「子どもが本当に健やかに育つ環境を自分たちで作り出そう」と本気で取り組まれています。。
子どもたちは、近くの畑でお野菜も作り、採れたお野菜を給食室で調理してもらって頂いています。月に一度は、「銭湯でお風呂の日」で地域の人と一緒に裸のお付き合いもしているそう。。他にも、お店や施設を訪問する「商店街ツアー」にも取り組んでいるそうです。
保育園の敷地内には、新潟県の古民家を移築した歴史のある建物が立っています。なんとそれが、地域の学童保育の拠点なのです。
小学生のお兄さんお姉さんと、保育園の小さな子供たちが一緒に遊んだりも出来るのです。
土間や畳。梁があらわしとなっているゆったりとした古民家の空間。
空間(建築)が、人の身体や心に与える大きな力を改めて感じました・・・。
安曇野を舞台に始まった自然保育季楽さんも、日高どろんこ保育園さんも、子どもたちを育てていくうえでの想いは一緒です。。
農楽母さんは、このような子育ての場がもっともっと増えていくと良いな、と願います。。
鎌田園長先生、Kさん、お忙しい中ご案内を本当にどうもありがとうございました!