Archive for 2月, 2012
昨日は暖かな陽気でしたが、、今日はまた雪の一日となりました。
冬に逆戻りです。。
農楽子猫たちも丸くなって寝ています。
今日は東京に住む農楽娘のお母様がお怪我をされたとの連絡が入り、これもまたとても心配になりました。。
やはり寒さのせいでしょうか、、、年が明けてから病気やけがの知らせがちらほらと入るようになりました。
皆さんの早いご回復とご健康を祈る毎日です。。
さて、農楽母さんも体調万全とはいえないのですが、、毎日少しずつ春へ向けての準備を進める毎日です。
本日の作業は、加工所の小屋の2階のワックス塗り。。そして、、、ついに今日で完了しました!
スギの白木が美しい、そして、窓が4面にとってあるのでとても明るい空間です。
明日からは、食器類の整理整頓を始めます。。
東側の窓の外には、樹齢百年以上の大きな栗の木が見えます。
そして、その向こうには、棚田百選に指定された棚田を望むこと出来ます。
今はまだモノトーンの世界ですが、あとひと月もすれば、農楽里ファーム母屋の周りには一面にフクジュソウの金色のじゅうたんが広がります。
その時を心待ちにしながら、、、もうしばらく灰色の空と寒さに耐えましょう・・。
今日は、本当に久しぶりに青空が広がりました!
少し、春を予感させる陽気です。
気温も少し上がり、どんどん雪が溶けていきます。。
でも、朝晩はまだとても寒いので薪ストーブと石油ストーブを欠かすことが出来ません。。
昨年も、冬越しの分の薪を十分に用意することが出来ませんでしたので、薪を購入しなければならなくなりました。。
今日、運ばれてきた薪です。
玄関の前に積み上げられましたので、ネコで北側と西側の薪置き場に何往復もして運びました。
本日も、猫の手は貸して下さりませんでしたが・・・(笑)
それから今日は、2本目のモンペが仕上がりました!
東京の下町に住む農楽娘さんのもとへお届けいたします!
雪の一日でした・・・。
でも気温が高いので、降った雪はどんどん溶けて行きました。
足元では、固く凍った氷に屋根から落ちる雨滴が当たり、小さな水溜りが出来ています。
気温が低ければツララになるはずの雨滴です。
水溜りに落ちるとき、チャポンチャポンと可愛い音を立てていました。
東京に住む農楽孫が怪我をしたとの知らせが入り、とても心配したのですが、「元気でいる」とのことでホッとした一日でもありました。。
降り続く雪を窓から眺めながら、炬燵に入って読書をしました。
読んだ本は、、「原発危機と東大話法」。
ユーモアと皮肉あふれる本です。
原発事故以降、発せられる言葉そのものよりも、言葉を発する人がどういう人間なのか、信用できるのか、胡散臭いのか、、そういうことに目を向ける人が増えたと思います。
事故後、テレビやマスコミに出て発言を繰り返している人たちの中で、誠実さや誠意を感じさせる人が一人でもいたでしょうか?
東大話法規則の一部抜粋です。
1.自分の信念ではなく、自分の立場に合わせた思考を採用する。
3.都合の悪いことは無視し、都合の良いことだけ返事をする。
8.自分を傍観者とみなし、発言者を分類してレッテル張りし、実体化して属性を勝手に設定し、解説する。
14.羊頭狗肉
15.わけのわからない見せかけの自己批判によって、誠実さを演出する。
20.「もし○○であるとしたら、お詫びします」と言って、謝罪したフリで切り抜ける。
東大話法規則は全部で20ありましたが、、、原子力村の住民たちだけでなく、すでに今の社会全体に蔓延している話法のような気がしてなりません。。
昨日一昨日と、埼玉と東京でいろいろな方にお会いした二日間でした。。
ますは、飯能市郊外にあります穴場的なカフェに、埼玉在住の農楽娘!?のゆみさんとご一緒させて頂きました。
ゆみさんの大好きな万年筆のお話やドイツのお話などをお聞きしながら、あっという間の2時間でした。。
アップルタルトと抹茶のシフォンケーキも、とても美味しかったですね!
ゆみさん、楽しいひと時をどうもありがとうございました!
次には日曜日の朝早く、池袋にて「福興ファーム点」のミーティングでした。
点のメンバーは、それぞれが東京、神奈川、長野と離れたところで暮らしていますので、顔を合わせて話し合いを持つことが出来る貴重な時間でした。メンバーの田村さん、鹿野さん、笠井さん、、、
美女に囲まれて、、、心乱れないように!?瞑想中の佐藤さん!(笑)
お正月、1月2日の石巻牡鹿半島大原浜の炊き出し支援以来の顔合わせとなりました。
「点」の今後の活動について、熱い議論が交わされました。
そして今年も、支援のためのお米作りを継続することになりました。
支援米作りのプロジェクト名は、「むすび米プロジェクト」に決定!
この、「むすび」という言葉には、いろいろな思い、意味が込められています。。
ご飯のおむすび、命を結ぶ、点と点を結ぶ、手と手を結ぶ、自然と人を結ぶ、産霊(むすび)、、、
「むすび米」を皆さんと一緒に作り、お届けすること、石巻牡鹿半島の炊き出しやお祭りのお手伝いをすること、仮設住宅で暮らす皆さんに心を添えること、そして、、福島の子供たちの支援のために、、小さくても出来ること、続けていきたいと思います!
点のミーティング終了後は、笠井さんと共に再び飯能市に戻りまして、岐阜県環境医学研究所の松井英介さんの講演会に参加させて頂きました。
講演会のタイトルは「低線量放射線内部被曝による子どもの健康障害」です。
100名を超える参加者の方が熱心に話を聞き、質疑応答も盛んでした。
1人1人の(特に赤ちゃんや小さなお子さんの)健康や命を守るために、このような勉強会や市民活動を広げていくことの大切さを改めて感じました。。
昨晩、とても悲しい訃報が入り、気持ちが沈んでしまいました。。
動物学者の千石正一先生が、たった62歳の若さで亡くなられたのです。。
千石先生との出会いは、農楽息子がまだ5歳のころ。。
農楽息子は、ご縁があって都内の爬虫類・両生類専門のお店に先生とご一緒させて頂いたり、講演会に参加させて頂いたり、、先生の大きなお人柄と自然や生き物に対する大きな愛に直接触れることが出来ました。
初めて先生にお会いした時、先生は5歳の農楽息子と夜の中野の街を手をつないで歩いてくださったこと、昨日のことのように覚えています。。
それから農楽息子は「千石先生のような動物学者になりたい!」、と憧れて先生の真似をして髪を伸ばし続けました。。
長野へ引っ越して来てしばらくお会いしていなかったのですが、年賀状のやり取りだけは続けていました。。
そして、長野へ一度講演へお越しになった際に、数年ぶりの再会となったのですが、、農楽息子に「よう、かわってないなあ!元気か?」と、お声をかけて握手して下さったことも思い出されました。。
先生からの最後のお便りは、昨年末。。闘病生活の大変さと、その中での楽しみについて綴られていました。。
そのお葉書からわずか一カ月のことです。。
もっと長生きをして、もっと多くのことを子どもたちに伝えてほしかったです。。。
絶滅危惧の野生動物たちや自然環境を守ろうと世界中を飛び回り、過酷な環境の中で啓発活動を続けられた千石先生、子どもたちにたくさんの夢を与えてくださり、そして、自然への目を開かせてくださって、、本当に本当にどうもありがとうございました・・・。
今日は、粉雪の舞う一日でした・・。
冬の間のお茶受けを何品か。。
まずは、野沢菜漬けです。これは、シンプルに、昆布と塩と赤トウガラシで付けた塩漬けです。
次は、たくあん漬け。軒下に大根を長く干しすぎたためにヒネたたくあん漬けとなってしまいました・・・。でも、歯ごたえがポリポリとして美味しいです。
それから、干し柿です。ようやく美味しくなってきました!濃厚な甘みです。
2月4日、5日は、第32回長野県有機農業研究会大会が開催されました。
長野県有機農業研究会は、全くのボランティアで32年間も続いている任意団体で現在長野県内で約250人が会員となっています。
有機農業や有機的な生き方に関心を持つ仲間がそろっているのですが、とても個性的な方が多く、年に一度の大会には全県から筋金入りの猛者!??が集います。
ことしは、北信地区が当番地区ということで、北信地区の皆さんが中心となって企画、運営を行いました。
会場は、小川村公民館、宿泊は、「星と緑のロマン館」です。
開場前、実行委員の皆さんが打ち合わせ中です。
今年の大会のテーマは、「 ~農業から原発まで大地からその存在を考える~ 農業を支える母なる大地のことを知ろう!! 」でした。
ちょうど寒波が訪れている最中で、参加者の方がどれだけ集まってくださるのか不安でしたが、90人の方がお越しになってくださいました。
講演会の講師は、大鹿村中央構造線博物館学芸員の河本和朗さんです。
演題は、「地球の時間から見た原子力と私たちを載せている大地の営み」。
宇宙時間、地球時間から見た地球の地殻変動のお話から、いかに地球が生きていて動いているのか、実感することが出来ました。
河本さんは、日本の教育の中に現在欠けていて、これから必要なこととして、「変動のイメージ」を挙げました。
確かに、たまたま今目に見えている自然環境の中で私たちは生きているのですが、地球規模の地殻変動と共に自然は変化し続けており、その中で人の暮らしのありようも変化していくものなのでしょう。。
河本さんは、30年ほど前に、ネイティブインディアンの方たちと共に生活した経験もお持ちです。
ネイティブインディアンの思想の中にある、時間的空間的なスケールの大きさ、そして、自分たちを辛い目に合わせたものたち(白人・アメリカ政府)の幸せのためにまず祈りをささげる、というその祈りの深さに「これは本物だ」、と衝撃を受けたそうです。
この祈りのあり方は、各地に残されているネイティブの祈り、また、ガンジーの思想にも通じるものがありますね。。
さて夜は、年に一度、お楽しみの懇親会です!
この、若きおのこら3人は、北信地区のニューフェイス、そして有望株!? 皆さんまだ20代から30代の若さで、真剣に有機農業で生きて行こうと頑張っているのです。
アトリエデフの小島さんも新人御あいさつ。
そして一番うれしかったニューフェイスは、弱冠15歳!のNくん。有機農業を学びたくて、三重県の高校に入学を決めたそうです。
今年の大会は、若い方も数多く参加するとても楽しい会でした。将来が楽しみな若い方が育って行くって、とても嬉しいことですね!!
この日一番の猛者は、飯山からお越しのYさん。6メートルの豪雪の中、そして寒波で雪が降る中、なんと飯山から原付バイクで小川村まで走ってきたという・・・さらに、宿泊場所まで山を登る途中でバイクが動かなくなり、そこに乗り捨てて雪の中を歩いてきたという・・・何とも豪快な方でした。。
そして、この日一番の驚きは、望月のゆい自然農園の由井さんの大きな手!昔、大鵬というお相撲さんがいたそうですが、そのお相撲さんと同じ大きさなのだそうです! 由井さん、心も大きい方なのですが、手も本当に大きかったのです。。
農楽母さんは早々にダウンしましたが、宴会は深夜遅くまで続いたようです。
皆さん、どうもお疲れ様でした!
今日は雪がやみました。。
やみましたが、、、ストーブをつけていても室内温度が4度の寒さです。。。
午前中、京美人のみきさんがたいちくんと一緒に遊びに来てくれました。
たいちくん、ようやく1歳になったところです。農楽子猫のチビ太はまだ1歳になっていないのですが、、精神年齢は大体おんなじ位のようで、、
猫用のおもちゃで一緒に遊んでくれました!
次には農楽猫のチャイに、そっとキスを!
とても微笑ましかったです!
午後は、用事がありまして下界へと降りたのですが、、途中、カキの実がなったままのカキの木に目が止まりました。
カキの実が、雪の帽子をかぶっているのでした! なんだか頭が冷たそう・・・。
用事を済ませて山へと上がる途中、、美しい一番星が輝いていました!
まだまだ日が暮れるのが早いですね・・・。
昨晩は、暴風雪で吹きすさぶ風の音に何回も目を覚ましたほどでした。。
明け方からは穏やかな雪の降り方になり、丸一日降り続きました。
居間の窓から見える雪景色です。
今日は、読書とモンペ縫いの一日でした。
そしてついに、モンペが一枚縫い上がりました!
農楽娘さんにお渡しするのがとても楽しみです!