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7月 07, 2014

これから何回かに分けまして、6月20日から7月2日までのフランス・ブルゴーニュ南部の農村を巡ってきました旅のレポートをお届けしたいと思います。

今回の旅は、ブルゴーニュ在住約30年「フランス田舎めぐり」(JTB出版)や、「いのち、ひとみ、かがやくフランスの教育ファーム」(日本教育新聞社)などのご著書のあります大島順子さんによりますコーディネート&通訳、そして大島さんのご友人でありますGさんによりますドライバー&ガイドというとても贅沢で貴重な、そして特別な旅でした。。

同伴者は農楽娘と、友人の息子さんで農業高校に通うKくん。

大島さんには半年も前から出発まで、数十回にも渡ってのメールをやり取りをさせて頂きながら、きめ細かな旅のご準備をして頂きました。。Gさんには、全走行距離3,000キロにも及ぶ車の運転と文化史跡とブルゴーニュの豊かな食のガイド、そして、、お料理も!!!と、旅を通して大変お世話になりました。もう、言葉に尽くせぬ感謝の気持ちで一杯です。。本当にどうもありがとうございました!!

では、、まずは第1日目から、、、

6月20日のフランス時間の16:30頃、パリのシャルル・ド・ゴール空港に到着。

大島さんとGさんが車でお出迎えして下さいましたので、安心してフランス入りすることが出来ました。

それから、パリからの渋滞のために約2時間かかりまして第一の目的地であるビリアンビエール村の農家民宿「ファーム オルソンビレ」へ。

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その入口に立ち、えーーーっと、、「ここが農家民宿ですかあ???」と、その広大な敷地と石造りの重厚な建物に圧倒されて我を忘れてしまった農楽母さんでした。。。

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お客さん用の玄関は、家主の母屋とは完全に独立しています。

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中へ入りますと、自由に使うことのできる居間や食堂はこのような感じ。。

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そしてこちらも自由に使える台所。

この宿は、B&B(ベッド&ブレックファスト)タイプの民宿で、夕飯は共有の台所で自由に自炊して食堂で頂くことが出来ます。

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寝室はと言いますと、、、

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いずれも広くて清潔でおしゃれ!

なんだか、トリップアドバイザーのホテルガイドのようになってきましたが、、(苦笑)

どこぞのリゾートホテルのようなお部屋に、本当にびっくりしてしまったのです!

フランスには、「ジット・ド・フランス」という農村にある民宿だけが加盟できるという世界で最大の加盟者数を誇る民宿連盟があり、大きく6種類の民宿に分かれるのだそうですが、(B&B民宿、貸別荘型民宿など・・詳しくは、大島さんの「フランス田舎めぐり」をどうぞご覧になってください!)それぞれに麦の穂のマークで示される等級基準があります。

現在のB&B民宿と貸別荘型民宿の等級には、1つ穂から5つ穂まであり、今回の旅ではすべて3つ穂の宿を選んでくださったということでした。この、「3つ穂」というレベルは、快適さに問題がなく、高い利用料金ではないので利用しやすいために顧客を引き付けることができる、理想的というか、普通のランクなそうで、、、、これだけの施設で「普通の民宿」ということに、頭がクラクラ致します。日本における民宿や、農家民宿のイメージとはもう根底からメージが違いますね。。

さて、、どこかにイメージできる範囲の!?農家民宿らしいところはないか!?、、と探しますと、、ありました!

お庭で採れたてのサクランボとクルミがご自由にどうぞ!と山盛りで提供されていたのでした。。

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お屋敷の外は一面の穀物畑。

穀物は大麦と菜種等、、

向こうの森の見えるあたりまでが敷地なそうで、、なんという広さ!

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この日の夕飯は、大島さんがご用意して下さった軽食で。

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ブルゴーニュでは南仏のように野生のハーブが生えている伝統がないために、パセリやエシャロットを料理によく使うそうなのです。そのパセリと豚のハムをゼリー寄せしたディジョンの名物料理「ジャンボン・ベルシエ」、大島さん手作りのクスクスを使った「タブレ」というお料理、そして、半熟玉子とサーモンのゼリー寄せ等、デザートに大島さん手作りのバニライス(このバニラアイスが、今回の旅の中で頂いたデザートの中で一番美味しくて印象に残っている味!)を、白ワインとともに美味しく頂き、緊張と興奮冷めやらぬ中、初日は無事に終わりました。。。

翌朝のお散歩で、、

裏庭には、たわわに実るサクランボの樹があったのですが、ネットをかけていないのにそんなに鳥たちに食べられている様子は無いので、ちょっとびっくり。野鳥たちは結構集まっているお庭で減農薬なのに、、どうしてかな、、と考えてみるに、実のなり方が豊富ですし、他にも周囲にたくさんの食べ物があるのできっと集中的な被害を受けるようなことにはならないのだろうな、、と思いました。

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面白かったのは、トマトに使われている渦巻型の支柱です。

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最近フランスの畑でよく見かける支柱なそうで、トマトが1人で巻き付いて伸びて行ってくれるそうなので、これは、ヒモで縛る手間が省けて楽そうです!

そして、朝食です。

セルフサービスで、パン、ハム、チーズ、コーヒー紅茶等。

これに、オレンジジュースや手作りのジャムもつきました。

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写真を撮り忘れてしまったのですが、お給仕をして下さったのが、宿のご主人お1人で、奥さんの姿は最後まで見えず。。

フランスの農家民宿では、この様にご主人が切り盛りするスタイルも多くあるそうで、これも日本との大きな違いのひとつですね。。

 

さて、ここでクイズです。。

この手袋は何でしょう???

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答えは、お風呂で使うフランス式!?「垢すり」でした!

旅はまだまだ始まったばかりです・・・。。

続く、、

 

 

 



7月 07, 2014

7月3日、ブルゴーニュの農村視察の旅より、無事戻りました!

ただいま!です。

戻りましたものの、熱を出して寝込んだり時差ボケもありまして、ようやく今日から畑仕事を始めることが出来るようになりました。

ハウスの中は、ジャングルながら作物も元気でしたが、、

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畑の方は、予想通り草の方がそれはそれは素晴らしくお元気で!!

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明日からの畑作業、やりがいがあるというものです!!(笑)