Archive for 5月, 2011
今朝早く、農楽娘が一匹の子猫を拾ってきてしまいました。。
生後一カ月くらいでしょうか・・
今日は、農事通信員の笠井さんが畑のお手伝いに来て下さったのですが、子猫騒動で作業がはかどりません。。
草刈り鎌をふるうにも、細心の注意が必要です。ちょろちょろとまとわりついてきますので・・。
ラッキョウ以上に気を使います。。
困りものではあります・・・が、、やっぱり可愛いので、、思わずチュッチュしてしまう笠井さんでした。
なんだかんだでラッキョウ畑の草刈りを2列終了することが出来ました。
笠井さん、どうもありがとうございました。
それにしても、、、来月新たに子猫を引き受ける予定となっておりますので、、この子をどうしたものか・・・。
どなたか里親になってくださいませんか????
農楽里ファーム母屋の前の草刈りをしました。
スギナがたくさん生えています。
草に囲まれていたビオラの花もほっとした様子です。
もうすぐ満月ですね・・・。
草刈りをして下ばかり向いていたのですが、夕暮れ時になっても明るいので気が付きました。
そして家に帰ると、昨日お別れをした神戸の女子中学生Sさんからメールが届いていました。
昨年2010年の5月10日は、須藤康花さんの一周忌の日でした。。
農楽母さんはちょうど一年前、一周忌に開かれた康花さんの個展のために上京したのでした。。
そして、今年は、康花さんの画集が手元に届きました・・。
「夢幻彷徨」-須藤康花画文集ー 発行 東京図書出版 発売リフレ出版 定価 本体3000円+税
「須藤康花 田舎の詩情ー麻績村の四季ー」 同上 定価 本体2500円+税
お父様である須藤正親先生(東海大学名誉教授)が編纂された作品集です。
農楽母さんと須藤先生、康花さんとの出会いは9年前。
大岡村のお隣の麻績村に百姓庵をかまえ、東京と麻績村との往復の生活の中を送りながら、先生は大学の講義と百姓仕事に、、康花さんは創作活動と百姓仕事に取り組んでおられました・・。
そして、農楽家族大岡移住の準備の際には、麻績村の百姓庵に何遍も寝泊りをさせて頂いたのでした。。
康花さんは、2歳でネフローゼを発症、以来闘病生活を送りながら絵を描き続けました。
そして、わずか30歳8カ月でその生を閉じたのでした。。
物静かで思慮深く毅然としていながら、子どもたちに向ける眼差しはいつも温かでした。・・「いつか、百姓庵の母屋の隣にある土蔵をアトリエにして、村の子供たちに絵画教室を開くことも夢の一つだ」と、語ってくれたことがありました。。
「夢幻彷徨」の後半部には、康花さんの散文や詩が記されています。
その始めには、先生の想いを寄せたのでしょうか、、バルザックの詩「軌跡」(「谷間の百合」より)が扉として記されています。
「わたしの物語がよくわかるには、あの美しい年頃にかえっていただかなければなりません。つまり口はまだ虚偽を知らず、欲望やら気おくれやらで目蓋は重く垂れていても、眼差しは素直で、精神は少しも世の中の偽善に慣れず、臆病な心もはなはだしいが、衝動的な親切もまた同じように甚だしい、あのうつくしい年頃です。」
以下は、康花さんが17歳の時に記した文章です。
「・・・それからたぶん、これが恐らく今後の自分の絵のあり方、否、絵に限らず、自分の精神性の問題として基盤を築き上げることになるであろう。(略)自分は世界に眼を向けることはしないだろう。向けたところで、それらを父のように頭の中で整理し理解するという至難の業は到底無理だからだ。だから自分は、油絵型上村松園の二代目のような、自国の小さな平凡な世界、そういうものを一生涯追求し続ける平凡な作家でよいと思う。ただその平凡な中にも、さすがに未だ欲が残っていて、今まで先人が試みて成功しえなかったような陰影の効果を高め、その中から生まれる日本の世界、そのようなものを描いてみたいと思う」
「自分は古き良き日本の“静”と“闇”の世界を、日本画としてではなく、油絵で頂点をつらぬきたいと思うようになったのだ。何故このことにもっと早く気づかなかったのかと思う」
そして、次の詩は、辞世となるいくつかの詩の中の一編です。
「 怠惰だった 」
春の香りがする
風がとてもやわらかだ
夕べは発作的に救急車を呼びそうになった
死ぬ時はあれよりももっと苦しいのだろうか
私の人生 人の為に何もしてこなかった
怠惰だった
このスケッチは、8年前、康花さんが描いてくださったものです。。農楽里ファーム母屋の居間に飾ってあります・・。
今、康花さんの画文集を手にして、想います。
創作活動として「闇」と「光」の世界を追い続け、また自らの心の底知れぬ「闇」とも対峙し続けた・・・
もちろん、見失いそうになりながらも微かな光を求め続けた・・・
既に老成した魂が生を受けることもある。
そして、時は必ずしも全ての人に同じ比重では存在していない・・・。
一夜明けまして、、今日は良いお天気でしたので、神戸からお越しの女子中学生と一緒に山菜採りに出かけました。
農楽父さんに、コゴミの採り方を教わります。
コゴミはまだまだ収穫できそうです。。
収穫してきたコゴミを、パックに詰める作業を体験します。
障子に畳に板襖・・・
農楽母さん、「こういうお部屋ってどんな感じがする?懐かしいって感覚はある??」と、聞いてみました。
「懐かしいって感じはしない、、けど新鮮! 珍しい! でも・・・落ち着く!!」
最後の、「落ち着く」って言葉を聞いてほっとした農楽母さんでした・・。
コゴミの他の今日の収穫は、、、
山ウド、タラノメ、トトキ(ツリガネニンジン)、セリ、ヨモギ・・
すべて、天ぷらにしてお昼に頂きました!
お料理中、、「見て見て~!」の声がします。ようやくチャイを抱き上げることが出来たのですね!(笑)
天ぷらも美味しく揚がりましたね!
お昼の後は、、子どもたちの一番人気、やっぱりチャイ!
自らも四足になって、チャイと鼻付け(鼻付けは友好の証なのです。)をすべく、がんばった女子中学生!
チャイがいるところには、何ということもなくみんなが集まります。。
本当に、あっという間の二日間でした。。
そしてお別れのとき・・・ジャージを制服に着替えて、、、「もっと居たい・・」(涙・・・)
みんな、借りた長靴をきちんと揃えてくれましたね。。
来てくれてありがとうね。。受験、頑張ってね・・。
今日は、今年初めて半袖になりました。
空気も澄み、爽やかな快晴の一日でした。
今日一番のお客様は、東京に住むかほみさん。田舎暮らしを模索中。ほんの少しですが、大岡をご案内しました。
かほみさんは東京で音楽活動をされています。
そこで、大岡で出張そば打ちをしているお友達の仁さんをご紹介。
お二人は、あっという間に意気投合!?(笑)
仁さんは、田舎暮らしの心構えなど、いろいろと相談に乗ってくださいました。。
かほみさん、お料理の手伝いもして下さってどうもありがとうございました。
また遊びに来て下さいね!
そして、、午後には、神戸から修学旅行の女子中学生6人がご到着です。
「みんなと同い年の子がイラストや4コマ漫画を描いているんだよ」、という一言で、かわら版農楽里にかじりつきました!
皆さん、明日のお昼まで一緒に楽しみましょうね!
そして夜には、、、上田のコラボ食堂のファーマーズ会議に参加です。
今日は、夜遅くまで駆け回った一日となりました。。
農楽里ファーム園内に、アトリエDEFさんの田んぼと畑があります。
HP http://www.a-def.com/index.php
アトリエDEFさんは、自然素材だけで家作りをする工務店さんです。家作りだけではなく、森作りや、循環をキーワードにした暮らし方、生き方の提案をされています。農楽里ファームでは、衣食住のうち「食」の部分として 「農」に一緒に取り組んでいます。
今年はDEFの田んぼでコシヒカリを皆さんと一緒につくりましょう!
<日程>
5月28日(土)午前9時 慶師入口バス停集合
参加費 大人一人1000円(昼食込)
持ち物 農作業可能な汚れても良い服装、長靴、軍手、タオル、帽子、雨具、水筒
お申し込み、お問い合わせは
メール:norari@grn.janis.or.jp
℡:026-266-3034、090-9669-6954(遠藤)
雨の一日でした。
近くの集落のばあちゃんの家に、「そろそろ目が開いたころかな、、」と、子猫のその後を見に行ってきました・・。
なんと、、もう1人で歩くようにもなっていましたよ!
そして、、こちらがそのお母さん。
ね、、やっぱりどう見ても農楽猫チャイとそっくりでしょう。。。これはもう、兄妹ですね。。。
子猫を抱き上げますと、、こーーんなです。小さくてふわっふわ。。
前回ばあちゃんは、「オスだ」と言っていたのですが、メスでありました。。
そして、、気になる名前ですが「チロロ」に決定!
6月に入ったら農楽里にやってきます。
6月12日の田植えの際には皆さんにお披露目できることと思います!乞うご期待!!
目を覚ますと、、朝もやに囲まれた静かな朝でした。。
その後、激しい土砂降りに・・・
農楽母さんは下界に用事があり、長靴をはいて降りて来たのですが、なんと長靴に穴が開いておりまして・・・足をぐしょぐしょにさせて山に戻ってきたのでした。。(涙)
さて、、今日は、かわら版の発送を進めました。
1000枚のかわら版を折りたたんで発送する作業は、結構骨の折れる仕事です。少し時間がかかってしまいますが、順次送って参りますね!
それから、新しい味噌の甕を開けました。。
この味噌は2009年に仕込んだものですので、2年物ですね。良い色と香り。味も美味しい!
土間に置いてある味噌甕が5本、土蔵には大きな木の樽に味噌が入っています。
今、農楽里ファームには合計200キロ近い味噌があるのではないでしょうか・・・!!なんとなく安心感。。
そして今日は嬉しい贈り物が届きました。
まずは、京美人のみきさんから、、京都の手拭です。
みきさん、素敵な手拭をどうもありがとうございました!!
そして、千葉県在住の日本画家浅野陽さんから届きましたのは、、お手製の絵ハガキです。
陽さん、どうもありがとうございました!
農楽里ファームの小さな山菜セットです。
アサツキ、セリ、コゴミ、ウド、タラノメが、各100グラム入りで1250円のセットです!(送料別)
どうぞお楽しみください!
お申し込み、お問い合わせは、norari@grn.janis.or.jp
までどうぞ!
激しい雨の一日でした・・。
でも、久しぶりのお湿りで、畑の土や草たちはとても喜んでいたと思います。
写真は、昨日撮ったものです。。
ネギ畑にて・・今、雑草たちが顔を出し始めています。
今、このくらいの時にちょっと手をかけておかないと、あっという間にネギを追い越す背丈まで伸びてしまうのです。。
草かきという道具で、雑草を引っ掻いて!?回ります。
昨日はチャイもお手伝いを。。砂浴びをしているようですが、、実は草かきのお手伝い!?
そして、、ふと、もの想いにふけります。。
つられて農楽母さんももの想いにふけります。。
放射能は五感で感じ取ることが出来ない。
今、チャイがこうしている土が、もし汚染されていたのなら・・と。
そして、すでに汚染されてしまった福島の土地。
ずっと続くものだと当たり前に思い込んでいた日常が、足元から崩されてしまう怖さと無念さ。。。
原発問題は自然災害ではないのですから。。
でも、悲観ばかりしていてはいけない、と。
見て見ぬふりはできないと、知って知らぬふりはできないと、我がことのように痛みを感じ、考え、そして行動する若者たちが増えていることを頼もしく感じてもいるのです。。