Archive for 11月, 2011
アルプスの雪が、目線の高さまで降りて来ました。
パソコンのキーボードを打つ手もかじかむ冷え込みになってきました。。
今日は、京美人のみきさんとたいちくんが畑のお手伝いに来て下さいました。
畑に行く前に、農楽子猫たちにご挨拶です。
グリンピースのタネは、5粒ずつ、点蒔きにします。
少し芽が出たところで雪の下で冬を越し、来年の6月下旬から収穫となります。
午後は、地域の児童クラブへ顔を出しました。
落ち葉掃きをする子ども・・。
一輪車の練習をする子ども・・・。
こんなのどかな小さな山中の子どもたちですが、このところ少しいろいろなことが起こり、、、毎日のようにミーティングが繰り返されているのでした・・。
木枯らしが舞い、とても冷え込んできました。
もうすぐ雪も降ってきそうな寒さです。。
農楽母さんは、風邪をひいてしまい、咳が長く続いています。。
今日は、千曲市からお客様が見え、古代米の稲刈りをお手伝いしてくださいました。
Tさん、足元がぬかるむ中、どうもありがとうございました。
古代米、まだもう少し残っています。。
雪の稲刈りにならねば良いのですが、、、
昨日から少し気温が下がり、冷え込んできました。
今日は、広子ちゃん、あかねさんがタマネギの移植のお手伝いをして下さいました。
約1000本のタマネギ移植、完了です!
広子ちゃん、あかねさん、どうもお疲れ様でした!
お天気の良い一日でした。
隣の畑では、ばあちゃんが野沢菜の収穫を始めています。
あれっ?? なぜかチャイが、ばあちゃんのそばに寄り添っているのでした・・。
ばあちゃんは「オレのこと、守ってくれてるようだよ、この猫は・・」と、嬉しそうでした。。
午後には、つぶつぶの広子ちゃん、そのお友達のあかねさん、古山さんが、雑穀のヒエの調整の体験に訪ねてきました。
そして、夜には広子ちゃんとあかねさんが手料理を振る舞ってくださいました。
坂城町で有機農業に取り組む大内くんも遊びに来てくれましたので、早速かわら版農楽里の校正のお手伝いをお願いしました!
なぜかお尻を向けるチャイです・・。
そして、、農楽母さんの校正中にも邪魔をしに来ます。。。
し・か・も、、、用紙の上にどっかりと!!(笑)
11月5日(土)、6日(日)の二日間、農楽母さんは、京都大学原子炉実験所の小出裕章さんの講演会実行委員の一人として上田で過ごしました。
小出さん、まず5日の午後には、上田の予備校に在籍する学生さん向けに講演をして下さいました。
この映像は、ニコニコ生放送でも放映されました。
講演の途中では、キヨシロウの「Love MeTender」、「Sumer Time Blues」を織り込んで、ユーモアも交えたお話をして下さいました。
そして、ニコ動さんのインタビュー、記者会見、実行委員の皆さんとの懇親会と続きました。
写真は、懇親会席上での小出さんです。
大好きな「命の水」とともに、和やかな時間を過ごしました。。
翌日は早朝からのインタビュー取材をこなした後、長野大学を会場に「未来のために!福島原発事故が教える現実」と題された講演をして下さいました。
会場は、直接小出さんのお話を聞けるメイン会場と、映像配信されるサテライト会場の2会場に分かれ、合計688人の参加者がありました。
他に、ニコニコ生放送では三万人ものアクセスがあったそうで、合計30,688人が同じ時間を共有したことになります。
県単位としては原発が無く、しかもとても閉鎖的で保守的な長野県内で、このような講演会に700人もの人が集まったということに驚きもありましたが、それだけ、真実の情報と、筋金入りの反骨精神を持つ科学者に生で触れたい、という人が大勢いらっしゃるということですね・・・。
この映像は、2000年度の「原子力安全白書」に書かれている文章です。
最後の赤字、お読みになれますか??
「絶対的安全への願望」と書かれています。 これは、笑えないブラックユーモアでしょうか!??
「何言ってんだ~ざけんじゃねえ~核などいらねえ~~♪ 何やってんだ~えらそうに、世界のど真ん中で~~♪」 (byキヨシロウ)
と、思わず口ずさみたくなりますね・・。
お話の最後は、地球の夜の衛星写真です。
この日本列島の異様な明るさに、長野の皆さんも、ハッとしたことでしょう。
講演終了後、休憩時間に会場からの質問票を回収したのですが、その数の多さ、多岐にわたる質問内容に、参加者の皆さんの関心の高さがうかがわれました。
ニコ動と会場からの質問に答える小出さんです。
どんな人にも、どんな質問にも誠心誠意、誠実にこたえようとする小出さんのお人柄に、多くの人が感動を覚えます。
そして、メイン会場もサテライト会場もすごい熱気に包まれて、小出さんの講演会を無事終了することができました。
参加者の皆さんが、原子力の問題を我がこととしてとらえ、自分に何が出来るのか考え歩み始めること、それこそが小出さんの願いでもあり、実行委員の私たちの願いでもあります。
最後は、実行委員の皆さんと簡単な昼食会を開き、上田でのお別れとなりました・・・。
小出さん、ご多忙の中超超ハードスケジュールにお付き合いして頂き、本当にありがとうございました。
そして、実行委員長のうえだ百勇士会の鈴木永さん、実行委員の皆さん、本当にお疲れ様でした!!
鈴木さんと皆さんの熱い思いで素晴らしい2日間を共に過ごせましたこと、感謝の気持ちでいっぱいです!
どうもありがとうございました!!
11月26日(土)から、長野市権堂にあります「長野ロキシー」という映画館で「沈黙の春を生きて」という映画の上映が始まります。
農楽母さんは、先日その試写会に参加してきました。
この作品は、ベトナム戦争の枯葉材による被害を追ったドキュメンタリー映画「花はどこへ行った」を制作された、坂田雅子監督の2作目のドキュメンタリー映画です。
坂田雅子さんは、以前「のらりっ記」でもご紹介させて頂きました、「聞いてください」という本の著者である須坂市の坂田静子さんの娘さんでもあります。
坂田さんは、ベトナム戦争の帰還兵であるご主人をガンで亡くしました。
そのガンの原因が、ベトナム戦争時に10年に渡ってでまき散らされたダイオキシンを含む「枯葉材」に起因するものであると知り、ベトナムに渡り、同じ戦争の被害者であるベトナムの市井の人々と出会い、その虐げられた人々の心に寄り添いながら前作「花はどこへ行った」を制作されました。
写真は、坂田雅子さんです。
とても知的で落ち着きのある女性です。「かわら版農楽里」の発行を支え続けてくださっている、出版社オフィスエムの編集長、村石さんの長いお付き合いの友人でもあります。
新作「沈黙の春を生きて」では、先天的に手足の欠陥を負って生まれた帰還兵の娘ヘザーが、父の戦場であったベトナムに同じ被害にあった人々を訪ねていきます。
ヘザーの「アメリカにいる被害者に何かメッセージを」という質問に対し、全身の皮膚に障害のあるベトナムの少女は、「同情を感じます。頑張ってください。私も幸せになるために頑張っています。」と涙を浮かべながら小声で答えます。彼女は学校へも通えず、友達もいません。そして、襲われる激痛に耐えながら生きているのです。
なんともし難い自らの宿命を、ただ受け入れ、そして謙虚に生きる彼女のその姿に、農楽母さんは涙しました。。
戦争というものの本質は国と国との戦いではなく、富を独占し権力を握るものが、さらなる富の独占のため、そうでない普通の人々をコントロールし、対立をおこさせ、殺し合いをさせる構図なのです。。
この映画はこの構図を明らかにするとともに、国境を越え、被害にあい傷を負った弱きもの同士が心を通い合わせ、新たな声として世界に発信していきます。
50年前に、レイチェル・カーソンは著書「沈黙の春」の中で、「化学物質は放射能と同じように不吉な物質で世界のあり方、そして命そのものを変えてしまいます。今のうちに化学薬品を規制しなければ大きな災害を引き起こすことになります。」と語っています。
しかしその後も人体や他の生物の命にも危険を及ぼす様々な化学物質は生み出され続け、そしてついに日本でも原子力発電所の事故により放射能汚染が現実となってしまいました。
「枯葉材」による被害と悲しみは、世代を超えてこの「今」に続いています。
「枯葉材」の被害も放射能汚染の被害と悲しみも、一体この先何世代に渡り続いて行くのでしょうか・・。
多くの人に、この映画を目をそらさずに観て、そして我がこととして考えて頂けたら、、、、と思います・・・!
「沈黙の春を生きて」
「花はどこへいった」から3年・・・坂田雅子監督最新作
2011年11月26日(土)より、長野相生座・ロキシ―にて公開!
初日、坂田雅子監督による舞台挨拶があります。
前売り券1000円(当日1800円、学生1400円のところ)
(問い合わせ)長野相生座・ロキシ―
℡026-232-3016 長野権堂2255(権堂アーケード中央)
かわら版7号の原稿作成に追われています。
パソコンに向かう時間が長くなると、頭痛がしてきますし、体も冷えますし、、、
そこで、足元には毛布にくるんだ湯たんぽの登場です。
これで足元ぬくぬく!
さらに、膝の上にはオデブになってしまった農楽子猫のチビ太。
重いけれどじっとりとした熱が伝わってきます!
そしてさらに、居間での読書中には、ミコ太が肩乗り猫に・・・。
これで肩もポカポカです!
お天気の良い日が続いています。
天高く馬肥ゆる秋・・・と言いますが、本当に秋の空は高く感じます。
そして、農楽母さんの食欲も増加気味・・
稲のはざ掛け、ふつうは田んぼの中で行うのですが、今、農楽里ファームの母屋の軒下にも少し運ばれて干されています。
これは、天日干しの最中に一度も雨に当たらないお米が欲しい、というお客様のご要望にお応えしたものです。
稲の下では、農楽猫チャイがくつろいでいます。
そして、さらにその縁側の下では、農楽子猫のチビ太がくつろいでいたのでした!