11月23日(土)には、農事通信員でお馴染の笠井さん主催の食育・食養セミナーが開催されました。
国際中医師の木津学先生によります、20年近くに渡る経験値より導き出されました実践的中医学の講座です。
今回から、参加者の皆さんの具体的な症例をもとに、その原因から対処方法までを木津先生との対話形式で1人1人が考えて答えを出していく、というスタイルに変わりました。
そもそも食育とは何か、、、
「あれが良いこれが良くない、調理方法はどうするか、、」、、
本質的なこと、大切なことはそういうノウハウではないでしょう、、
木津先生は語ります。
大切なことは、
「いのちを頂いている、ということに対する想いなのだ」、、と。
「いのちとは、マニュアル化できない。一分一秒一瞬たりとて同じということはないのだから」
「私達のいのちは、他のあまたのいのちの犠牲の上に成り立っている。それを、ありがたく、美味しく食べることが一番の供養になる」
農楽母さんも、本当にそう思います。。
具体的な症例として出されたのは、風邪と冷え性、でした。
そのどちらもが生活習慣から来る体調の乱れですので、各人の生活習慣の良直しから始まり、それをどう改善していくか、特に、「食」に関して体の仕組みもの解説も含めながらひも解いていきます。。
私たちの暮らしの中で改善していける、「食・息・動・想」。
それを、明確にイシキすることがとても大切!
そして、いのち、宇宙の仕組み(法則)に気付くことが出来るようなヒントも織り交ぜながら、木津先生のお話は尽きることがありません。
集まる参加者の皆さんも真剣に命や食、身体に向き合っていますので、濃密でとてもいい場が生まれています。
この日の講座は、木津先生のお誕生日が近い、ということで笠井さんにお願いをされまして、農楽母さん手作りのリンゴのタルトをお持ちしました。
休憩時間に、木津先生、参加された皆さんと一緒に頂いたのですが、、
木津先生からは、「この味は、昨日今日すぐに出来る味ではない。これまでの積み重ねがあって出せる味ですね。本当に美味しい」
と、おっしゃって頂きました。
「美味しい」という感覚が、決して、分析されうる味覚だけから来るものではない、ということをお分かりの先生からのお言葉でしたので、とても嬉しかったです!
来年もこの講座は続きますので、食や命について深く考えてみたい方は、是非、ご参加ください!
一緒に学んでいきましょう!!
木津先生、笠井さん、参加された皆様、どうもありがとうございました!!
これからもどうぞよろしくお願いします。
写真は、今朝の戸隠山です。
今朝も空気がとても澄んでいます。。