雪の中、今日は一匹の旅猫がバリ島からやってきました。
「30度の気温差、大変だったことでしょう、、、
寒いから早く中へお入りなさい。。」
「親切にどうもありがとう、あれ、、もしかして君もバリからやってきたの??」
「そうだよ、僕には羽があるからね、農楽里の評判を聞きつけてバリから飛んできたのさ」
「そうかい、、実は僕も一度農楽里に来てみたかったんだ。お母さんはやさしいと聞くし、ご飯は美味しいというのでね! ちょっと不安なのは、先住猫たちのことさ、、」
「それなら大丈夫だよ。きっと仲良くやっていけるよ」
「うん、そうだといいな。まずは、一番の先住猫チャイさんにご挨拶をしなきゃ、、」
「チャイさん、チャイさん、、、はじめまして!」
「ウニャ?ああ、君か、、君が来ることは栗の木の神様から聞いていたよ。こちらこそどうぞよろしく!」
「さすがはチャイさんだ、懐が大きい。。次は僕と同じ模様のチビ太さんにご挨拶だ、、チビ太さん、こんにちは。これからどうぞよろし・・・・」
「ウニャア???寝ているときにうるさいにゃあーーー!」
ボスボスボスッ!!!
「わーーー、ごめんなさいごめんなさい。」
((わーーん、これは先住猫からの洗礼か、、、! 噂にたがわずちょっとやんちゃ!?))
一息ついて、、、
「おう相棒、さっきは悪かったにゃ。わしは寝起きが悪いんでね」
「イエ、、こちらこそ、、寝ているお邪魔をしてしまいまして、、、」
「最後はミコ太さんだ。ミコ太さん、バリから来ました、どうぞよろしく!」
「ミャアオ、はいそうですか、、どうぞお好きにご自由に、、、僕はほとんどうちを空けているもんで、、のんびりとしていって下さいよ」
「あ、ありがとうございます。。」
((ミコ太さんは、ずいぶんあっさりとしたお方だな、、)
「ああ、いろいろとあった一日だったけれど、農楽母さんのお布団で一緒に寝られるなんて最高の幸せだ!!」
「バリに比べて外は寒いけれど、お布団の中は湯たんぽもあるし何とも心地良いなあ、、」
「もうここで旅はおしまいにしたいなあ、、」