6月25日は、貸別荘のあるシャンプレシー村から車で10分ほどの小さな美しい街シャロルのお散歩から始まりました。
シャロルは川辺の眺めが美しいので、小さなベニスとも呼ばれているそうです。
建物の壁には、街並みに合う花が飾られていて、ちょっとした花壇でもよく手入れがされていて美しいのでした。
まずは、ツーリスト・オフィスへ。
沢山のパンフレっとが置かれていて、パンフレットを見て集めるだけでも楽しい。
(フランス語が分かれば、もっと楽しい!!)
今回の旅では、素敵なパンフレットをツーリストオフィスや大島さんからもたくさん頂きました!
この写真は、その一部。
ブルゴーニュ南部の自転車のツーリングマップとフランスの農業会議所が組織している「農家へようこそ」が発行しているパンフレットです。
ブルゴーニュ南部では、廃線になったローカル線を自転車用の道に改修し、ツーリングの旅を楽しめるようにしているそうです。確かに、自転車での旅を楽しいでいる人たちをたくさん見ましたね、、中には、途中でのんびりとした運河の船を利用しながらツーリングを楽しんでいる旅人も見かけました。
「農家へようこそ」のパンフレットは、ワインが楽しめる農家、フルーツを楽しめる農家など生産物ごとの農家や、農家レストランや農家民宿などが分かりやすく紹介されています。
日本でも、一般の観光パンフレットの中にフルーツ刈りが楽しめる農家などが紹介されていたりするものはあると思うのですが、ずばり、「農家」がテーマのパンフレットってまだないのでは??
ツーリストオフィスの中には、美しい手書きの絵皿も並んでいました。
右側の赤い花のモチーフの絵は、シャロル町特有の絵柄なそうです。
美しいので購入したかったのですが、ちょっと高価で断念、、、((でも、やっぱりお土産で買えばよかったなぁー!!))
さて、、お散歩をしながら少し小高い所にあります見晴らしの良い公園へ。
シャロルの町を見渡せます。
それから、小さな商店で買い出しのお買いもの。
バゲットの美味しいパン屋さん!
質の良いお肉を置いているお肉屋さん。
観光客向けのお土産屋さんにもそれなりの便利さや面白さがあって良いのですが、やはりその土地で暮らしている人たちが日常で使っているお店に入り、普通の暮らしに少しでも触れられるというのはとても楽しいと感じます!
次に、朝市へ。
新鮮なお野菜に、魚屋さんも!
お野菜がどれも美味しそう!!
最盛期の旬は少し過ぎていたようですが、ホワイトアスパラ!
農楽母さん、生のホワイトアスパラをこんなに見たことが無いので大喜び!
大島さんから教えて頂いたのですが、フランスのホワイトアスパラは、トンネルでの栽培の様な暗い中で栽培するのではなく、土を高畝にしてその中で長く育てる栽培方法。それで味が濃くて美味しいのでしょうか??
こちらは、ちょうど旬まっ盛りのサクランボ!!
日本ではとても高価な果物なので、この時とばかりにてんこ盛りで購入して農楽娘と二人でパクパクと、、、
大島さん、Gさんに驚かれるほど沢山いただきましたです!
買い出しを終えまして、また少しお散歩です。。
街の中の小さな市民農園を見学しました。
お野菜は、無農薬で栽培されているような感じでした。
この日のランチは、アマンゼー村の農家民宿も営む農家レストランへ。
左がレストランの入口、右が、農家民宿の入口です。
本当は定休日だったのですが、とても気さくな奥さんで特別に開けて頂いたのでした。
落ち着いた雰囲気のお店。
床には、シャ!?の足跡が! もしかしてシャン(犬)かも!??
このように、タイルに付いた動物の足跡は幸運の印として喜ばれたそうです。
テーブルには、昔の馬車の荷車の長い台を使っていました。
食前酒のキール、そしてビオのロゼワイン、ポトフのスープです。
キールは、カシスのリキュールをアリゴテという辛口の白ワインを割ったものなのですが、美味しくて甘くて口当たりが良いので飲みすぎ注意!
スープの中には細かいパスタが入っていました。
メインは、シャロレー牛のポトフ! 自家製のピクルスも添えてあります。
このボリューム!!
骨付きの肉は自ら入れて煮込み、他の肉は沸騰をしてから入れて煮込み、一晩寝かせます。
翌日、夏場は浮いた脂身を取り除き(冬場は残すそうです)、お野菜を入れてことことと煮込んで出来上がり!
肉の部位は、3種類入っているということでした。
次にフロマージュ。
左のカップに入ったヨーグルトの様な柔らかいタイプは牛のフレッシュチーズ。
右は山羊のチーズ。
左のフレッシュチーズには、お好みで生クリームをかけて頂きます。
味付けは、塩コショウをかけるのが田舎風、砂糖をかけるのがパリ風とか!?
デザートは、フランボワーズと杏のタルト!
どのお料理も、とても美味しかったです!!
ランチの後は、まず「フランスの最も美しい村」協会に入っているスミュール・アン・ブリオネ村へ。
美しいロマネスク様式のサン・ティレール教 会を見学しました。
教会の入り口上部の彫刻です。この地方の、昔の聖人の逸話が描かれているのだとか、、
こちらは、修復途中の11世紀のお城です。
それから、アンゼール・デュック村へ移動をして、12世紀のロマネスク教会を見学。
フレスコ画も残されていまいた。
こちらは、10世紀の地下聖堂です。
この教会の所有者が個人のワインセラーに使ってこともあったそうで、なんとも贅沢なお話ですね。。
この日の最後は、貸別荘のあるシャンプレシー村の小さな山羊のチーズやさんへ。
農業学校を卒業した2組の若者カップルが経営しています。
とても爽やかで気持ちの良い笑顔の若者たち。
山羊のお世話やチーズ作り、、働いていることがとても楽しいのだそう!!
チーズは、出来たてのフレッシュのものから熟成されて硬くなったものまでどれも味実が出来ます。
お願いしたチーズを、一つ一つ丁寧に紙に包んでくれました。
これまでヤギのチーズは癖が強くて苦手だったのですが、このお店のチーズは臭いが強すぎず、とても美味しかったです。ストレスを受けている山羊のお乳は臭いがきつくなるそうなので、ここの約150頭の山羊たちはストレス無く暮らしているのでしょう!
それに笑顔のお姉さんは、ヤギ全部に名前をつけて可愛がっているというくらい愛情を注いでいるのだそうです!
本当に、のびのびとしていますね!
お乳を搾られる時も嫌がらず、むしろ喜んでいるように感じました!
さて、、今日も長い観光を無事終えました。
貸別荘へ戻り、、この銀色の球は何でしょう???
答えは、「ペタンク」の球!
ペタンクは、南仏生まれのゲームです。
ルールは簡単で、でも、とても面白かったです!
Gさんと長野vsブルゴーニュの試合をしたのですが、なんと長野の勝利!
それもそのはず、球数を2倍頂いてのゲームでしたので(笑)
夕飯は、シャロレー牛のバーベキュー。
このお肉は、「コート・ド・ブッフ」と呼ぶ骨つき肉で、牛肉のバーベキューをするときに最も美味しい部分なそうです。肉屋さんに出来る限り薄く切っても らっても、厚さが5センチくらいあって1.6キロもあったとか、、、
普段は菜食に近い農楽母さんですが、ブルゴーニュではすっかり肉食系に変身です!(笑)
美味しいバゲットと赤ワインとともに、、、
この日も、とても充実した一日でした!!