毎年春になると、どこからともなく全身皮膚病のタヌキが集落に現れます。。

よたよたとして見るも哀れ、、

脳や目も少しやられているのか警戒心も薄くなっていて、近づいてもすぐには逃げることもできない、、そのうちに間もなく死を迎えてしまう子たちなのです。。

檻にかかっていた子を見つけました。

下顎が金網に食い込んで、下の牙が引っ掛かっているために口を開けたままで泣いていたのです。。

軍手を3枚はめて、顎を外してあげようとしましたがなかなか外れません、、絶望的状況でした。。

脱糞はするわ、息絶え絶えだわ、、、

農楽母さんも必死でした。。

チャイも見物に来て遠巻きに見ていました。

「これっ!、もう少し顔を引いて!、助けてあげるから!!」

半ばあきらめかけた状況だったのですが、言葉かけが効いたのか、タヌキが顎を自分からも引こうとしてくれました。その隙の一瞬に歯を外してあげることが出来ました。

この写真は救い出してからの一枚です。。

その後、空き地の土の上で伏せて休んでいましたので、農楽母さんはその場を離れました。。

少し痛い思いをさせてごめんね、、

でも、外に出ることが出来て良かったね、、、

ツバメに涙し、タヌキに涙し、、

本当に、野生動物たちはいろんな感情を沸き起こしてくれます。。

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