2日目のメインの体験は、久米島紬の資料館「ユイマール館」での草木染のショール染め、糸紬ぎ、コースター織り体験、そして久米島紬の着付け&撮影会でした!!

ユイマール館の展示品コーナーです。

久米島観光協会の麻衣子さんより、ユイマール館の織姫さんたちのご紹介がありまして、、

真謝(マジャ)集落に暮らすガイドさんが、久米島紬発祥についての紙芝居を見せて下さいました。

15世紀の後半に「堂の比屋」という傑出した人物がいて、中国の養蚕技術を広めたのが久米島紬の始まりと言われているそうです。

そして日本の紬絣の技法は、久米島を起点に発達、沖縄本島から奄美大島、久留米、結城へと伝わり日本全国へ広まって行きました。

さて、、最初の体験は草木染のショール染めでした。

モモタマナから黄土色に、サトウキビから萌黄色に、月桃から桃色に、ヤマモモとナカハラクロキから黄色に、シャリンバイから濃い桃色に染め上げます。

輪ゴムや紐を使って白い色の絞り等の模様を出すのですが、これが出来上がりをイメージするのが難しい、、

頭でいくら考えてもわからないので、とりあえずやってみるしかない~!(苦笑)

こちらは、染液を作り染める部屋です。

今回は、ヤマモモとナカハラクロキの黄色に挑戦しました!

みるみるうちに、ショール生地が黄色く染まっていきました!

しばらく染液に漬けた後、よくよく水洗いをしまして、外に干します。

皆さんが染めたショールが風になびいて、とても美しかったです!!

ショール染めの合間には、糸紬ぎも体験しました。

真綿から糸を繰り出してよっていくのですが、指の筋肉痛になりそうな!?、根気のいる大変な作業でした。。

次にコースター織り体験です。

これまで何回か機織りの体験はありましたが、何回やっても緊張しますよね、、とにかく手と足がちぐはぐになってしまうので、落ち着いてやらないと!

コースターも、ヤマモモとナカハラクロキで染めた黄色い糸で織り、ツバメの模様を織り込みました!

ご指導して下さった織姫さんと、田村さんとの記念撮影です!

それから部屋を移動しまして、織姫さんたちや石垣島からお越しの和装コーディネーターの山本先生に着付けをして頂きまして、皆さんと一緒に真謝集落をお散歩しました!

農楽母さんは泥染の着物を、田村さんは月桃で染めた淡い桃色の着物を着せて頂きましたです!!

こちら、恥ずかしながら!?、後ろ姿です。。山本先生によります帯の結び方が可愛らしいでしょう、、

皆さんで、着物姿の写真撮影会です。

こんな素敵な若いカップルも!よくお似合いですよね==!!(^^)

集落の散策の途中には、サトウキビ畑や、

お野菜の畑もありました。。

真冬でも土が顔を出していて、(つまり、雪が降り積もっていなくて!)グリーンがあるってなんて豊かなのでしょう、、

散策の後は、3時茶(さんじちゃ)のゆんたく会!

10時のお茶を「じゅうじちゃ」、3時のお茶を「さんじちゃ」と呼ぶのですって!なんだか可愛い呼び方です。。そして、「ゆんたく」とは、おしゃべりのこと!

地元でローゼルを栽培しローゼル茶を作っているみなみ農園さんからご挨拶があり、ローゼル茶やジャムの試食もさせて頂きました!

他、久米島珈琲や味噌蒸しパン、紅芋のシュークリームもとても美味しかったです!

織姫さんたちとのおしゃべりも楽しかった!

着物タイムが終了しまして、この日の夕飯は久米島の古民家のご家庭へホームビジットです!

お邪魔しましたのは、喜久村家のお屋敷です。

喜久村家は、700年代に中国の貿易船が座礁した際に中心となって救助に当たり、その船は無事中国に帰ることが出来たそうです。そのお礼に中国から海難を救う菩薩様の像が送られたということで、その像は今も近くの菩薩堂に祭られています。

敷地内には、宇根の大ソテツと呼ばれる樹齢約250年の大きなソテツの木がありました!

大きな枝(?)が自由に伸び放題!あちこちに石の支えが打ってありました。

喜久村家のご当主とお手伝いに来て下さったご近所の皆さんです。

夕飯の前には、畑でニンジンの収穫を体験させていただきました!

土と生野菜に飢えている農楽母さんは、つい興奮してしまい、人目も憚らず土から抜きたてのニンジンに齧り付いてしまいました==!

((ボリボリと1本平らげて、大変幸せでありました。。。))

皆さんと収穫しましたニンジンの葉は、すぐに天ぷらにして頂きました。沖縄の天ぷらは、餅粉と小麦粉を半々に合わせるのだそうです。

ですので、もっちもちの美味しい天ぷらになりました!

こちらは、手作りのサータアンダーギーです。

プレーンとカボチャとタムイモの3種類の味がありました!

心のこもったお料理の数々です。タイモの炊き込みご飯、ミミガーの和え物、タイモのデンガク、切り干し大根とかまぼこの煮物、ナカミ汁。

宴の最初には、琉球の舞があり、、

サンシンの演奏があり、、(サンシン名手の惣慶さんは、実は有名なもやし作りの達人!久米島で30年以上無農薬で美味しいもやしを作り続けているのだそうです。)

和装コーディネーターの山本先生や、

織姫さん代表の山城さんのご挨拶もあり、、

最後は皆さんでカチャーシーを踊って、本当に楽しい宴の晩となりました!!

いろいろとご用意をしてくださいました喜久村家の皆さん、地域の皆さん、本当にありがとうございました。ご馳走様でした!!

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