モニターツアー3日目の朝、、曇り空に少し日が射してきましたので、外に散歩に出かけました。
宿泊しました「リゾートホテル久米アイランド」の目の前は、「イーフビーチ」という日本の渚100選に選ばれた長さ2キロの白砂のビーチです。
透明度が高くて遠浅の海、、、思わず飛び込んで泳ぎたくなりました!(笑)
最終日の体験は、ユイマール館のあります真謝(まじゃ)集落の散策でした。
どの民家にも、門にシーサーが飾ってあります。
家々によってシーサーの表情やポーズが違っていて、そのどれもが個性的で愛らしくシーサー巡りをするだけでも楽しい集落だな、、と感じました!
シーサーは、口を開けているのがオスで、口を閉じているのがメスなのだそう。オスが口に幸せを引き寄せて入れ、メスはそれが逃げないようにしっかりと口を閉じているのですって!
こちら、ちょっと勇ましいシーサーです!
瓦屋根の上のシーサーも発見しました!
真謝集落の散策は、5人ずつの小グループに分かれ地元のガイドさんに案内をして頂きました。
写真は、「石敢當(イシガントゥ)」と呼ばれる魔よけの石碑の説明をしてくださっているところです。
沖縄では、「マジムン」という魔物が家に入ってこないようにT字路の道が当たるところにこの石碑を立てておき、マジムンをあえてこの石碑にぶつけさせることで家を守っているそうです。ガイドさんたちは、地元の子どもたちにも見せているというマジムンが石敢當にぶつかる寸劇を披露してくださいました!とても解りやすくて楽しかったです!!
真謝集落には、今も久米島紬の染色と機織りの伝統が残されています。
軒下には、糸を干すためのロープが下げられていたり、
染物のための竈の煙突がありました。
「旧仲里間切蔵元跡」は、昔の役所の跡地です。高い石積みの技術が見所です。
散策の途中で、泥染をしているお宅がありました。
全部で160回以上の染めの作業工程を経て仕上げられていく、久米島紬の伝統的な技、、
泥染めの前に、植物染料での染めを120回ほど行うそうです。
それから泥に漬けて干し、再び植物染料に漬けて干してを20回ほど繰り返してから2回目の泥染めをし、三度植物染料に漬けて干してをさらに20回ほど、そして3回目の泥染めをして、ようやく染めの仕上がりなそうです。
それからさらに砧打ちをしてつやと風合いを増し、厳しい検査に通ってようやく反物としての完成となります。。
久米島では、この、糸の染色から機織りまでが一人の織子さんで一貫して行われます。分業ではなく一貫生産という点も久米島紬ならでは、の特徴です。
こちらは、染色用の竈です。
こちらは泥染用の泥。
現在は、泥染め用の泥を取る池が決まっているそうで、その泥から細かな篩を使ってごみや石などを取り除いて染液にしていきます。
泥染めの久米島紬は、本当に気の遠くなるような手間がかけられているのですね、、頭が下がるばかりです。。
さて、、散策は続きまして、こちらは「天后宮」という県指定有形建造物です。中国の冊封船の救助(ホームビジットの夕飯でお世話になりました喜久村家が救助)のお礼で建立されたということです。
こちらは、樹齢200年以上の真謝のチュラ(美しい)フクギ。(県指定天然記念物)40メートル以上にも及ぶフクギ並木です。
そして、仲原家へ到着しました。
昭和35年に建築された木造赤瓦葺き屋根の平屋で、昔風の石垣やフクギ、フール(豚小屋とトイレ)が残されています。
ここで、モニターツアー参加者の意見交換会とミサンガ作りが行われました。
参加者の皆さんは久米島大好きな方たちで、久米島のために何か役に立ちたい熱い思い一杯の人たちばかりで活発に意見が出されました!
ミサンガに使われた糸は、貴重な久米島紬の紬糸でした!
ツアー最後のお食事は、仲原家にて、「ゆくい処笑島(わしま)」さんの、久米島の食材を使用した松花堂弁当でした。
これもとても美味しかったです!!
あっという間の3日間、、
ブログには割愛した観光名所も沢山ありました。
書ききれなくてすみません、、、
そうそう、これだけは!!
水深612メートルから汲み上げている海洋深層水100パーセントの温浴施設「バーデハウス」は、最高に気持ちが良かったですよ!!
久米島空港にて、最後の記念撮影です。。
まだまだ知りたいこと、見たいこと、体験したいことを沢山やり残してきましたので、必ずまた久米島に行きたいと思います==!!
麻衣子さん、久米島の皆さん、国際旅行社の小波津さん、久高さん、モニターツアーご参加の皆様、本当にお世話になりました!!
楽しい3日間を、ありがとうございました!!