久米島2日目のメインイベント?は、じぃーまの黒ざーたーを作っている「おやつ村」での、黒糖作りの体験でした!
おやつ村の黒糖作りは、サトウキビの栽培から最後の袋詰めまで、すべてがてまひまかけた手作りの作業で行われています!
原材料のサトウキビも、収穫したての新鮮なもので作るのが一番美味しいのだそう!
1月の中頃からが、そのサトウキビの収穫時期です。
まず、収穫したサトウキビを一本ずつ圧搾機にかけて、サトウキビジュースを絞り出していきます。
ジュースが流れてくるのが見えますか??
こちらは、サトウキビの搾りかすです。
搾りかすは、畑にたい肥として還元されて行きます。
絞り出されたサトウキビジュースは、3つ並んだ大きな竈で薪で炊かれ、煮詰められていきます。約6時間も煮詰めていくのだそう!
煮詰める途中では、石灰を入れて、ちょうどよいPhに調整します。
昔は、海に打ち上げられたサンゴを焼いて使っていたのですって!
こちらは、煮詰め始めてまだ最初の段階の黒糖シロップ。とろりとした熱々のシロップです!
こちらは、煮詰める過程で出てくるあくです。
このあくは、昔は傷の塗り薬として使っていたりもしたそうです。
この日は、地元の小学生の子どもたちと一緒に体験をさせて頂きました。
子供たちに黒糖の作り方を説明するおじぃです。
おじぃは、80歳になるそうですが、瞳がとてもやさしくてかっこいい~!(^^)
80歳なんて、まだまだ青年! そう感じさせてくれるかっこよさでしたよ~!
こちらは、娘さんの一美さん。
手作りの黒糖作りは本当に大変な作業なので、現在久米島では「おやつ村」さん一軒だけになってしまったのだそうですが、家族とお手伝いの方とで分業化することで身体の負担を減らし、続けることが出来ている、とお話しくださいました!
そのご苦労、確かに身にしみてわかる気がいたします。。
さて、、少しとろみが強くなってきました。
撹拌する棒からしたたり落ちる黒糖の粘度を見て、飴になる具合を計ります。
それから、サトウキビの茎に飴状になってきた黒糖シロップを絡めまして、、
シロップが流れ落ちないように、手でくるくると回し続けます。
子どもたちが、「走りながら回すと早く固まるよ!」と教えてくれたので、「なるほど」、っと一緒に走りました!楽しかった~!(^^)
そうして出来上がりました、垂涎ものの「黒糖生キャラメル」!です!!
もう、ほんとーーーに美味しかったです!
この場で、このタイミングでしか味わうことの出来ない黒糖生キャラメル=!
さて、、煮詰まってきた黒糖シロップを、ちょうどよい頃合いで冷まし始めます。
竈の鍋から、冷却用の鍋へと移し、、
棒でかき混ぜます。
グルグルと混ぜているうちに、空気が含まれて、ぶわーっと吹き上がってくる瞬間があります。
そこから最後の仕上げの撹拌をしまして、
平らなステンレスの大きなバットに注いでいきます。
それから、ギザギザの刃がついた道具で、冷めてからカットしやすいように切れ目を入れていきます。
こうして、約1日寝かせておいて固まってから、手で割りほぐし、1つ1つ、袋詰めをしていくのです。
本当に、すべてが手作業でしょう!
鍋の中と鍋の淵には、残っている黒糖があるのですが、
それも丁寧にこそぎ取って行きます。
この、ほろほろとした状態の黒糖も、とても美味しかったです!
今回の体験の中で、まださらりとした黒糖シロップ、黒糖生キャラメル、そしてほろほろ黒糖、出来立て黒糖、と4種類の黒糖の味見をさせて頂いたのですが、味わいが全部違って、そしてそのどれもが感動の美味しさでした!
おじぃ、一美さん、お手伝いの皆さん、貴重な体験を本当にありがとうございました~!!