つぎの日は、サンジミニャーノのツーリストオフィスで紹介をされた、トスカーナ地方の中世の街巡りツアーをしました。
明るくて気さくな女性ガイドさんが運転する車で、Colle Val d’Elsa(コッレ・ヴァル・デルサ)、Monteriggioni(モンテリッジョーニ)、Castellina in Chianti(カステッリーナ・イン・キァンティ)の3つの街をめぐり、最後の街で軽いランチを頂くというツアーでした。
宿泊している宿までお迎えに来てくれて、最後も宿まで送ってくれるので、とても楽ちんでした!歩き続けるのも、日程が許せば良いのでしょうが、そうもいかない時は、はやり田舎では車が必須!
コッレ・ヴァル・デルサは、古い街と新しい街の二つに分かれているそうですが、古い街の方を散策しました。この町は、ローマ時代よりもさらに古いエトルスキの遺跡の上に、築かれた街なそう。路地裏という感じの細い道が印象的でした。
入口の門。
細い路地。
戦の時に、兵士が早く通り抜けることが出来たというトンネル状の道。この道の両側に、木の扉が点在していて、どうもアパートのよう。空き家物件の張り紙もありました!
旧市街を囲む城壁。この基礎の部分がエトルスキ時代のものなのかしら??ガイドさんにも聞きそびれてしまい、ちょっとそのあたりの詳しいことはわからないままです。。
エトルスキの歴史については興味を持ちましたので、いろいろと調べてみたいと思います。。
モンテリッジョーニはガイドさんも大好きな街なそうで、イルカントデルマッジョのシモーネさんも「それほど有名ではないけれど、素晴らしいところよ」とお話をされていた、王冠のように見える城壁に囲まれた、本当に小さな街です。
モンテリッジョーニ遠景。手前は、ヒマワリ畑。
ガイドさんによりますと、この街は貧しかったがために、昔のままその姿が遺されることになり、そこに価値が生まれたのだそう。
城壁の内側です。
小さな教会がある広場。他の街でもそうでしたが、教会前の広場には小さな市が立っていました。
可愛いお土産屋さんも並んでいて、
この街にも、今も人が暮らしています。
城壁の高いところに上り、城内を見下ろして、、ぐるっと一周しても30分もかからないのでは、という小ささ。
モンテリッジョーニを出て、少し車で走ったところにも、古い小さな教会がありました。ここでは、結婚式が行われていました!とても美しくて、素敵な雰囲気でした!
さて、、3番目の街、カステッリーナ・イン・キャンティは、ワイン産地でも有名な街。でも、胃腸が疲れ果てていて、もうワインは飲めませんでした。。今思えば惜しかった!写真もあまり撮らずじまいで、唯一の一枚が、この像でした。
この像は、フィレンツェとシエナの方向を向いていて、間にあるキァンティが戦の場になった、ということを象徴しているのだったかな、、ちょっと再確認をして後で書き直したいと思います。。
サンジミニャーノを遠くに見る、農村風景の中を通り、この日の宿は、Agriturismo il Castagnolino(アグリツーリズモ・イル・カスタニョリーノ)
お部屋の写真を撮り忘れたのですが、とても可愛かったです!
お庭からは、こんな風景が望めます。
やはり、ネコもいましたね!(^^)大きなワンちゃんもいましたよ。
オーガニックの農園に、オーガニックの食材、ベジタリアンやビーガン対応もしてくださるそうです。(今回は、ベジやビーガンにはしませんでした)
Salame e fichi(サラミとイチジク)、Crostini (Zucchini e formaggio)(ズッキーニとチーズのクロスティーニ)
Chitalla alla Salvia(サルヴィアの手打ちキタッラ)
Pollo Ripieno e peperoni (鳥の肉詰めとパプリカ)
Cantucci e Vin Santo(ビンサントとカントゥッチ)
カントゥッチという、硬いビスコッティーを、ビンサントというデザートワインに浸して頂く食べ方のお菓子なのですが、これ、最高においしい!
翌朝のモーニング。ビュッフェ形式でした。
どのお料理も美味しかったのですが、印象に残ったのは、サルヴィアの手打ちパスタと、ビンサントに浸すカントゥッチ!でした!!
次回はぜひビーガン料理で、料理教室も参加できたら良いなぁ、と思います=!
写真は、宿のオーナーさんと子猫!こちらでも、あまりお話をする時間が取れなくて、残念でした。。田舎では、やはり連泊しないと!です。。
カスタニョリーノも、本当に手料理がとても美味しい宿でした!
たった5泊6日のアグリツーリズモだったのですが、トスカーナの美しい景観の中に点在する中世の街の観光も楽しむことが出来ますし、何よりお料理がおいしいこと!
素朴なのですが、街のレストランにはない美味しさで、これはやはり採れたての新鮮なお野菜や卵など近隣の食材が使われ、愛情を込めて作られているからなのだろうと思いました!
印象に残る味の背景には、その土地の自然、空気、新鮮な食材、そして、作ってくださり、もてなしてくださる人の暖かさや優しさがあって、「また行きたいな、、」と思うような旅の思い出にもなるのですね、、
素晴らしいイタリア旅行、、、もしいつかまた機会を作ることが出来たら、今度はもっと長い期間ゆっくりと滞在をして、美術館などもじっくりとめぐり、田舎でものんびりとしたステイをしたいな、と思います!!