この季節は、小鳥たちの産卵、そして子育ての季節です。

空を飛び交う様々な小鳥達の鳴き声には、きれいなさえずりの中に巣(子ども)を守るための警戒音が交じります。その声を聞いていると、3年前に農楽里ファームで繰り広げられた物語が思い出されました。。

今から3年前のこと、、、、シジュウカラという可愛い小鳥が農楽里ファームの郵便受けに巣を作りました。。お父さんは本当にキリリとした美しいシジュウカラでした。

どこから集めてきたのか、郵便受けの中にはコケや綿など、ふわふわとしたものが敷き詰められていきました。そして、小さな卵が増えて行きます。

ですので、郵便受けはこのようになりました。

そして、数日後、可愛い雛が9羽生まれました。

しかし、なんとか皆無事に巣立ってほしいとどきどきしながら見守っていたある日のこと、、9羽のうち8羽が忽然と消えてしまったのです。。その、2,3日前に、大きなシマヘビが母屋のすぐそばに現れていたので、きっとそのシマヘビに食べられてしまったのでしょう。。ヒナ達が育ち、鳴き声も大きくなってくるとどこからかヘビがやってくると聞いていましたが、本当でした。。。。

「元気かなあ・・」と、様子を覗こうと郵便受けのフタをを空けた瞬間、ふわふわだった綿がペタンコになり、ヒナの姿が一羽も見えなかったときのショックは今でも忘れられません。。。べそをかき、腰を抜かしそうになりながらも巣をよくよく見てみると、隅の方でもそもそと動く小さなお尻が、、、何とか必死に恐怖から逃れようと、顔を綿に突っ込み、隠れようとしている一番小さくみそっかすの雛が残されていたのでした・・。

元気だったお兄ちゃん達8羽はヘビに食べられてしまい、そのおにいちゃんたちに踏みつけられあまりエサを分けてもらうことが出来なかった一番のチビが生き残ったのでした。。

Post a comment

Name: 
Email: 
URL: 
Comments: