参議院にて傍聴をするには、国会議員の紹介がいるのだそうです。
農楽母さんは農民新聞編集部の友人からお声をかけて頂きまして、傍聴に参加できることとなりました。
インターネット上ではかなり話題になっていますので、もうご存知の方も多いこととは思いますが、「原発事故と行政監視システムの在り方に関する件について」、参考人として招集された顔触れがすごいのです。
小出裕章さん(京都大学原子炉実験所)
後藤政志さん(原子力思慮情報室)
石橋克彦さん(地震学者・神戸大学名誉教授)
孫正義さん(ソフトバンク)
小出さん、後藤さん、石橋さんは、何十年も一貫して原子力発電所に警鐘を鳴らし続けてきた研究者です。
本来であれば、公の場にもっと呼ばれその専門的知見を広く多くの人に提供されるべき人たちなのですが、悲しいことに未だそうはなっておりません。。
3者に共通すること、それは、人としての良心、正義感。
私利私欲の無さ、どれだけ打たれてもぶれない信念。
そして人の痛みを我がことのように感じ取ることが出来る感受性・・・。
孫さんもまた志の高い不屈の人。そして、弱い者の痛みを感じることのできる感性の持ち主。
福島の人たち、特に子供たちのことに深く心を痛めていました・・・。
孫さんは、産業界の人として代替エネルギーへの具体的シフトの提案をされています。
いち早く産業界で明確に脱原発を掲げたのは、孫さんと城南信用金庫さんではないでしょうか・・。
今回の委員会、本当はNHKなどで放映されてしかるべき内容でしょう。
参議院の生中継にはアクセスが集中しすぎてパンクしてしまったそうですが、ご覧になれなかった方は、以下でどうぞご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=jygNyahW1UM&feature=player_embedded
農楽母さんは、小出さんのお話の中で最後に語られたガンジーの言葉が強く印象に残りました。。
この言葉をもって、国会議員の方々、そして、多くの人々に、それこそ命がけで渾身の力で、深い覚醒を呼び掛けているのだと思いました。
「7つの社会的罪」 マハトマ・ガンジー
理念なき政治
労働なき富
良心なき快楽
人格なき知識
道徳なき商業
人間性なき科学
献身なき崇拝
今、私たちはこの言葉の持つ意味を深くかみしめなければなりません。。