3.11東日本大震災から9カ月が過ぎました。。

まだ春先のこと。。農楽里ファームでは、永田町黒澤の総料理長の佐藤さんからの呼びかけで、「復興支援のためにお米を作ろう」という話になり、永田町黒澤スタッフの皆さん、そして農事通信員の笠井さんや東京農楽娘の鹿野さん親子等仲間たちが集い、手植え、手刈り中心のお米を栽培しました。

そして、アトリエDEFの皆さんからもお米のカンパを頂き、合計300キロの玄米を、被災地にお届けすることになりました。

300キロの玄米のお届け先は、、

・100キロを、福島市内で放射能被害に不安を抱えるお母さんたちが立ち上げた「野菜カフェはもる」さんに。

・100キロを、福島市内の児童養護施設「愛育園」さんに。

・そして、残り100キロを、石巻市内に拠点を置いて活動を続けている「ボランティア支援ベース絆」の活動に。

(100キロのうち60キロは、福島県金山町で活動を始めている「ふくしま子ども元気村」という放射能ストレス緩和のためのキャンプ活動へ。残り40キロは牡鹿半島の小さな漁村大原浜へ1月2日の炊き出し&お餅つきの活動へ。)

私たちは、とれたお米をただ郵送でお届けするのではなく、直接現地へお届けし、現地、現場の人の思いをお聞きし、共有し、それを持ち帰って発信し、さらに新たに何が出来るのかを考えたいと思いました。

現場で目にし、耳にした生の声、そして、震災直後から現場に入り地道な取り組みを続けている仲間たち触れ、私たちも「さらに復興のためのボランティア活動を続けて行こう」、と決意を新たにしました。

そして、「福興ファーム 点」という団体名で、新たに手をつなぎ今後のボランティ活動を行っていくことになりました。

以下、どうぞご覧ください。。

「福興ファーム 点」

土に根を下ろし

風と共に生きよう

種と共に冬を越え

鳥と共に春を歌おう   (天空の城「ラピュタ」ゴンドアの谷の歌より)

私達は宇宙の中の小さな点です。

そんな小さな点でも集まれば、

   点が線となり

   線が文字になり

   文字が輪になる

 そしてそこには風が吹く

   風の先には笑顔があふれる

2011年3月11日14時46分、マグニチュード9.0という未曾有の地震が東日本を襲い、地震の影響から津波そして福島第一原発が爆発するという3重苦に見舞われました。

テレビの報道で流される被災地の状況は想像を絶するものばかりで、被害の少なかった地域に暮らす私たちは、ただその状況を見ていることしかできませんでした。この震災で、私たちは一瞬ですべてを失ってしまうことを知りました。当たり前の日常が、当たり前ではない、ということも知りました。
 

そして何より、人間は自然の驚異の前ではあまりにも無力だ、ということ。

また、福島第一原発の爆発事故により、原子力発電所の安全神話が崩壊しました。未だに放射能汚染に脅かされている福島県は、あの日から終わりの見えない恐怖と闘い続けています。マスコミに取り上げられることも少なくなり、何もなかったかのようになってきていますが、そんなことはありません。福島原発事故の収束にはまだまだ長い年月がかかります。

私たち大人には責任があります。それは、この地球、この国を生きる未来の子供たちに対しての責任です。
これまで、経済性と利便性だけを追い求めてきた中で見失われてきたものを取り戻したい。

命の大切さ、自然環境、人と人との絆、そして真心・・・

人の記憶は、時とともに薄れて行きます。しかし、今回の大震災を忘れてはいけません。

私たち1人1人は点のような小さな存在でしかありませんが、農・食・住そして心を通して支援の輪を広げていくことが出来れば、と思っています。

当面の支援活動の内容
・放射線被害の不安を抱える福島のお母さん、お子さんたちに安全なお米
をお届けします。
・津波被害の被災地へ、お米のお届けや炊き出しなどの支援を行います。
・建物の修復等の支援を行います。

・「ボランティア支援ベース絆」(http://ishinomakizuna.net/)への支援活動を行います。

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