一昨日は、冒険家の返町亮さんのお話会の一日でした。

あいにくの雨となりましたが、20人の参加者が集まりました。

アジアの紛争地の旅、アフリカ縦断の自転車旅、アマゾン川の筏下り、、と、20歳から26歳までに挑戦してきた数々の冒険のお話、、

アマゾン川では筏が真っ二つに割れ、半壊の筏につかまり水の中を流されて行き先住民に助けられた、というエピソードにはドキドキしてしまいました。

どんなに大変な状況にあっても、亮君には「自分は絶対大丈夫!」の自信があるのだそう。
それに「自分は120歳まで生きる」とも!
だから、困難にあって不安な気持ちがよぎることがあってもそれには飲み込まれないのだそうです。

もう一つ印象に残ったこと、、
2回目のアマゾン川の筏下りの冒険に出る前に、これまでお世話になった方たち1人1人に、「ありがとうございました」と「ごめんなさい」を伝えて歩いた、ということ。。

素晴らしいの一言です!!

亮君が、冒険家を志すようになったのは、二十歳の時に遡ります。

普通に暮らして普通に高校へ行って大学生になって、、二十歳の時にふと、「あれ、こういう風に人生って過ぎて行ってしまうんだな、このまま年を取って行ってしまうんだな、、」と気が付き、「このままじゃいけないな、、なんか違うな、、何かしなきゃ、、でも、何をしたらいいんだろう、、」と悩み迷い、、その結果出た答えが「そうだ、旅に出よう!」だったのだそう。。

その旅先のヨーロッパで、報道記者の方と出会い刺激を受け、報道記者に憧れて新たにアジアから中東への旅に出たものの、何もつかめないまま過ぎて行き「もう日本へ帰ろう」と思ったときに、今度はそこで自転車旅をしていた人に出会い「日本に帰るくらいなら、この自転車をあげるから、自転車で走ってみな」と言われて、自転車の旅が始まり、そのままアフリカ西部を縦断してしまった!!(←すごい決断力と行動力ですね!)

ここまでのお話で前半終了、休憩タイムに。

休憩タイムには、アマゾン土産の南米の香木「パロサント」を削り、焚いてくれました。この「パロサント」は、神の木とも言われているそうで、「良い精霊を呼び寄せ、邪気を追い払う力を持っている」のだそうです。

さて、、アフリカ最南端まで自転車で走った亮君、喜望峰手前の国でその自転車を盗まれて南米へ。 それから南米で自転車旅をしようと思っていたのだそう、、「アウストラル街道という自転車旅の聖地が南米にあって、そこを旅の最後にしようかなぁ、」と。 ところが、アルゼンチンのブエノスアイレスのに宿で植村直巳さんの本「青春を山に懸けて」に出会い、その中に書かれていた植村氏の筏下りの章に感動をし、「「南米で自転車旅をするよりも、筏下りの方が面白そうだ!」と思って、アマゾンへ!

思い立ったらすぐに行動に移す力はアフリカで鍛えられていたそうで!(笑)、「筏下りをする」と決めた2時間後には旅の友となる筏に出会ったのだそう!!

家畜用のボロボロの筏を購入し、地元の人に教わりながら修繕をして、筏を完成させました。バナナの葉の屋根は、雨は漏らさず風を通す、という最高の素材だったそうです。

筏下りの最中の食べ物は、流れてくるフルーツ類や筏についてきた虫をエサにして魚を釣って食べたとのこと。。

一度目の筏下りの後は、日本の大学へ戻り、普通に就職活動もして一度は仕事にも就いたのだそうですが、やはり自分が本当にやりたいことは「冒険だ!」と初めて気が付いて3か月で辞表を提出。この春の、2度目のアマゾン川筏下りに挑戦する冒険へとベクトルを変えます。

「アマゾンの森に棲む先住民たちは『森の妖精』を信仰している」、というお話や、「水平の冒険に必要なのは、単調な繰り返しに耐えうる精神力だ」、というお話など、今ここでの生活では想像もできない世界の話にとてもワクワクしました。

亮君は、10月半ばには四国に拠点を移し、来年2017年11月には、アフリカコンゴ共和国のザイール川の川下りに挑戦するのだそうです!!

ぜひ頑張ってほしい~!

陰ながら応援しますよ==!!

ニャンコも大好きな亮君、また農楽里にも遊びに来てくださいね!!

コンゴから帰ってきたら、ザイール川の川下りの報告会も開きましょうね!!

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