11月
18
今年のお米は、田植えが遅れて草に負け、さらに数十年に一度という極端な日照不足のために、販売用のお米を確保することが出来ませんでした。
年間契約をご希望されていたお客様には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
自然相手の暮らしは、素晴らしく楽しいことがたくさんなのですが、今年のようにやはり厳しいことにも遭遇します。
それでも自然は素晴らしい、何より自然は嘘をつかない。
そのまま、ありのままの姿を示してくれているだけです。
ですので、ずべての失敗の原因は、こちらの側にあるのです。
今朝は、畑の白菜に励まされました。
何より、姿かたち、色合いの美しさに、、、
そして、凍みてしまった外葉をはぎ取っていくと、外の寒さから芯の大事な部分をしっかりと包み込んでいることに気がつきます。
冷え切った白菜を手にした瞬間に、「守られている中心部は、この白菜にとっての未来なのだ」と感じ取りました。
やがて春になり、外葉がふわっと膨らんでいくとともに芯が立ち上がり、花を咲かせて実をつける。
その未来を身の内に潜め、じっと耐えて冬の寒さを乗り越えていくのですね。。
「あ、未来は今ここにあるのだな、、」
春に花を咲かせる、その時に至るまで、また前を向いて進んでいこうと思います。