長野県の長和町というところに、美しい湧き水「黒耀水」が流れています。
1分間に3,5トンという水量の豊富さ!
その、「黒耀水」を使った生け簀でチョウザメのオスの飼育が始まっています。
チョウザメといえば、一般的にキャビアが有名ですが、実はその魚の肉が古くから珍重され、食べられていたことはあまり知られていません。
中国では、古くから「煌魚(エンペラーフィッシュ)」と呼ばれ、歴代の皇帝に献上されていた魚なそうです。
チョウザメは、姿かたちから「サメ」という名前はついているのですが、チョウザメ目チョウザメ科の淡水魚。約3億年の昔から存在していたといわれる古代魚です。
太古からほとんど姿を変えず、「生きた化石」として生き続けているチョウザメ。栄養素も豊富で、グルタミン酸、アスパラギン酸、アラニン、グリシンなどの必須アミノ酸の成分が、イワシ、サバ、アジ、サンマよりも多く、DHAやEPAという高度不飽和脂肪酸も豊富。コラーゲンも豊富!美容や滋養強壮の効果も期待できそうです!
昨晩のこと。きれいな黒耀水のかけ流しで養殖され、もちろん抗生剤などの薬物投与は一切なし!餌にも、化学的なものは入れずに健康的に育てられている、チョウザメの試食会に参加してきました!
お声をかけてくださったのは、上田市のNPO「食と農のまちづくりネットワーク」代表の、伊藤さんです。
そして、試食会のお料理を作ってくださったのは、東京渋谷「円山町わだつみ」の佐藤料理長さん!
まずはお刺身で。フレッシュなものと、一度冷凍して解凍したものの食べ比べをしました。フレッシュのものは、コリコリとした歯ごたえが特徴。冷凍したものは、とても柔らかくなっていました。
お刺身は、塩こぶと本わさびで頂いても美味!
次に、しゃぶしゃぶです。
そして、圧巻のお寿司!柚子の皮をすりおろして散らしてあります。
そして、スープ。
写真はないのですが、焼き魚にしても美味しかったですよ!
レバーも胃袋も、食べられて、捨てるところがない魚!
生でも煮ても焼いても美味しくて、そして生臭さが全くなし!
これから世に出ていく、「信州皇魚」チョウザメ!
今は、渋谷「円山町わだつみ」で味わうことが出来ますので、ご予約の際に、「農楽里ファームの遠藤さんのブログを見ました!」とお伝えし、ぜひオーダーをしてみてください!
これから、食べられるお店が増えて行きましたら、また皆さんにご紹介をしていきたいと思います!!