養老孟司先生の最新刊「まる ありがとう」が、届きました。

チビ太が寝ている籠に、本をお邪魔させてもらって、写真を撮りました。(チビ太、ありがとう!)

養老先生が18年間一緒に暮らした愛猫「まる」との思い出や、日々の暮らしの中で去来する思いを綴った本です。

たくさん涙を流すだろうな、、と思いながらも、養老先生の優しさに触れたくて購入したのでした。。

案の定、まえがきからジーンとしてしまいました。。

「・・・物事を理屈にすることに長年励んできた。80歳をじゅうぶんに超えてみると、馬鹿なことをしたものだと感じている。理屈で説明しようがするまいが、物事が変わるわけではない。その意味では、理屈にすることは一種の虐待であって、何に対する虐待かというなら、「生きること」に対する虐待であろう。まるは理屈なんか言わず、素直に生きて、素直に死んだ。今でも時々、しみじみ会いたいなあと思う。また別の猫を飼ったら、といわれることがあるが、それでは話が違うのである。まさに一期一会、かけがえのないとは、このことであろう」

この文章にも養老先生の、まるに対する、生き物に対する優しさがあふれています。。

農楽母さんは、そう遠くはない日にチャイとのお別れの時を迎えなければならないので、この本を読んで、今から少しずつ覚悟を決めていこうと思います。。

養老先生、ありがとう。

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