7月
28
本日夜、長野市内にて高野登百年塾の第2回が開催されました。
今回のゲストは上田市に拠点を置くNPO法人 侍学園スクオーラ・今人代表の長岡秀貴さん。
引きこもりやニートの若者(14歳から39歳までが、若者と定義されているということでした)の自立支援の学園です。何をもって「自立」というのか、あるいはその「自立」ということが本当に必要なのか、深い議論は必要だと思いました・・・。
社会的な「自立」以前に、本来本能的なものである筈の生存欲求自体が分からなくなってしまった若者たちも多いそうですが、背景にある家族間病理の問題と、さらにその背後にある社会全体の病理も考えていくと、「引きこもり」の問題は決して引きこもってしまった本人の問題だけではないことが浮かび上がってきます。
そうした分析とともに、ケースとしての傾向はあるにしても、やはり1人1人問題としては違うものを抱えているわけですから、支援する側も本気になれなばる程大変な活動であろうと思いました・・・。
農楽母さんには、自身が引きこもりを経た後に引きこもりの親の会の活動をしている友人がいます。
彼は、自身の問題と向き合いながらもその経験を活かして「親の会」のカウンセリングや講演活動もしています。
家族間病理のほつれた糸をほぐしていく為には、その「親の会」のような親への支援活動も必要でしょうし、また、どのような支援機関にもなじめない人たちのためには自助グループなど、もっと多様な活動が必要となるのかもしれません。。。
高野さん、長岡さん、主催の笠井さん、どうもお疲れ様でした。そしてどうもありがとうございました。