Archive for 6月, 2021
今日は、爽やかな青空が広がっています。
当初の予定より約2週間ほど遅れてしまいましたが、ようやく県立大学実習圃場の田植えを終えました!
大きく立派に育った苗です。品種は、大岡地域で昭和20年~30年ころに多く栽培されていた「ホウネンワセ」という今では、作る農家ほとんどいなくなっている品種です。
お手伝いのふーちゃんです、、
実は、赤ちゃんをおんぶしています!(^^)
気持ちの良い風を感じながら、田んぼや畑でお母さんと一緒に過ごす赤ちゃん、すごく幸せだと思います!
休憩中にもすやすやと眠る赤ちゃん。鳥の声や虫の音が、子守歌なのです!
自然に近い生き物である赤ちゃんが育っていくには、最高の環境です!
きっと、感性豊かなお子さんに育っていくと思う!!
田植えは、田植え機を使って行いました。
補植といって、苗が植えられてないところに手で植えていく作業はまだ残されていますが、、田植えが終わって一安心です。。
今年は気温が高めに推移していますので、田植えの遅れもそれほど気にならないのですが、このまま夏の間も高温で経過してくれますように!!
今、のらCaféの前では、ヤマボウシノ花と、レースフラワーが満開です。
ヤマボウシは、白からピンクへとガクの色が変わる品種です。
バラの花も、咲き始めているのですが、今年はマイマイガの毛虫や他の虫も多くて、ちょっとかわいそうな感じです。。ツルバラには、茎の根元にやはり虫が入ってしまい、カフェの屋根まで伸びてくれていた枝が枯れてしまいました。。
バラにだけは、少し薬を使った方が良いものかどうか、また頭を悩ませています。。
雑草の中でも、1,2位を争うくらい強烈に強く、気を許すと畑一面、イエ、それどころか山一面を覆われてしまいます、、
それが、マメ科のクズです!
どうしてこんなに勢い良く伸びてくるのだろう、と呆れるくらいに、ぐんぐんと伸びてくるのです。。
その先端は、まるで蛇の鎌首のよう、、巻き付き方も、生きてるかのようですよ、本当に、、
刈っても刈ってもへこたれない、、、ものすごいパワーです!
このクスの根から作られるのが、くず粉です。
くず粉を使うお料理は、体が温まって大好きなのですけれど、、
きっと、体を温める作用が強いのも、このパワーから来るのでしょうね、、
6月6日に、2泊3日の入院から退院してしてきたミコ太。
入院中に点滴を打ったり、薬を飲んだりして、お腹の調子は収まってきたようです。。
農楽里に戻ってきてからは、のんびりと、毎日を過ごしています。
入院前より、体重も1キロほど増えています。
このまま食欲が落ちずに、体重が増えて、体力もついていくと良いな、、
今、裏の竹やぶから、どんどんとハチクが伸びています!
まさに、ハチクの勢い!
このハチクはタケノコの一種なのですが、モウソウチクよりも柔らかくて、味わいも美味しいと感じています!
アク抜きは、米ぬか使って柔らかくなるまで煮て、一晩寝かせ、その後流水で半日ほど流す、という方法でえぐみを抜いています。
一度煮ていますので、そのままわさび醤油などで召し上がることもできますし、油揚げ一緒に炊き込みご飯にしても、油炒めにしても、煮物にしても、とても美味しいです!
ハチクの他に、今、季節の野菜セットは以下のような内容のお野菜や山菜が入っています!
山ブキ、ミツバ、リーフレタスミックス、サヤエンドウ、えしゃえっと、リーフセロリ、山ウドの新芽、、
このような内容で、お届けしております!
今、お野菜の量があまりないので、箱のサイズはSSサイズ(ゆうパック70サイズのみ)です!
料金は、2,500円(税込み)+送料別途(東北、関東、北陸、東海地方で、1,330円です)
東北、関東、北陸、東海地方の方で、合計3,830円です!
お問い合わせ、お申し込みは、メール norari@grn.janis.or.jp(遠藤)まで、お気軽にどうぞ~!
農作業から母屋に帰ると、2階の廊下の手すりから顔をのぞかせて、チビ太が「ニャア(お帰り)」と出迎えてくれます。
でも、チビ太の狙いは、玄関の上方、廊下の下に作られたツバメの巣。
巣では、今、親鳥たちが抱卵中なのです。。
その巣に出入りする親鳥を、虎視眈々と狙っているチビ太。。。
これから雛がかえって、無事巣立ちを迎えるまで、猫たち(特にチビ太。チビ太は鳥が大好き!)と、そして蛇には十分に注意を払わなければなりません、、
これは、一昨日の出来事です。
気温が高く、晴天の一日でした。
午後、裏庭の草取りでもしようかと、百年栗の木の下を通っていた時のこと。
シジュウカラのつがいが、激しくジジジッと鳴きながら、威嚇行動を取っていました。
「ああ、この近くにシジュウカラの巣があって、子育てをしているのだな、農楽母さんが、敵認定されてしまったのだな、」と思いながら、樹を見上げると、高さ6メートルくらいのところに、キツツキが開けていた大きな巣穴があり、どうもそこにシジュウカラガスを作った模様。
この瞬間に、気が付けばよかったのです。。。
巣穴の横に、陽射しの関係ではっきりは分からなかったけれど何かがついている。蛾のまゆか何かな、、とじっと見ていたら、その何かが動いて、そして消えていった。
写真を撮ると、蛇のしっぽだ!
蛇が、シジュウカラのひなを襲いに、巣穴に侵入をしているところだったのです!!
慌てて高い脚立を立て、とにかく蛇を巣から出そうと、樹の枝を差し込んだり、針金を丸く曲げたもので中を探ったり、、
しかし、何しろ高さ6メートル。分かれた大きな枝に背を持たせかけながら、おっかなびっくりでの作業です。
あまり力も入らないし、、、雛は、もう食べられた可能性もあるし、そうでなくても、蛇の重さで圧死しまっているかもしれない。
蛇だって、生きるためにやっていることだから、基本的には自然界の掟に手を出してはいけない、、
迷いながらも、でも、とにかく、蛇を巣から取り出し、雛を救ってあげたい一心でした。
やがて、蛇が顔を出しました。
背中をこすられて、自分の身の危険を感じたのでしょう。でも、すぐには出てくれません、何回か顔を出したり引っ込めたりを繰り返し、ようやく外へ出てくれました。
外へ出た蛇は、全長1メートル以上の大きなアオダイショウでした。
木の上に上にと登っていくところを、長い竿で叩き落とそうとしましたが、全身マッスル!の蛇は、そう簡単には落ちません。
ようやく落ちたと思っても他の枝に巻き付いて、、を3回くらい繰り返した末に、地面へと落ちました。
ササッと、落ち葉の中にもぐりこんだアオダイショウを皮手袋をして捕獲!
左手で尻尾をつかんで落ち葉から引っ張り出し、右手で首をつかんで、裏の竹やぶまで運んでいき、「もう来ないで!」と声を掛け、放しました。
一連の作業を終えて、農楽母さんはぐったりでした。。
果たして雛は無事だったのか、、
後は、親鳥がとる行動を見て、その様子を知るしかありません、、
夕方頃、親鳥が巣の様子を見に来てはいましたが、それから後、あまり親鳥の姿を見ることが出来ていません、、
もしかして、雛は皆、ダメだったのかな、、と思うと、胸が痛みます。。。
あともう少し早く気が付いていれば、救うことが出来たのに、、、涙。
ちなみに、農楽母さんは蛇が嫌いではありません、、
農楽息子が幼いころ蛇が大好きで、毎日一緒に図鑑を読んでいるうちに、だんだんその魅力に気が付いて行ったのでした。。蛇やトカゲ、ヤモリなどの爬虫類には、爬虫類なりの魅力があります。
なので、この日の出来事は、シジュウカラの身になるか、蛇の身になるか、、
あるいは、どちらの身にもならずに静観しているか、、
とても厳しい選択でした。。。