Archive for 10月, 2011
農楽里ファームでは、昨年の玄米と今年の玄米の放射能検査を、京大原子炉実験所の小出裕章助教にお願いをいたしました。
現在小出さんのもとには数多くの検体が届けられており、本当にご多忙の中なのですが、検査をして頂きました。
昨年の玄米の検査はまだ後になりますが、今年の分について、以下の速報をメールで頂きましたので、皆さんにもお知らせいたします。
「 遠藤さんの2011年度の玄米からは、天然の放射性核種であるカリウム40が77ベクレル/kg検出されましたが、セシウムなど人工放射性核種は検出できませんでした。
当然、2010年の玄米も人工放射能では汚れていないはずです。(いずれ確認します。)
書類は郵送しますが、取り急ぎご報告します。
2011/10/19 小出 裕章 」
小出さん、お忙しいなか本当にどうもありがとうございました!!
お米を販売する立場の生産者として、ほっとしました。
これで、永田町黒澤の皆さん、アトリエデフの皆さんと一緒に作ったお米を、福島のお母さんたちのもとへ支援米としてもお届けすることが出来ます。
ただ、農地や作物を汚染されてしまった生産者のことを思うと、胸が痛みます。
自分のところが汚されていなかったからと言って手放しで喜ぶことは出来ません。。
これだけの大きな悲劇を繰り返さないために、原子力発電所の廃絶に向けて歩みを進めて行かなければならないと思います。
長野発の深夜バスにて、早朝に京都に到着。
まだ暗い京都の街を歩き、東本願寺にお参りをしました。
その後、尾角光美さんと合流して静かな食堂で朝食を頂きました。
いったんお別れした後で、今度はゆみさんと合流し、清水寺へと向かいます。
「観○光EXPO」というアートイベントに作品を展示されているアンティエ・グメルスさんにお会いするために・・・
清水寺の経堂に、アンティエさんの作品は展示されていました。
「3000の祈り」と題された、3000枚の小さな絵の作品です。
一枚一枚にアンティエさんの祈りが込められています。
アンティエさんが絵を描くときには、1人静かに集中をして瞑想状態の中で描いていくのだそうです。
時には食事を摂ることも忘れ、何十時間も描き続けることがあるそうです。
一枚一枚の小さな絵がたくさん並べられたとき、そこには曼陀羅のような世界が浮かび上がります。
アンティエさん、農楽娘、ゆみさん、再び合流しました尾角さんと一緒に。。
会場には、若きアーティストの渡辺富美子さんも訪れていました。
富美子さんとは、魚柄仁之助さんを通してその作品を初めて送って頂いたのが、かれこれ5年ほど前になりますか・・
いつかお目にかかりたいと思っていたのですが、偶然、お会いすることが出来ました!
15歳でイギリスに渡り23歳の現在まで海外で絵の勉強を続けてこられ、最近日本へ戻ってきたそうです。
富美子さんの作品は、、http://www.flickr.com/photos/fumiko-watanabe/
アンティエさん、富美子さん、どうもありがとうございました。
この展示は、10月23日まで続けられています。皆さんどうぞご覧になってください!!
さて、、清水寺を後にしまして、、、尾角さん、ゆみさんのお誘いで今度は琵琶湖のほど近く、滋賀県大津市まで足をのばしました。
そこでご紹介頂きましたのは、これもまたとても聡明で優しさに満ち溢れている女性、赤塚かずこさんでした。
かずこさんの手料理は、盛り付けも美しく、とても優しい味でした。
デザートの杏仁豆腐です。食べられるお花が添えてありました。
お茶を入れてくださるかずこさんです。
立ち居振る舞いにも、文字にも絵にも、女性らしい細やかさが満ち溢れていました・・・。
かずこさん、いろいろとありがとうございました。そして、、どうもご馳走様でした!!
かずこさんのお宅を出ましてからの涙涙のひと騒動、タクシーに振られ深夜バスに振られ、、別便の深夜バスで東京経由で長野まで戻り、疲労困憊でお山の上に戻った農楽母さん、今日は、ついにダウンの一日でした。。
10月16日(日)には、永田町黒澤の皆さんが、バス+車で稲刈り体験にお越しくださいました!
総料理長の佐藤さんは、前の晩の深夜から農楽里入りをして、早朝からお昼ごはんの準備にとりかかりました。
ふわっふわの出汁巻き卵の作り方講習会です。
講習を受けるW750cc農楽娘たち(笑)
明太子入りとプレーンの2種類の出汁巻き卵が出来ました!! もちろんふわふわで美味しいのです!!
外では、高崎市で天ぷら屋さん「もっこす」を営む山口さんご夫妻が炭火をおこして下さいました。
そして大量の鮭を焼いてくださいました!
炭は、原伸介さん作の炭也。
さて、いよいよ稲刈りですが、朝方まで雨が降り続いていたために圃場がドロドロです。
子どもたちは裸足になって頑張りました!
農事通信員の笠井さんがクイズを出しました「稲穂一本には何粒のお米が付いているのでしょう?」
一生懸命に、数える子どもたちです。
午後には、足踏み式脱穀機を使用しての稲の脱穀から、籾すり、唐箕、精米までの一連の工程を体験します。
子どもたちは母屋の周りで自由に遊びました。
皆さんへのお土産は、畑から掘りたてのニンジンです!
ホテルウーマン3姉妹がネコに山盛りのニンジンを運んで下さいました。
お帰り間際・・・車に乗り込む皆さんを、元スタッフの若いお兄さんがギターと歌でお見送り! 「see you again!」
皆さんをお見送りした後の一休みの時間。縁側で珈琲を頂きます。
深夜から翌日夕方までの稲刈りの一日、皆さん本当にどうもお疲れ様でした!! ありがとうございました!!
今日稲刈りをしたお米は、被災地である石巻、福島等に、支援米としてお届け致します。
さて、、イベント終了後に、農楽母さんと農楽娘は小布施町まで車を走らせました。
中島千波美術館を会場に、野田純子さんの還暦祝いコンサートが開催されたのです。
純子さん、おめでとうございます。そしていつも素敵な歌をありがとうございます!
そして、この日はまだまだ終わりません。。。
小布施を後に長野駅まで戻り、深夜の夜行バスで京都へと向かったのでした・・・。
つづく・・・。
農楽里ファーム母屋の前、栗の樹の下で、カケスの羽を拾いました。
美しい羽根です。
愛鳥家垂涎の羽でもあります。
カケスの鳴き声は、「ギエーグエー」とうるさいのですが、、羽はとても美しく、拾うことが出来ると飛び上がるほど嬉しい農楽母さんです!
午後から雨になりました。。
夜には、お友達からシャンソンのライブに誘って頂きました。
長野の街にもこのようなお店があるのですね・・。
「ラ・ペーニャ」とは、スペイン語でライブハウスのことなそうです。
今夜は、シャンソン歌手のキャンディ☆ローズさんのライブです。
心の奥深くに響くとても素敵な歌声です。。
一番感動した曲は、ベトナム戦争を背景に作られた「ハノイの恋人」という歌でした。
戦いが終わりあの人が 帰ってきたとしても
私はもう彼とは 結婚できません
胸を合わせて誓い合った 約束でしたのに
私のわがままを 許してください
爆弾で両足を もぎとられた姿で
あなたの前に行くなんて
とてもできません
ハノイの空に本当の 平和が来たとしても
私はもう彼とは きっと会わないでしょう
私のこんな姿を見ても 優しい人だから
私を胸にいだき 離さないでしょう
*だから今あの人に 手紙を書きました
あなたよりずっとすてきな
人と一緒になると
爆弾で両足を もぎとられた姿で
あなたの前に行くなんて
とてもできません
キャンディ☆ローズさんは語ります。
「女として、そして母として、戦争を許すことは出来ません。私には戦争を止める力はないけれど、歌うたいとして戦争の悲惨さを伝えていきたいと思っています。」
オーナーのうえむらさんとのツーショットです。
うえむらさんは、南米の民俗音楽(フォルクローレ)の演奏家でもあるそうです!
キャンディさんのシャンソンライブは毎月第2金曜日の夜7時から。
ぜひ、その素敵な歌声とトークを聞きにいらして下さい!
今日は、京美人のみきさん&たいちくんが遊びに来て下さいました!
たいちくんをおんぶしながら、畑の作業をお手伝いするみきさんです。
一休みのおっぱいの前に・・・
たいちくん、最高の笑顔です!
午後には、お客様にお願いをされたもち米を、手で少しだけ脱穀しました。
たいちくん、わらに興味しんしん・・。
つかまり立ちが出来るようになって、少しづつ行動範囲が広がっています。
そして好奇心もどんどん湧いて来る時期ですね!
たいちくん、何か納得した模様です!(笑)
次なる興味は、、、
炬燵のかけ蒲団からはみ出しているチャイのしっぽ。頭隠してしっぽ隠さず!?
これは、、はて? どうしたものか・・??
ニカッとした後で・・・、やっぱり・・・
ムギュ~~!!
でした!(笑)
昨晩は、日付が変わるまで広子ちゃんとのお話しが続きました。。
でも、満月の前後にはあまり体の疲れを感じませんね・・。
夜が明け、一緒に畑へ向かいます。
農楽里へ来て、生まれて初めて大根を抜いたとき、「ワー大地とつながっている感じがする!」と感動した広子ちゃん、今朝はどうでしたか??
本日発送のお野菜セットに入れる青いお野菜たちです。
小松菜、水菜、キャベツ、ラディッシュ、大根、、、これに、葉付きニンジン、長ネギ、ニンニク、ジャガイモ、ズッキーニ、等が入りました。。
ネコを押して急な坂道を登る広子ちゃんです。
足腰が鍛えられます!(笑)
そして夜には、澄んだ空気に満月が浮かびました。。
今夜の空気のように、いつも透明で澄んだ心でありたいですね。。
今日は、アトリエデフさんの田んぼの稲刈り&脱穀作業の日でした。
時間が限られていましたので、稲刈り機を使い、午前中には稲刈りを終了です!
お昼御飯は、広子ちゃんがお得意の雑穀料理を作ってくださいました。
黒米ごはんのおにぎり、もちきびポテト、ニンジンの葉のかき揚げ、小松菜と水菜のサラダ(アマランサスドレッシング)、焼きネギのみそ汁・・
広子ちゃん、いつも美味しいお料理をどうもご馳走様です!
少しの一休みの後で・・・
午後は、先週稲刈りをした田んぼの脱穀です。
アトリエデフスタッフの増田くんと古旗さんです。
まるで初々しい若夫婦のようですが、、全く違います(笑)
脱穀作業と並行して雑穀のヒエの刈り取りが行われました。
こちらはすべて手刈りです。
アトリエデフの皆さんと、夕方まで作業は続きました。。
空を見上げるときれいなお月さま。
明日は満月のようです。
農楽母さんは、月明かりの中、上田まで車を走らせました。
11月6日に開催される小出裕章さん講演会の実行委員会に参加するためです。
今日は、ポスターとチラシが出来上がりました!
写真の小出さん、研究室に訪ねた際に撮らせて頂いた一枚です。
小出さんの、深く澄んだ眼差しをとらえた写真です。。
陽射しの強い一日でした。
日中は半袖になりたいほどのポカポカ陽気でした・・・。
朝御飯前に、お客様と一緒にニンジン畑の間引き作業をしました。
農楽子猫たちも一緒です。
東京へのお土産にする間引きニンジンを抱えるNさん。「生でニンニクのソースで頂きたい!」と、大喜びです。
畑から戻りまして、朝食を一緒に作って頂きました。
簡素な食事ですが、農作業の後でお腹が空いていたこともあり、とても美味しく頂きました。
採れたてニンジンの香りと美味しさにもびっくりです!
京大原子炉実験所助教の小出裕章さんの講演会が、11月6日(日)に上田市の長野大学を会場に開催されます。
「のらりっ記」でもたびたびご登場頂きました小出さんです。
3.11以降、いろいろなことがあり絶望のどん底に落ちていた農楽母さんに一筋の明るい光を与えてくださった大きな存在。
農楽母さんも実行委員の1人となり、講演会の準備を進めております。。
皆さんも、40年に渡り原子力の専門家として反原発の姿勢を崩さずにまっすぐに歩んでこられた小出さんに、ぜひ直に触れてみてください。
「未来のために!福島原発事故が教える現実」
会場:長野大学
日時:2011年11月6日(日)
開場:午前9時30分 開演:午前10時00分
講演 小出裕章
京都大学原子炉実験所助教 兼 京都大学大学院工学研究科都市環境工学専攻助教
参加費:500円(資料代込み)
定員700名 メイン会場300名 サテライト会場400名
問い合わせ先・実行委員長 鈴木永 hisa@togodo.co.jp
定員になり次第締め切ります。
当日受付は予定しておりません。
主催:うえだ百勇士会・小出裕章講演会in上田実行委員会
後援:長野大学
講演会のホームページアドレスは以下の通りです。
お申込受付が始まっています。